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国語辞典の「読み」方

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記事一覧

サラリーマンしんめいかいくん

先の記事で と書いた。早速やってみる。(以下、引用元のないものは『新明解国語辞典 第八版…

やまねたけし
1か月前
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「実社会」の窓を通して

最初に宣伝。辞書スタンプ面白いので、ぜひ使ってみてください。 「実社会」がやってきた2024…

やまねたけし
1か月前
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「〇〇散らかす」について「書き散らかす」

脚本家・今井雅子先生が書かれた短編小説『膝枕』の外伝「膝枕ナビコ」シリーズの一つにこんな…

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『和名類聚抄』で「〇〇」を調べてみた【番外編】

先日、折口信夫さんの『辞書』という随筆の朗読をstand.fmに上げた。下の簡単な解説記事でもお…

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『和名類聚抄』で「〇〇」を調べてみた

はじめに この記事は、clubhouseのルーム「声優うのちひろが新明解国語辞典を読む。あの声で…

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「辞書」折口信夫

stand.fmに投稿する音声の第二弾として、青空文庫から折口信夫の「辞書」を選んだ。およそ六千…

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「美味」は新明解のみにあらず〜「ズワイガニ」の例〜

『新明解国語辞典』(以下、『新明解』)はその独特な語釈で有名である。中でも、食べ物の語釈に「美味」、「うまい」、「おいしい」などの感想ともとれる言葉を使っている点はしばしば話題になる。 『新明解』は1972年に初版が発行され、最新第八版が出版されている。版を重ねるごとに語釈が見直されている。ここでは「ズワイガニ」を例に、①語釈の変化、そして②『新明解』への「美味」の輸入について紹介する。 『新明解』第四版、第五版、第八版の語釈の比較新明解国語辞典 第四版(三省堂、1989

「彫刻」の語釈を超濃く比較

『新明解国語辞典』(以下『新明解』)はその独特な、時に辛口の語釈で知られている。その傾向…

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↑これは「スコップ」? 「シャベル」?(調査継続中)

土を掘るときなどに使うハンディサイズの道具を「スコップ」と言うか「シャベル」と言うかが、…

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[バズの日記念]「バズる」について辞典出して考えてみた

今日8月2日は「バズの日」だそうだ。  広告代理店アサツーディ・ケイが制定。 広告手法の一…

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[スイカの日記念]「スイカ」は野菜か果物か?

序論 7月27日は「スイカの日」だそうだ。スイカと言えば、野菜か果物かでたびたび議論になる…

7

「怪獣」という言葉はいつから使われているか

緒言 「怪獣」と聞いて何を思い浮かべますか? 「東宝三大怪獣」として知られるゴジラ、モス…

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[ウルトラマンの日記念]国語辞典に載った特撮ヒーロー

本日7月10日は「ウルトラマンの日」だそうだ。 この「ウルトラマン」がとある辞書に載ってい…

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「一考」一考

突然ですがクイズです 【一考】の意味は次のうちどれでしょうか。 (1)よく考えること (2)一度考えること (3)ちょっと考えること ことの起こりは2021年7月1日いつものように、clubhouseで「【第119回】声優うのちひろが新明解国語辞典を読む。あの声で」を聞いていたときのことでした。 7月1日にちなんで、第4版の71ページにあった【一考】の語釈を読まれました。 【一考】よく考えてみること。「—〔=考慮〕を要する」 するとうのさんは、「【一考】って『ちょっと