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【Review】NewBalance『FuelCell Rebel v4』

今回は新しくランニング用の靴として、NewBalanceの『FuelCelL Rebel v4』を購入したので、そのレビューをしていきたいと思います。

購入の経緯

ランニングスペックと購入理由

まず初めに、自分はシリアスランナーではありません。趣味の一環としてランニングを楽しんでいる一般人です。
高校までは長距離を走ること自体が嫌いで、持久走の時間は地獄に思えました。それが、大学に入って初めて走ることが楽しいと思い、高じて今ではトレイルランニングなどもするようになりました。
おおむね普段は5~15㎞のジョグを4’30”~5’30”/㎞で走り、ハーフは1:42:21がベストタイムです。

それが先日、ふと思い立ち2024年12月1日に開催される湘南国際マラソンにエントリーしました。理由は単純で、まだ一度もフルマラソンを走ったことがなかったからです。ランニングを趣味としているのにも関わらずフルマラソンを走ったことがない、ということを負い目に感じており、思い立ったが吉日、勢いでエントリーしました。
(湘南国際を選んだ理由は、現在エントリーできるマラソン大会のなかで最も大規模で、時期も涼しくて理想的、そして家から近かったからです。)

フルマラソンを走るにあたって、シューズが必要になりました。これまではNewBalanceのVAZEE URGEという、ビギナー用のものを8年ほど履き続けていました。おそらく累積走行距離は1000㎞を超えているはずです。正直これでも良かったのですが、初めてのフルマラソンに向けて気分も上げたいと思い、購入に至りました。

比較対象

購入するにあたって、いくつかのメーカーの靴を実際に店舗で履き比べました。候補はRebel v4に加え、下記の3つでした。

どれも非常に履きやすく、店内で歩いてみた感覚はこれまでのシューズに比べ段違いに良かったです。高いだけはありますね。

うち、MAGIC SPEED4はカーボンプレート、クラウドモンスターはSpeedboardという樹脂プレートが搭載されているため特に反発を強く感じました。ただ、自分のレベルからすると少し硬すぎるように感じ、シューズに走らされてしまうのではないかということが懸念でした。また、距離を走った時に脚が耐えられる気がしませんでした。

一方ペガサスプラスとRebel v4はプレート非搭載ですが、それぞれZoomX、FuelCellという軽量・高反発素材が採用されています。これらはプレートほどの反発はありませんが、かえってこの程度の方が自分でもコントロールできるのではないかと感じました。長距離の中でも脚を温存しつつ、それでいて気持ちいいスピードで走れる感覚がありました。

最終的にRevel v4を選んだわけですが、理由はひとつ、足型バッチリ合ったからです。比較的幅広かつ内反小指なので、ペガサス プラスだと若干幅が狭いように思えました。Revel v4は指先は広く、それでいて土踏まずから踵にかけてはキュッと狭まっており全体的なフィット感が完璧でした。

商品レビュー

外観

色は男性用は3色+限定カラーが1色
アッパーはモノフィラメントっぽいメッシュ
前足部に3つ、踵に2つのアウトソール
セパレートになっており軽量性に寄与しています
踵部にモデル名の刻印
ミッドソールが膨らみ、厚底だと一目でわかります

スペック

スピード走行を支える軽量性・反発性がコンセプトの「FuelCell Rebel」がV4にアップデート。ミッドソールにPEBA配合のFuelCellを採用し、さらなる軽量化に加え、反発弾性が向上。また、前足部のフィット感を改善し、より転がる感覚・足抜けを意識した形状に。FANTOMFIT構造のアッパーがよりストレスフリーな履き心地を実現し、スピード走行を快適にサポートします。
●搭載機能
・FuelCell
・Ndurance
●アッパー素材:合成繊維
●ソール素材:ゴム底

NewBalance公式オンラインショップより引用
角度がついて分かりづらいですが、前足部の厚みは約30㎜


こちらも分かりづらいですが、踵部の厚みは約40㎜
こちらも分かりづらくてすみません
ドロップの高さは約50㎜

使用レビュー

どこまででも走り続けられそう

8/30、大雨の合間を縫って走りに行きました

足を入れた瞬間から、包み込まれるようなフィット感の良さを感じました。もちろん足型は人それぞれなので一概には言えませんが、ショップの方に聞いてもフィット感が良いと感じる方が多い、とのこと。履き口のガセットタン構造が足根部を固定してくれるので、つま先のゆとりがあっても靴の中でズレる感じはありません。

走り出してもその感覚の良さは変わらず、最後までフィット感の良さはずっと続きました。雨で中まで浸水してぐしょぐしょになりましたが、靴擦れは全くありませんでした。また薄めのアッパーが雨の中でも保水をしづらいので、全体がぬれても重量があまり増えず、最後まで軽快に走ることができました。

ソールの反発に関しては思った通りで、硬すぎず柔らかすぎない感覚でスピードコントロールが非常にし易かったです。厚みのあるソールですが、沈み込むというよりは適度な反発を常に得ることができた印象です。おそらくPEBAが配合されていることが影響しているのだと思います。おかげで、さほど踏み込まなくてもオートマチックに踏み出すことができました。

とはいえプレート非搭載なので、4'00"/㎞を超えるペースで走り続けたい方にとっては少し物足りないのかもしれません。そういった用途なら、同じNewBalanceでもSuperComp TrainerやSuperComp Eliteが候補になってくるのだと思います。

まとめ:初めてのフルマラソンに最適

購入後30㎞ほど走った感想としては、およそ求めていた通りのシューズでした。少し走れるようになってきたランナーが、練習兼本番用として選ぶシューズとしてはうってつけではないでしょうか。まずサブ4~3.5を目指し、その後のステップアップも考えている方には最適だと思います。もちろんシリアスランナーのテンポアップシューズとしても良いと思います。
価格もそこまで高くなく(購入時には¥14,800でした)、デザインもよく、人とも被りづらい。自分としては大満足でした。これで12/1の本番に向けて練習を重ねていきたいと思います。


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