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【レース回顧】クラスの高い3歳牝馬たちが輝いた、フェアリーステークスの舞台

フェアリーステークスのレース回顧の記事です。予想はこちらからご確認いただけます。



レース結果

netkeibaより

レースラップ
12.3-11.1-11.3-11.9-12.3-12.2-11.5-11.4
コーナー位置
2角 : (*9,10,12)(4,5,13)7(1,2,6)(8,14)3-11
3角 : (9,*12)10(4,5,13)1(2,7)(8,14)6-3,11
4角 : (9,*12,10)(4,5,13)(1,14)(8,2)(6,3)-(11,7)

1着 イフェイオン

イフェイオンは外側からスタートしましたが、スムーズに先行することができました。コーナーに差し掛かる直前、12番の馬と少し接触しましたが、その大型馬らしい堂々とした態度で動じませんでした。コーナーでは体勢が不安定な走りが見られましたが、それでも直線に入ると先頭の馬が失速する中、ペースを維持したまま最後まで走り抜き、1着でゴールしました。コーナーでしっかりと走るためには、馬体の調整が必要ですが、これができれば今後の更なる成績向上に期待ができます。


2着 マスクオールウィン

マスクオールウィンはレース開始から後方でポジションをとり、慎重な競馬を展開しました。コーナーでは外側を回ることになり、距離ロスが生じましたが、最後の直線で見せた末脚は最速であり、見事2着に輝きました。前回の1200mのレースとは異なる内容で、驚くべきパフォーマンスでした。彼の高い操縦性が光り、今後の期待が高まります。伝説の新馬戦からまた1頭の素晴らしい結果が加わりましたね。

3着 ラヴスコール

ラヴスコールは1枠からスタートしました。素早いスタートを切り、中団の内側にポジションを確保して、じっくりと脚をためていました。直線に入ると、前から徐々に力を失っていく馬たちを巧みに避けつつ、加速し、見事3着に入りました。騎手はこの馬の持つ能力を最大限に引き出す騎乗を見せましたね。

4着 スティールブルー

スティールブルーは中団やや後方に位置を取りました。直線に入る際には外側に動き、素晴らしい脚を活かしましたが、やや後ろのポジションからくるため、結局4着に終わりました。体がまだ小さく成長途中であるため、今後の成長に期待が寄せられます。

5着 ニシノティアモ

ニシノティアモは大外枠からスタートし、終始外を回る展開となりました。それでも、直線に入ると最後まで失速せず、見事5着に入りました。自らの走りで巻き返す姿勢が見られ、今後の期待が高まります。

6着 キャットファイト

キャットファイトは前回同様、スタートは良好でした。前回は控えた走りでしたが、今回はそのまま逃げる展開になりました。しかし、コーナーに入った段階で外からジークルーネに絡まれてしまいました。直線に入ると失速し、結果的には凡走に終わりました。彼女は高い能力を持っていますが、気性の難しさと人気馬としての注目度が高まり、なかなか結果を残せていないことが悔しいです。一度休養を取り、立て直しに期待したいところです。続けて出走しているにもかかわらず、体重がプラスになっているのは良い兆候です。

7着 テリオスサラ

テリオスサラはゲートで立ち上がり、大きく出遅れてしまいました。結果的に最後方からの競馬となりました。彼女の走りにはまだ粗削りな部分が目立ちますが、出遅れた状態から最後に素晴らしい脚を使っていました。コーナーから直線に入る際には、進路選択に工夫が足りないように感じました。それにも関わらず、彼女の能力は高いと感じました。今後の調整でさらなる成績向上が期待されます。

まとめ

今年の3歳牝馬の高いレベルが浮き彫りにされたのが、フェアリーステークスでした。レースのタイムは、過去10年で最速の1分34秒で、今年のクラスの高さを象徴しています。6枠からの馬券絡みは今年も難しく、結果を出せませんでした。勝利したイフェイオンはまだ完成されていない走りを見せていますが、コーナーでの巧みな走りができれば、クラシックでも注目される存在になるかもしれません。

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