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<想い>世界は一つじゃない〜コミュニティーは分散せよ

競泳界で圧倒的な結果を出している
平井伯昌コーチ

北島康介、中村礼子、寺川綾、萩野公介、大橋悠依などの
メダリストを育て上げたことで有名ですが
彼らは、様々な苦境から立ち上がっています。

その強さの元は、平井コーチが水泳の練習だけでなく
美術鑑賞や、様々な別の世界を選手に見せていることです。

水泳が全てになってしまうと、そこで躓いてしまったら、次に
立ち上がるのが難しいけれど、この世にはいろいろな世界がある
ここだけが全てではない、という価値観は選手を強くすると
おっしゃっていました。

私が運営している香istクラブも100人弱のメンバーがいますが
全体連絡はFacebookアカウントを持っている人と
持っていない人のLINEグループに分かれています。

そしてLINEグループのほとんどの方がSNSを全くやっていらっしゃらない、

そんな方が約半数なのです。

いろいろご連絡をしながら気づいたことは
「見ている世界」がちょっと違う、ということです。
Facebookグループでも、よく見ている人と
アカウントは持っているもののほとんど利用していない人に
分かれています。

コロナの様々な意見も、Facebookアカウントを持っていない人たちは
全くと言っていいほど触れていませんし
新聞、テレビ(娯楽番組から教養番組まで)もよくご覧になっています。

今、世間を賑わせているオリンピック関係者の問題や
DaiGoさんの問題も、そういうことがあった、くらいで
具に発言の内容などはご存知ないので、本人に対する陰性感情も
ほとんどありません。

渦中の人はTwitterやFacebook、YouTubeなどでの激しい
バッシングに辛い思いをされていると思いますが
(決して本人は悪く無いとかそういう問題ではなく)
それが世界の全てではない、ということに気づかず
目の前に見えることだけに囚われてしまうと
自分の存在すら否定してしまうことになるかもしれません。

もてはやされれば、調子に乗って失言することもあるし
間違った本音を持っていることもあると思いますが
周囲から叱られることで、学び、考えを変えることもできると思います。

私たちも、日々いろいろな出来事がありますが
それが全てにならないよう、様々なコミュニティーに参加したり
気持ちの良い友人との連絡を大事にしたりすることの大切さを

以前ボイシーで、精神科医の先生が「和して同ぜず」というお話しされていました。

論語からの言葉を紹介されています。
「君子は和して同ぜず 小人は同じて和せず」
立派な人は人と仲良くするけれど安易に同調せず、つまらない人は他人に簡単に同調するけれど仲良くは付き合わないその金言をとてもわかりやすく解説してくださっています。

「和して同じないという態度でいると、嫌われるかもしれないけれどそういう人には嫌われてもいい、そういう態度でいたら、本当に仲良くできる人が集まってくるよ」と仰います。

深くて狭すぎるコミュニティのみに属することは危険、その先生のおすすめは、「黙ってじっとしているのではなく、いろんな人を見て、いろんなコミュニティに属すること」

例として趣味の集まりや旅先で人に出会うことを勧めています。
私も旅先で出会った人たちとは、頻繁に会うわけでも、連絡を取り合うわけでもないけれど日常のコミュニティーとは全く違う魅力的な存在として、私に力をくれます。
一人旅をしている人はとても成熟されていて、たまに連絡を取り合うと本当に元気をいただけます。


私のおすすめは、宮沢賢治の世界
プラネタリウム番組ですが、人生でこの作品に会えた人は
とてもラッキーだと思います。

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https://youtu.be/RhERGX6kZvo

キラキラ光るマスキングテープも素敵です。

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