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無視できの備忘録 #20

しれっとヘッダーを新しいフライヤーに変えてみた。昨年作成してもらったフライヤーでもよかったのだが、より誰の物語なのか伝わりやすくなったのではないだろうか。

デザインの初稿段階では髪の毛がロングの女の子の絵でしたが、主役の三原桜を演じる岡本尚子さんの髪の長さに少し合わせてほしいなと思ってデザイナーに変えてもらったりもしました。

あと有線だったので無線のヘッドフォンにしてもらったのも、舞台で使われる小道具にあわせてになります。

フライヤーデザインについてはそのぐらいしか私からは指示出しはしていないかなぁと。あとはあらすじを読んでいただいて思ったとおりにデザインしてもらったように記憶しているけれど、そのやりとりをしていたのももう数ヶ月前の話なんだなぁと思うと、どのぐらいこの記憶が正しいのかはわからないわけで。

台本については脱稿後、台詞のリズムやテンポ、きっとこの人はこういう芝居をしてくるだろうなぁとか考えつつ、修正を行った。書きながら修正を行ってしまう私にとっては完成した段階で全体バランスを見たり、過不足について考える。私の作劇のテーマはドラマだけを描かない。日常のやりとりの流れでドラマが立ち現れるということ。

台本を出演者に共有後に台詞を大幅に削ったり付け加えたりするのは申し訳ないなぁとは思うタイプの人間のため、展開後に更新をするのは避けたいとは思っているものの、そうもいかないわけでした。

例えば(まあ削ったことなのでネタバレにもならないとは思いますが)ラストの長台詞はばっさり切り捨てた。流れの悪さ、この場にいるキャラにとってはもう言葉はいらないと思った、そして歌が言葉の代わりになっていると思ったので切り捨てた。切り捨てられた台詞は墓場に葬られ、データとしても残らない。

この物語は夢を今追っている人にも、諦めた人にも何かしら思うことがある、そんな話ではないだろうかと。夢のため地元を離れる決意をした人がいて、地元で夢を追うことを決意した人がいて、夢よりも大事なものを見つけた人がいて、夢の周りには色々な思いを抱える、いろいろな環境にいる人達がいる。

正直私はこの物語がどうなっていくのかは一つの答えを持っているが、その答えは誰かに伝えるものではないとも思う。観た人、演じた人、それぞれが考えて、行動し、台詞を口にするのが良いと思う。勿論(役者に対しては)台本の読み方、理解が異なればそれは修正するけれども。

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