見出し画像

ボランティアの世界

今日は行政が取りまとめている有償ボランティア、ファミリーサポートセンターという制度の説明会に行って来た。

5月末から7月頭にかけて通った「子育て支援者養成講座」を卒業し、ファミリーサポートセンターの支援者として登録できることになったからだ。

支援内容としては、仕事で忙しい親御さんの代わりに保育園の送り迎えをしたり、塾やお稽古ごとの送迎などが主なものになる。

さて、その説明会なのだが、本当に、本当にわかりづらかった。
自分たちの仕事の段取りを、うまく説明できない。
「大切なお子様の命をあずかるのだから」などという枕詞がつくのだが、その重大さが説明の仕方に反映していない。

僕らの頭にはハテナマークが浮かびに浮かんで、質問せずにはいられない。
そうすると、先方はペースを乱されたと思うのか、なんだか攻撃的な反応をしてくる。

仕組みがまた複雑なのも、なにやら行政らしい感じもする。
責任の所在もかなりゆるい。
初めだけは行政が絡むが、それ以降は個人間のやり取りとなり、それを行政に報告する形になるそうだ。
最後はなんとなくわかった気になったけれど、やりながら理解していくしかないのだろう。
ちょっと怖い。

だが、これはボランティアだからしょうがないということにはならない。
少額とはいえ、お金をもらうのなら、きちんとやる必要がある。
ましてや、まさに子どもの命をあずかるのだから。

でも多分、利用者と支援者の間での馴れ合いの中で、行政の仕組みで安く使える誰かと、誰かの助けになって喜びを感じる誰かがマッチングされて、それでいいだろうという世界なのかもしれない。

家に戻り、ソーシャルワーカーである妻にその鬱憤を話すと、ボランティアってそうなりがちなんだよねぇ、私も苦手、という。

オリンピックのボランティアも問題視されているが、なかなか難しい問題である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?