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【Think Smart】に学ぶ”より良い情報収集と決断”

「Think Smart」

1月くらいに出た本だけれど、読んだことあるだろうか?似たようなタイトルで、「Think Clearly」もある。ご想像の通り、同じ著者の本です。この著者の本は、読みやすく、とてもおすすめだ。今回は、Think Smartなんだが、学びになったことを書きたいと思います。本を通じて、一貫したテーマの元で書かれているのは、間違いない。それは、私も同じようなことを思っています。それは

「よりよく生きる」

ということです。よりよく生きるっていうのは、経済的にも。人間関係的にも。知的にも。より良い選択をして、生きていくこと。最近ではコロナで、とても騒がしくなっています。そこで、どのような情報を見て、選択するか。こういうのは、残念ながらぼくら一人一人に委ねられています。本当はね、政府が信じられて、正しい情報や指針を出してくれれば、助かるんですがね、、、。今や、頼れるのは自分の力。知性になりそうですね。

そういう時に、このThink Smartはとても良い本だなと思いました。これを読んで、すぐによりよく生きれるわけじゃないんですが、必要な本かなと思いました。この本で書いていることは、「間違いを避ける方法」についてです。いろいろな心理学の実験や法則をベースに、「これをすると間違いやすい」っていうことを書いています。

「幸福を手に入れるなら、不幸を避けること」
「ビジネスにおける難問の解決法より、難問を避けることの方が価値がある」

と、この本で書いているように、間違いを避けること。このことについて、人間の心理学をベースに書いているのが、この本です。でも安心してください。難しくないです。すごいなと思うのが、この本って、かなりわかりやすいんですよね。こういう心理学ベースの話って、めちゃめちゃ難しいんですよ。でも、1つ1つが、とてもわかりやすく書いています。

「事例→心理学効果→どうすべきか」

のような感じです。そして、1つの章が独立しています。52個の間違いをベースに解説しています。どこを読んでも、前の章を読まないとわからないってことがないので、かなり読みやすいんじゃないかなと思います。

本の使い方として、3つ紹介したい。

1つ目.より良い情報収集のため

知っておくとめっちゃいいのが、このことです。私たちはメディアに出される情報に、結構左右されます。メディアに出ている統計をベースに、専門家が「こういうことになっていますよ」って言われると、すぐに信じてしまいます。これは、日本人の良いところでもあり、悪いところだと思います。

昔、ドイツ人の起業家と話したことがあるんですが、ドイツでビジネスをするって、とても難しいんですね。というのも、ほとんどの人が、信じないそうです^^;なので、ドイツ人は自分の商品を海外で売ることを、普通に考えているそうです。日本なら、日本でビジネスをするっていうのを、よく考えると思うんですが、その逆ですね。珍しいと思います。

日本人は、偉い人が言った言葉をすんなり信じやすいです。でも、最近もよく出ていますが「Fake news(嘘のニュース)」っていう言葉もあります。僕ら一人一人が、正しい情報を選別する、見抜く力も必要だと思うんですね。「Fake information(嘘の情報)」「Fake statistics(嘘の統計)」みたいなものが、蔓延しているのです。

この本では、そういう統計の注意の仕方が書いてあります。その部分を読むだけでも、気づきがあると思います。

(息抜き)2つ目.ブログのネタ笑

この本は、一章ごとに独立しています。なので、この本の一章をネタに、ブログを書くっていうことはとても簡単にできると思います。もしネタに困っているなら、どうぞ笑。笑と書いていますが、それぞれの章は、とても良い記事になるので、馬鹿にはならない。あとは、こういう心理学効果をネタに話すのもアリだと思います。

3つ目.より良い選択と決断

より良い選択・決断のため。例えば、キャリアのこと。ビジネスのこと。人間関係のこと。ありとあらゆるところで、選択・決断が必要です。この選択や決断の有名な逸話で、有名人や偉人の話があります。僕の偏見ですが、「決断をえいや」でやって成功したケースの話が、多いように思います。最後は、そうなるっていうのも理解できるんですが、、、

僕の見ている限り、えいやでやってうまくいくケースって、本当にレアなんですよね。後々、調べてみると、かなり周到に計算しているケースが多いんです。でも、一般的な認知として、「決断は勇気だ」みたいなところがあるように思えます。でも、それはとても危険なわけです。少し脇道にそれますが、こういう事実って、めっちゃ怖いと思うんですよね。特に起業系のセミナーだと、もう「お前には起業しかない!」みたいな感じで、詰めるのもあるようです。それって、この本で書いているのを見ると、間違った選択になりやすいです。

そうならないためにも、選択や決断の傾向。そういうメカニズムを知ることは、より良い選択や決断を助けるツールになると思います。もし、興味があったら、是非ご一読を。

では、また。

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