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<映画鑑賞>BLUE GIANT

先日、ふと車で聞いた番組で麒麟の川島さんという芸人さんが
この漫画を絶賛していて、原作者の方を招いてのトークを興味深く聴きました。

車でラジオを聴くことはあまりないのですが
踏切でふとスイッチを入れると流れてきました。

川島さんがいかにこの漫画に影響されたか
その結果、サックスを練習し始めたことなどを語る一方
原作者の石塚真一さんの経歴もまた興味深く、音のない漫画で
そこまで見る人を魅了して楽器を手に取らせるなんてすごいと思いました。

これだけだったら、アニメーションの映画を劇場へ観に行くことは無かったでしょう。

noteプロデューサーの徳力基彦さんがVoicy
この映画を熱く語られていて、映像と見事に一体化した凄い演奏を聴きたいと思って
映画館に行きました。

映像も演奏も素晴らしかったです。

以下、映画公式ページより

映画音楽は、日本のジャズシーンのトップランナーであり、世界的ピアニストの上原ひろみが担当。上原は、主人公たちのオリジナル楽曲の書き下ろしをはじめ、劇中曲含めた作品全体の音楽も制作する。また、主人公たちのバンド・JASSの演奏を支えるアーティスト陣も豪華なメンバーが揃った。サックス(宮本大)はユニバーサル・ミュージック協力のもと、国内外の有力奏者を集めたオーディションを実施。応募があった世界中のプレーヤーの中から、バークリー音楽院時代からアメリカを拠点に活躍し、最近ではDREAMS COME TRUEとの共演などでも注目される馬場智章が選ばれた。ピアノ(沢辺雪祈)は、上原ひろみ自身が担当。さらに、ドラム(玉田俊二)の演奏はmillennium paradeへの参加、くるりのサポートメンバーとしても活躍する石若駿が担当。この作品でしかつくりえない、最高のジャズトリオの演奏が彩る。

また3人の主人公の声を担当している俳優
山田裕貴さん 間宮祥太朗さん 岡山天音さんも
素晴らしかったです。
映画を見終わってから知りました。

この方々の思いを知ると、ますますこの映画の素晴らしさを感じました。

劇中に出てくる日本最高のジャズクラブ「So Blue」は「ブルーノート東京」がモデルでしょう。

初めてのハワイへの一人旅。
ビーチにはいかず、山の中やライブハウスに通い、ブルーノートホノルルにも行きました。



あの時は、現地に入ってからネットで席を予約し
当日、ステージに近い席の空きがあれば変更したいと交渉し
ハワイのブルーノートに来た!という感激はありましたが演奏はすごいのが当たり前、と思って
それほど感激はしませんでした。


神戸のソネは知人に誘われて小学1年生だった娘を連れて行きました。

当時は紫煙で霞む店内で静かにずっと我慢していた娘も
今では市民吹奏楽団で時にはJAZZも吹いています。

その娘から勧められて聞き始めたドングリFM
そこでゲスト出演されていた徳力さんのVoicyに辿り着いて聴いた初めての番組がこの情熱あふれるBLUE GIANTの紹介でした。

スティーブ・ジョブズと一緒にしたら多方面から石が飛んで来そうですが、
学生に向けた言葉

将来を予想して、点と点をつなぐことはできない。後々の人生で振り返った時にしか、点と点をつなぐことはできない。今やっていることが、将来、自身の役に立つ(点と点がつながる)と信じて取り組みなさい。

を改めて噛み締めながら
もうこんな歳になってしまったけれど
私の後ろにはたくさんの点があり
これからどのくらいの人生が残されているか分からないけれど
前に進むことで、繋げていける
主人公のように世界一は目指さなくても
自分の中のベストはこれからも求めて行きたい、と熱い思いでスクリーンを見つめました。

反抗期に手こずらせてくれた息子もアマチュアですがライブハウスでフルートとサックスを吹いていました。

上映中にまた行きたいと思います。

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