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(希望の新聞HOPE)九州産業大学水泳部、創部四年でワールドカップへ

(この記事は2022年9月に発行された『希望の新聞HOPE』のアーカイブ記事です。当時の情報をそのまま掲載しているため、現在とは状況が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。)

 9月2-4日にプーケット(タイ)で開催されるW杯へ、部員三名が学生日本代表として選出された。二宮龍之輔選手と濱野真拡選手は三年生、田中蓮選手は一年生、それぞれ初出場となる。

 「三人とも自己分析を重ねてフォームを改良し、鍛錬を重ねた結果です」と竹山瑞恵監督は語る。自身もかつて日本代表を経験し、現在は監督業とフィンスイミングの普及活動に携わっている。
 水泳部創設時、九州地区におけるフィンスイミングの競技人口は少なく、大会に出場する選手はわずか五名。そこから動画配信や広報活動に挑戦し、部員や体験者を積極的に募集。競泳からフィンスイミングに転向する選手が増え、選手は四年で十倍に。コロナ禍で大会が中止された時期は、オンライン環境を利用してトレーニングやコミュニケーションを保った。
 自粛が明けてからは本格的に活動を再開。関連団体や協会と連携を図りながら自主企画で大会を開催、トレーニングと普及活動に力を入れた。その結果、日本選手権で好成績を修め、世界大会への道が開けた。
 
 竹山監督が選手たちに常々言い聞かせていることがある。「競泳からフィンスイミングに転向することは、逃げではありません。競泳でがんばった経験があるからこそ、新天地でさらなる挑戦ができます。一生懸命やれば、次の未来でもそのベースは活きてきます」

 部員は大会出場に限らず、SNSを使った普及活動や地域の清掃活動にも積極的だ。すべての挑戦が、大会の上位入賞だけではなく、その先の人生や将来まで活きてくる。

九州産業大学 フィンスイミング部HP

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