不登校の理由が「わからない」ことについて。
こんにちは！NPO法人高卒支援会でボランティアをしています、高校二年生の井上です。私は昨年の夏ごろから不登校になりましたが、その原因について今一度考えてみると、「おそらくこれかな」と思われることはいくつかありますが、明確にこれだと断定できることはまだありません。
なぜ不登校になったのか、その原因が明確にならない場合もあると思います。今回は、不登校の理由がわからない場合について、ご紹介したいと思います。
不登校になる原因は、小学生、中学生、高校生それぞれで、主な原因が違ってきます。小学生は家庭環境や保護者とのかかわり方など、家庭が原因になることが多いです。中学生、高校生になってくると、前述した家庭による要因や、学業不振やいじめなどの学校に要因がある場合に加え、「無気力・不安」「いじめ以外の人間関係に悩んでいる」「あそび・非行」などの本人による要因が多くなってきます。思春期に入り進路も決定していかなければならず、将来への不安が募りプレッシャーがかかる時期です。特に「不安」「無気力」は非常に漠然としたもので、不登校になった原因がわからないという場合も多くあると思います。
不登校になる理由は必ずしも一つに限定できることではありません。様々な理由が折り重なって、複雑に絡み合っていくにつれ不登校になってしまうことは当然あると思います。現に私はそうだったと思います。どうして不登校になったのという質問に、今でもはっきり答えることができません。
不登校の原因がわからない。その際、不登校は悪いことだと叱ったり、不登校になったお子様を責めたり、無理やり学校に行かせたり、無理やり理由を追求したりすることはかえって不登校を悪化させる原因となり得ます。
しかし、そのまま放置してしまうのも良いとは言えません。大事なことは、お子様の気持ちを受け止めて寄り添うことと、安心できる場所を用意することです。例えば、私の場合（自分でお願いしましたが）ちょうど不登校になっていた時期にボイストレーニング教室に通わせてもらいました。当時はまだ当会に出会っていなかったので、そこが家の次の居場所となりました。
不登校になって不安を感じているのに、理由がわからないことにさらに不安を感じるかもしれません。理由がいつかわかるとも限りません。「わからない」というモヤモヤに長い間付き合っていくことになるかもしれません。でも、それはそれで、本人が消化できるようになれば大丈夫なのかなと思います。それまでの過程で、どのような支援、アプローチが必要かが重要になってくると思います。
今回もお読みいただきありがとうございました！
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