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<想い>メンタルの強さはどこから?

香istクラブのメンバーさんから
「先生の心の強さのもとは何ですか』
という質問が唐突にありました。

香istクラブは何でもご遠慮なく質問ください
というスタンスで、「質問したときが知りたい時」だと思うので
出来るだけ即レスしています。

アロマテラピーは、心や身体をアシストするものなので
関連することというとオーバーに言えば神羅万象

その質問に、知ったかぶりはせず、確信の持てる範囲で
なるべく早くお返事をしています。

少し調べた方がいいと思う内容は、調べられる時に調べて
できるだけ追加でお返事しています。

「メンタルの強さ」には伏線があって
その方が子育てに悩んで個人的に相談を受けていたことがあって
みんな言わないだけで、子育てには多かれ少なかれ、みんな悩んで
苦労しているよ、私だって・・・・と具体的なことは
お話しませんでしたが、特に思春期の男の子の子育ては大変

でも、振り返ってみて、脳科学的にも、しっかり反抗期があった方が
脳が育つ、頑張って受け止めれば魅力的な男子に育つ、でも
頑張りはいるよ・・・みたいな話をしたからです。

まずは「何かありましたか?」とお尋ねしました。
「いえいえ、ふと思っただけ」とのお返事でしたが

「ふと思う」きっかけはあったのだなあと思って、即レスとして
アドラー心理学をベースにした「嫌われる勇気」の中の
「課題の分離」について少しお話しました。

読んでみます、と言われてその話題はそこで終わったのですが
私の中にその問いに対する答えを考える時間がずっと巡っていました。

O型のお気楽な性格?DNA?

そして、ハタ!と気づいたのです。

学生時代の読書ではないかと。

特に印象に残っているのは

罪と罰   ドストエフスキー
ガン病棟  アレクサンドル・ソルジェニーツィン
人間の壁  石川達三
他人の顔  安部公房
海と毒薬  遠藤周作

ちょっとマニアックですが、それぞれの作家の作品も続けて読みました。
当時周りにこの本を薦めてくれて、内容について語り合える
先輩がいたからです。

これらの本を通して、擬似体験とはいえ
主人公に憑依して「人生を苦しんだ」体験は大きいのではないかと思います。

先日「1日30万円を稼ぐリンゴ売り」という記事を読んだときに
弱冠38歳の彼のそれまでの人生は壮絶でその彼の言葉
「リンゴの売り方があるんじゃなくて、今までどういうふうに生きてきたかが
問われる」ということにその通り!と頷きました。

順風満帆に一つのことをやってきた人より
バックグラウンドにいろいろな体験がある人の方が魅力的です。

とんでもない人に遭遇して結構ひどい仕打ちに遭うこともありました。
周囲は「相手の程度が低すぎる」とか「嫉妬よ」とか言ってくれますが
その一つ一つの体験が、自分は絶対に同じ仕打ちを他人にはしない、という
教訓になりました。
気がつかずに人を傷つけていたり迷惑をかけていたりの失敗もあると思いますが
できるだけ、同じ失敗をしないようにと思います。

今は、とてもこんなに長い小説は読めません。
学生時代こそ、少々貧しい生活をしてもアルバイトに時間を使うより
こういう名作を読むことで未来への投資になるのではないかと思いました。

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