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オススメ本『13歳からのアート思考』

(ある日、お父さんは雫に言った……)
「深く考えたり話したりするには、何より『言葉』が必要だ。
 言葉を手に入れる冒険には、お金もリスクもかからない。
 1日たった5分でいい。言葉の冒険に出かけなさい。」
そして不敵に笑いながら手渡したのは、「アート」の本だった。
「美術って、正直ニガテ……」と雫が口走るより先に、
お父さんはベラベラと語り始めた。(これだから経営者は……)
 
 例えば、音楽を聴く時を想像してごらん。気に入った曲があって、気に入ったアーティストがいて、みんな自分のペースで好きなように曲を楽しむはずだ。
 なのに、「アート」のことになると、多くの人は急にマジメに考え始める。(誰が描いた作品で、時代背景は何で、独特のタッチの特徴は……)
 芸術なんだから、音楽みたいに好きなように楽しめばいいのに、なぜアートとなると堅苦しくなるんだろうな。耳で楽しむように、目で楽しめばいいんだ。とは言っても、「目で楽しむ」っていうのはちょっとわかりにくい。
 だからこの本は、「柔軟な頭の使い方」を示してくれている。いろんな絵を紹介しながら、絵の楽しみ方やアイデアのふくらませ方を教えてくれるから、ぜひ読んでみてほしい。
 さあ、「言葉」を手に入れよう!

【 『13歳からのアート思考』からのメッセージ 】

☆ 衝撃ポイント: 僕たちは、「鑑賞のしかた」を習っていなかった!
  → 文章を読んで考えを深めることができるように、
    絵を見て考えを深めることもできる。

思考を広げる魔法の質問は、
「どこからそう思う?」「そこからどう思う?」

(常識への挑戦)
1.僕たちには「見えていないもの」がある。
  今までにない新しい視点を手に入れよう。
2.ものの見方・考え方は一つとは限らない。
  常識から抜け出す視点を手に入れよう。
3.「リアル・現実」も一つとは限らない。
  様々な形の「リアル」があることを知ろう。
4.作品は自分が好きなように楽しめばいい。
  作者の意図は、専門家だけ知ればいい。
5.言葉にできるものがすべてではない。
  捉えどころのない思考を楽しもう。

(詳しくは本書をご覧ください)


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