![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58061187/rectangle_large_type_2_bb1370532a876776a66ed91a83d368e2.png?width=1200)
中小企業診断士とは?使えない?独学で合格を狙う話 財務・会計攻略(経営分析)
3章「経営分析」についてです。試験前でも覚えられるとあと回しにしていた章です。試験でも頻出なので、まずはしっかり覚えておきましょう。
■4章、5章:管理会計・意思決定会計
1.経営分析
経営分析とは、財務諸表の数値を用いて計算・分析して(狭義には)企業の収益性や支払い能力などを評価判定するための技法である。
経営分析における基本概念
①総資本=純資産(総資産)+負債
②経営資本=流動資産+固定資産ー建物仮勘定ー投資その他資産
③事業利益=営業利益+受取利息・配当金
④金融費用=支払利息+社債利息
(1)収益性分析(2)効率性分析(3)安全性分析(4)付加価値についての経営指標があるためそれぞれを理解する。
※指標はかなりあるので私が間違えやすいものを記載します。
2.収益性分析
記号の収益獲得能力の分析である。資本利益率がベースとなる。
資本については、原則期中の平均値(期首+期末/2)を用いる。
ROA: Return On Assets
総資本事業利益率=事業利益率÷総資本
ROE: Return On Equity
自己資本利益率=当期純利益÷自己資本
3.効率性分析(回転率、回転期間)
資本の使用効率の分析である。回転期間は投下資本の回収期間を示す。
総資本回転率=売上高÷総資本
棚卸資産回転率=売上高÷売上債権
(売上債権=受取手形+売掛金)
☆売上債権回転期間
売上債権を回収するのに要する日数。
4.安全性(流動性)分析
企業の支払い能力や財務面での安全性を分析するための手法。
(1)短期安全性分析
流動比率=流動資産÷流動負債
当座比率=当座資産÷流動負債
(2)長期安全性
固定比率=固定資産÷自己資本
固定長期適合率=固定資産÷(自己資本+固定負債)
☆そのほかの安全性分析指標
インタレスト・カバレッジ・レシオ=事業利益÷金融費用
5.生産性分析
企業が投入した資本、労働力などの経営資源に対して獲得した産出量の関係を示すものである。
生産性=産出量Output÷投入量Input
☆労働生産性=付加価値額÷従業員数
☆付加価値率=付加価値額÷売上高
☆資本生産性=付加価値額÷有形固定資産
☆資本装備率=有形固定資産÷従業員数
以上で3章:経営分析は以上です。指標はそのまま暗記するよりも何の指標を意味しているのかから理解するのが良いと思います。実用的な知識ではなくなってしまいますもんね。
■4章、5章:管理会計・意思決定会計についてこちら
■財務会計の全体像についてはこちら。
以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?