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高知旅行記④四万十川カヌーという名のソロ活精神修行

 昨日はクジラには結局会えずじまいでしたが、旅は続きます。目次はこちら
四万十川といえば上流から下流まで澄んだ水の流れが有名ですが、そこでやってみたい体験といえば、SAPやカヌーなどのウォーター系アクティビティかなと思います。ちょうど宿+カヌーというピッタリなプランがあったので、高知旅最後の事前予約プランとしてこちらを申し込んでおいたのです(=ここから先は全ての旅を臨機応変に組み立てていきました)。

1)土佐大正駅での朝活、四国新幹線アゲイン

この朝に食べた最後のカツオ。この旅でカツオのたたきに塩を掛けるスタイルに目覚めました
道の駅には水曜どうでしょうファンに嬉しいこんなパンフレットも!

 早朝便から次の汽車までの数時間を朝食や道の駅めぐりでやり過ごし、キャンプ場やホテルが集まった観光拠点である予土線の「江川崎(えかわさき)駅」へ。その際の車両はあの四国新幹線でした(前日の回参照)。

宇和島は隣の愛媛県なので、結構な長距離を行く汽車だったりします
この新幹線風車両の中に、こんな感じで模型が飾ってあるのです

 なんとなく乗客も「鉄ちゃん」率が高い気がしましたが、競うように模型前を占有したりせず、互いに譲り合って穏やかに撮影会をしていました。余白の多さは心の余裕……そんな事をしみじみと感じましたね。

2)ねんがんのカヌー体験と、ちょっとだけ精神修行

予土線が走る橋脚の下から四万十川をのぞむ

 江川崎駅は二日目に泊まった中村駅(四万十市)の上流に位置していますが、川の流れがゆるやかな箇所が存在し、そこがカヌーの初期練習にピッタリという事なのだと思います。

こんな感じで、練習しやすそうな環境!

 講師の皆さんのレクチャーを受け、カヌーのいろはを習得。流れのゆるやかな場所で、パドルの漕ぎ方やバランス感覚をつかむ練習を行います。……ちなみに、乗船前から分かっていたことですが、一人客は私だけで、他は家族連れもしくはカップル・友人同士での参加でした。次回はぜひ誰かと一緒にグギギギギ……!とか最初は内心歯ぎしりしてましたが、

余裕ができたころ、カヌーの上からスマホでぱちり。素晴らしい天気!

 いつしかそんな雑念は消え失せ、四万十川と対話するようにカヌーをコントロールしたり、清らかで冷たい流れに手のひらをひたして筋肉痛を癒したり、時には目をつぶり 静かに川の流れに身を任せたり……そんな穏やかな時間に心身が開放されてゆくばかりでした。
また、川の流れも穏やかかと思えば急流が突如やってきたりなど、スポーツ的な刺激も十分にあり、先ほどの雑念とは関係なしに、誰かを連れてきて一緒にまた体験したいなー、と強く思いました。四万十川でのカヌー体験、とってもオススメです!

カヌー体験終了後。本当に奇麗な場所ですねー!

3)きたいのバンガロー泊と、ちょっとだけ精神修行

 帰りは下流からバスに乗り、再度江川崎駅前まで移動。このまま同じ業者さんの運営するバンガローに宿泊です。一人バンガロー!なんと心躍る響きでしょうか。ロフトに上がったり、さらにそこから星を眺められたりするんでしょうか?! チェックイン前から期待で胸が高鳴ります。フロントでカギを受け取り、いざバンガローへ!

さすがに部屋番号を二度見三度見しました

 修行ふたたび。この防火倉庫(バンガロー)をキャンプ地とする!

 ……そんなわけで、しばし「いいネタができた!」と心の中で笑ったあと、近くのホテルへ外湯を借りに向かったのでした。バンガローの見た目は多少アレですが、室内は畳張りで冷暖房もしっかりしており、なかなか快適に過ごせましたよ!とフォローしておきます。

一歩外に出れば、すぐに奇麗な風景を見られるわけですしね!

 カヌーを運営している会社さんはキャンプ泊もしくはバンガロー泊になりますが、大浴場を借りた「ホテル聖羅四万十」さんはとても快適そうだったので、こだわりが無ければこういったホテルに泊まるのが良いのではないかと思います。風呂上りのアイスも美味しかった!

4)魚が強けりゃ肉も強い。高知グルメおそるべし

ディナーは四万十牛①!希少部位盛り合わせ!
ディナーは四万十牛②!サシが美しい!

 夕食は四万十牛を取り扱うお肉屋さん直営の「焼肉よこやま」さんで頂きました。とっても美味しいのに値段はリーズナブル!高知の魚はどれも美味でしたが、肉もなかなか侮れません。こことは別に近所でとても美味しそうなお店もあったので、ぜひまた江川崎には訪れたいですね。

予約で満員御礼だったお店。店構えからビンビンに旨さが伝わってきました

 ……そんなふうに大満足の一日だったわけですが、実は水面下でひとつ大きな問題が起きており、翌日からその対応に追われることとなったのです。まだ休みは数日残っているにも関わらず、場合によっては即帰宅を与儀なくされる事態とはいったい!? 次回に続きます。

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