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こんにちは!若者の不登校・引きこもりを支援するNPO法人高卒支援会 卒業生で大学生インターン2年生の宮本はるかです。

今日は、日経新聞の記事を読んで高卒支援会の取り組みを思い出したので一緒にご紹介したいと思います!

「ピアサポート」の具体例とメリットについてです。

ピアサポートとは

そもそも、「ピアサポート」の意味を知らないという方もいると思うので載せますね。

 同じ問題を抱える者が集まり、それぞれの状況での自分の体験や行動、考えなどを披露し、互いに語り合うことにより支え合うこと。ピア(仲間、peer)という用語のとおり、仲間同士が相互に体験や感情を共有し支援しあう精神的支援活動を主体とするものであり、それによって問題解決の方策をみつけだそうとする。(コトバンクより引用)

医療福祉現場でのピアサポート

見つけたのはこちらの記事です↓

精神障害がある人への医療や福祉の現場で、回復した当事者が自分の経験を生かして患者の社会復帰を支援したり、相談に乗ったりする「ピアサポート」という取り組みが広がっている。国、自治体も後押ししており、医師や専門職とは違った対等な立場での活動に期待が寄せられている。(2021年5月13日日経新聞から引用)

この記事を読んで高卒支援会の訪問支援のことを思い出しましたが医療の現場でもピアサポートが行われているのですね。医師や専門職員にしかできないサポートも大事ですが、自身の回復経験を活かしたピアサポート要員の活動は、患者本人を絶対に置き去りにしない心強いものなのではないでしょうか。

高卒支援会のピアサポート

高卒支援会でも、引きこもり訪問支援においてこのピアサポートを常にやっています。

代表的なエピソードは、卒業生の内田さんとその後輩・魚君ですかね。引きこもりだった魚君の家に、当時高校生だった内田さんがスタッフ大倉と共に粘り強く訪問し続けコミュニティを試み、半年はかかりましたが魚君を外に連れ出すことができました。

内田さんは魚君の「ピア」だったんですよね。

内田さんの、連れ出し奮闘記ブログはこちら↓

内田さんは現在、ファッション系の学校で学んでいます。課題が辛い~といつもインスタのストーリーで嘆いていますが大丈夫そうですかね。

そして!!なんと!

今はその魚君が引きこもりから復帰した経験を活かし、訪問する側に回っています!!成長を感じます…

こちらは魚君の訪問ブログです↓

内田さんのブログ、魚君のブログを重ねて読んでいただくとかなり面白いと思います。

お風呂にも入らず自室に引きこもってばっかりだった魚君が、今は「訪問一人で行くの緊張するなあ」と言いながらも頑張って訪問に言っているんですよね…

今度は魚君が後輩の「ピア」になってくれています^^

支え合いの無限ループ

内田さんと魚君の例を振り返ってみると、ピアサポートは支え合いの無限ループを作り出すことができる支援方法なのではないかと思います。

現在も高卒支援会では進行中です!


理事長ブログもぜひご覧ください↓


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