ありの行列 提出で並ぶ子どもたち
まるで人気のお店に並ぶかのように
提出待ちで教室に並ぶ子どもたち。
よくありがちな光景ではないだろうか
かくいう私も昔、算数や漢字のチェックなどで教卓の前に列を作っていた
当たり前のように子どもたちを待たせていたのである
すると当然のことだが、
集中力の途切れた子どもたちが喋りだす
どんどん周りの子に伝染していき、いつの間にか教室がうるさくなっていたのである
そして私はいうのである
「何回言えばわかるの?静かにしなさい」と
今、目の前に昔の私がいるのであれば
「君こそ何を言ってるの?」
といってやりたい。
子どもたちが喋っているのが悪いのではない
子どもたちが喋りたくなるような環境を作り出してしまっているのがいけないのだ
自分の尊敬する先生がいっていた
何か問題が起きたとき、人を疑うのではなくて環境を疑えと。
まさしくこの言葉の通りである
どう考えても子どもたちの集中が途切れやすい環境にしていたし、話しやすい状況をつくってしまっていた
加えて言うならば待っている間、子どもたちにとってなんの生産性もない時間を作り出してしまっていたのだろう
私がするべきことは行列に静かにしなさいと指導するのではなく、並ばなくて良い仕組みをつくることだったのである
いま、私の教室にありの行列はなくなり
それぞれの進度に応じた学習に取り組んでいる
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