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<香草>香りは「ただもの」ではない

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朝日新聞天声人語で紹介されていた書籍のタイトルに
心惹かれて、すぐに図書館に貸し出し予約をしました。

借りてみて良かったら購入したいと思って。

ところが、AmazonでKindle版が期間限定キャンペーンになっているではありませんか!
書籍の定価1430円のところ、Kindleキャンペーンだと644円!半額以下です。

その書籍とは
「かぐわしき植物たちの秘密」です。

https://amzn.to/2XqdOeQ

ハーブや野菜、果物など、芳香を持つ63種の植物について紹介されています。
もともと知っていることが多かったので、読了に半日もかかりませんでしたが
しみじみと「いい本だなあ」と思いました。

著者の経歴など存じ上げないまま読み進めましたが
深く広い知識と、文献研究も重ねておられる方だと思いましたが
とにかく、読む人に優しく、わかり易く、と愛情持って書かれているのです。

専門知識を持つ人は、ついつい自分はこんなに知っている、という思いが
こちらにまで伝わってきたり、その知識は、これを説明するのに読みにくくなるだけ
と思うようなことをひけらかしたりしていると感じる本も多いですが
読む人に楽しんでもらおう、わあ、すごい、と思ってもらおう、という
優しいサービス精神が伝わってきました。

63種の植物の紹介では、奇をてらわず、基本に忠実に
でも、新しく興味深い知識で味付けしてくださっているので
初めて香りの世界に触れる人が興味を持つきっかけになると思います。

芳香の王者
キンモクセイ
バラ
スズラン
から始まる香りの世界

63種のかぐわしき香りの世界を紹介し終えた、あとがきには

香りはほのかなものであっても「ただもの」ではありません、と胸を張ります。

そして

読者は誰もが「確かに」と肯くことでしょう。

ただ食べ物としてただ空腹を満たすだけではなく、健康に良い成分を持ち
人間が生きる「環境」に欠かせぬ存在であり、

「私たちの心を支える」存在である、と締め括られています。

社会のデジタル化が進み、人と人との安全のための距離が生まれる中
人の健康や心を支える存在である植物が放つ、かぐわしき香りに着目すると
命の不思議さや尊さをひしひしと感じることができます。

本が増えて困る、と思われる方は、キャンペーン中に是非、電子版でお読みになってください。

キンドル端末をお持ちでなくても、キンドルアプリをパソコンやスマホ、タブレットに
ダウンロードすれば、購入してお読みになれます。




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