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<読書>アルゴリズムと読書  神回902回ドングリFM

ショート動画の楽しい話題から始まったのですが
なつめさんの、軽快なトークがとても面白くて聴いているうちに

僕らの子供の頃はこんなの無くてよかったね。
今の子供達はアルゴリズム漬けで楽しい動画が溢れすぎて「可哀想だね」

という話題になりました。

手軽に楽しい動画がどんどん流れてきたら見てしまうし、その中で勉強するって難しい。
今の子は分厚い「罪と罰」なんて読めないだろうな、

と。

このお二人はとても読書家で沢山の本を読まれていますが、

自分たちの子供の頃に、面白い動画が次々流れてくる環境がなかったから本が読めた

と。

あらゆるコンテンツが自動で流れてくる今の世の中は、全然幸せで無い。
むしろ厳しい。この誘惑を振り切って文化や知識を身につけるってハードすぎる。
じっくり本を読んだり勉強したりするのは厳しい。
だから、動画漬けになっている人と見ていない人との格差が広がりすぎる問題にも触れ、中国のように、規制されていることもいいのではないか

と。
なるみさんは

ネットのコンテンツなんてどれも見なくてもいいと思う、それより古典と言われるものを見た方がいい
でもそう言うと「老害と言われる」

と冗談まじりに言われていましたが、年長者の存在価値はそこにあると私は思います。
若い人は経験も知見も感情も未熟ですから。

動画のプルンプルンをずーっと見ていると話題にしていたなつめさんですが最近、夏目漱石を読んで、本当に面白かったと。芥川も読んだと言われていました。

なるみさんも

本当に面白い、でも自分たちの世代はそれを面白いと共有できる人が周りにいるけれど、今の子供達は読んで面白いと思っても周りに共有できる子がほとんどいないって、悲しいんじゃないか

共有できるということは「水準が同じ」ということ。
アルゴリズムで個別最適された情報は周囲とも共有できない。
アルゴリズムによって「自分が好むものしか好まなくなる」
知識は、流れてくるものを見るのではなく、自分で探して知ることがいい。
アルゴリズムでネット視聴を操作している人たちは自分の子供には見せない、と言っている。

これからは有益な情報は課金しないと見られなくて、無料のところにはつまらないものだけしかないという、格差がどんどん広がると思う。

本当にちゃんと考えないと、無料の麻薬みたいな動画に掠め取られて、でも、それは本人がそれで幸せならどうでもいいのかも。
向上心を掻き立てるような動画は見れないようになるかも。
noteには、アルゴリズムの先をいい方向に持っていってくれる可能性を信じている。

みんなよく考えないと楽しいものを見ていたらいいわけじゃない。

どんぐりFMは、アルゴリズムに乗っからない宣言をしたい。
どこにも左右されず自分で投稿したものを他の人が聞けばいい。
規制が入ってくるかもしれない。
でも、それは「思考停止させて時間を奪う」と考えると薬物を規制するのと同じ

とてもいい話でした。
最近YouTubeをあまり見なくなったので、サブスクをキャンセルして裏どんぐりに「サポーター」として参加することにしました。

といいつつ、YouTubeサブスク外すと、CMに時間をとられるので好きな音楽やガジェット系動画を見るために、サブスクはそのままにするかも。

沢山の方に聴いていただき、小さな1個人ができることは何か、考えて欲しいと思いました。

私はまず、この回の番組をいろんな方に伝えて聞いてもらいたいと思っています。


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