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スペインサッカーはなぜ強い?本当の意味での「競争」がそこにはある!!

おら!!

今日のテーマは競争力。

スペインではcompetición コンペティシオンと呼ばれています。

このコンペティシオンがスペインサッカーの強さを支える1つの基板だと思っています。

日本とは違うスペインサッカーの競争の仕組みを解説していきます。

兎にも角にもまずはリーグ戦

ここ最近取り上げているテーマですがここでも出てきます。

10年近くスペインで指導者をやって今現在たどり着いている答えの1つにスペインの競争力はリーグ戦で成り立っていることに気づかされます。

小学生の時点で日本の高校生よりも多くの公式戦をこなしている。

毎週末公式戦がくるリーグ戦の仕組みは気づかないうちに選手間の競争力を育んでいることになります。

練習は週末の試合に招集されるためにします。

高いインテンシティで練習してライバルよりも抜き出ることで試合に出ることに繋がります。

1チームの登録人数が25人までなので、日本のようにベンチ入りできなかったからその大会はスタンドから応援するということは起きません。そして次週の練習からはその週末に招集されるように再度競争することになります。

チームメイトであると同時にポジション争いをするライバルでもある。という図式が完成している、そしてその競争がリーグ戦のため毎週行われているのです。

チーム内での競争の次はリーグ戦の競争になります。

純粋に順位争いです。

リーグ戦なので昇格と降格があります。

シビアなリーグ戦をシーズンを通して闘う。年間30試合の公式戦を経験するということがどれだけの競争力を生み出すかは容易に想像できると思います。

良い練習をして試合に出続ける

プロクラブのカンテラ(下部組織)でプレーしている選手はこの競争に勝ち抜いてきた選手だと言えます。そしてより高いレベルでプレーするチャンスを得ている選手たちです。

でも中には良い練習していても試合に出れない選手もいます。ユースなどの高いレベルになればなるほど多いです。

その場合は選手は移籍します。リーグ戦のカテゴリーを下げて試合に出れる環境へ移ります。

試合というコンペティシオンに身を置くことでその時には開かなかった才能が翌年には開花して戻ってくるなんてことはよくある話です。

スペインのリーグ戦にはどんなレベルの選手でもプレーできる環境が整っています。

ベンチ入りできなかったら競争に負けたではなく、次週呼ばれるように努力する。それでもダメなら移籍して競争できる環境に身を置く。

そういった意味でピラミッドの裾が広いです。

これがスペインの強さを支える競争力なのです。

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