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中小企業診断士とは?使えない?5月から独学合格したブログ 企業経営理論(マーケティング論④製品戦略)

本日は「中小企業診断士」を目指す軌跡の記事です。2021/9更新

■前回の記事(マーケティング③消費者行動)はこちら

■企業経営理論:マーケティング①の記事はこちら

1.製品戦略

製品とは、特定のニーズや欲求を充足する興味・所有、等のために市場に提供されるすべてのもの。物理的財、サービス、人間、アイディア、等

(1)製品の分類

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(2)消費財の分類

・最寄品
消費者の購買頻度が高く、購買に関する意思決定時間が短い。
たばこ、石鹸、新聞、ファストフード、等

・買回品
品質、価格などの比較に時間をかける消費財
衣類、家電製品、ホテルサービス、等

・専門品
高額品であり買回り品より購買頻度が低い。強い関心をもって購買する
※特定のブランドへロイヤリティがある場合、比較は行われない。
高級自動車、高級腕時計、医師や弁護士のサービス、等

(3)製品ラインと製品アイテムについて
・製品ライン
 製品の種類、属性、品質、などについて同一あるいは類似しているグループのこと。企業が採用する製品の広がりを製品ラインの幅という。

・製品アイテム
 特定の製品ラインを構成する製品群の最小分類である。製品ラインにおける製品アイテムの豊富さを製品アイテムの深さという。

2.ブランド

(1)ブランドの種類

・ナショナルブランド(製造業者ブランド)
メーカーが自社が製造・販売する製品に使用するブランド

・プライベートブランド(販売業者ブランド)
卸業者もしくは小売業者が自ら企画・開発した製品を使用するブランド

(2)ブランドの採用戦略

①ファミリーブランド
標的市場も製品ライン間のイメージ・競争地位も同質的である場合、統一されたイメージで訴求するほうが新製品導入時に受け入れられやすい。

②ダブルブランド
標的市場は同質だが、製品ライン間の競争地位やイメージが異質的である場合、統一的・個々のブランドを組み合わせる。

※ダブルチョップとは、1つの商品に対して2つの異なる企業のブランドを併記すること。(=コ・ブランディング)

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ライン拡張:マック、メリット(花王)
ブランド拡張:ホンダ(自動車、オートバイ、船舶)
マルチブランド:ネスレ日本(ペリエ、ヴィッテル)
新ブランド:マース社(ペティグリーチャム、スニッカーズ)

3.新製品開発プロセス

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4.サービスマーケティング

サービス(無形財)の5つの特性と対応

(1)無形性 ⇒ サービスの有形性(可視化)を高める
(2)品質の変動性 ⇒ マニュアルの整備、アンケート
(3)不可分性 ⇒ 一度に多数の消費者に提供できる仕組み
(4)消滅性 ⇒ 需要管理(時間割引、等)と供給管理(供給力のアップ、セルフサービスの導入、等)
(5)需要の変動性 ⇒ 同上(需要管理と供給管理)

内容は以上となります。4Pに入り、まずは製品戦略ですね。ブランド戦略のところが複雑でけっこう間違えやすい箇所かなと思います。内容自体は難しくはないのでひとつひとつ覚えます。

マーケティング⑤価格戦略、チャネル戦略の記事はこちら。

以上です。



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