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法人化について

ウェブ制作のフリーランスとして働いてはや17年。
ここに到るまでの仕事の変遷を綴るマガジン、第15回です

昨日、コミにティビジネス用の法人を仲間と共に作ったお話を書きましたが、その前に自分の会社を作っていたことを忘れてました。

割と早い段階で、個人事業主から法人化したと思います。
多分、個人で申告したのは2回くらいじゃないでしょうか。

とある人から、大企業のイントラのサイト作りのお仕事を紹介してもらった時に、間に入ってもらった会社に請求書を出してもらって、僕がその間の会社に請求書を出して、と、まぁ面倒なことがあったんですね。
法人化した方が何かと便利なんじゃないの、と助言をもらったのでした。

時は、1円起業という言葉が出てきたころで、資本金が1円でも会社が作れるという仕組みが始まったところでした。

僕は一人でできるところまでは自分だけの力でやってみようと、色々調べながらやったのですが、まぁ、かなり大変だった記憶があります。
まず法人の口座を作らないといけないのだけれど、法人がないのに口座は作れない、でも資本金が口座にあることを証明しなければならない。
どっちが先だったかもう忘れました。
で、定款を作って、それを公証役場で定款の認証してもらって、法務局に届けてぐらいまでは一人でやったかもしれないのですが、そのあとの、税務署に申告するぐらいで、何が何やら分からなくなりました。
というより、面倒臭くなったんですね。

で、そこから労務士さんだかに入ってもらって、残りの作業をやってもらったのだと思います。

なので、1円どころではなくて、数十万単位でお金が必要だった気がします。
(ま、資本金は1円にはしなかったのですけれど、大した金額ではありません)

初めは有限会社だったのですが、途中から株式会社に変更し、社名も変えました。事務所を借りて住所も変更しました。
この時は、全部作業を外部にお願いしたので、またかなりお金がかかった気がします。

のちにこの事務所を閉じてまた自宅に戻すのですが、住所を変更するだけで7万円もかかったのをよく覚えています。
この時の7万円は本当に痛くて、なんで住所を変更するだけでこんなにお金がかかるんだよと思いましたね。

会計士さんは今でも入ってもらっていて、毎月一定の額が飛んでいきます。
決算の時はまとめてまたお金がかかります。
(クラウドにすれば楽かと思ってチャレンジしたのですが、僕はどうにもこういう事務仕事が苦手で、今は全部丸投げです)

かように、法人にするとお金がかかります。

が、法人にしておいてよかったなとはつくづく思います。
やはり法人という枠があることは、大きな意味をもつのです。

でも、これからフリーランスになる方に法人化を勧めるかというと、これはまた話が変わってきます。

法人化するとお金がかかる。
これは間違いないからです。

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