私のWebサイト制作方法
長野県松本市でWeb制作をしております賀川と申します。
松本市に移住してから早2年。ほぼ東京の仕事中心でやってきましたが、ありがたいことに少しづつ地元のつながりも増えてきて、色々とお声がけいただく機会も増えてきました。
そこでよく質問されるのが、『Web制作ってどんな流れで進んでいくの?』というものでした。以外でしたが、確かにわかりにくい部分があるのかもしれません。
ということで今回は、私がWeb制作の依頼を受けた時にどのような流れで進めていくかをお伝えします。
1. ヒアリング
まずは今困っていることをお伺いします。
弊社でヒアリングシートを用意しているので、そちらを埋めてもらう形で進めていきます。
最初のヒアリングはメール・チャット、またはお電話でのやり取りとなります。
成果物:ヒアリングシート
2. 打ち合わせ
ある程度ヒアリングできたら、可能な限り(距離的に等)実際にお会いして打ち合わせをします。要件はヒアリングで聞けてるから二度手間じゃないかと思われるかもしれませんが、お客様の雰囲気や会社の空気感を感じるのはとても大事なのです。
古くさいかもしれませんが、可能な限り足を使いたいと思っています。
成果物:ヒアリング議事録(音声 or ドキュメント)
3. リサーチ
ヒアリング結果を様々な角度からリサーチします。おそらくここが一番大事なフェーズです。
リサーチの目的は、ヒアリングの結果どの部分が問題なのかを明確に浮き彫りにするためです。
規模にもよりますが、リサーチ対象は社内外含め行います。
方法としては、Facebookでアンケート、クラウドソーシング利用、対面でのヒアリングといった調査から、実際に簡単なプロトタイプを作成して利用してもらったりもします。
リサーチした結果、どのようなサイトを作成しようかの提案に繋がるときもあれば、サイトを作る必要がないという結論になる場合もあります。
目的はサイトを作ることではなく、困っていることを解決することだからです。
4. 提案
打ち合わせとリサーチの結果から、解決策を提案いたします。
『なぜこの提案に至ったのか』
『困っていることを解決するために必要なことは何か』
『どのような戦略が必要なのか』
を納得いくまで説明します。
この提案が決まった時点で、プロジェクトが本格的に始動することとなります。
成果物:
・提案書
・見積書
・スケジュール表
5. 設計
決まった要件から具体的な設計を行っていきます。
・どのような画面が必要なのか
・ページ遷移はどうするか
・サイト内導線をどのように考えるか
・最終的なコンバージョンをどこに置くか
・必要なコンテンツ・機能は何か
・どのツールを利用するか
上記を詰めていく作業です。
成果物:
・要件定義書
・ワイヤーフレーム
・画面遷移図
6. デザイナーチームへデザイン制作依頼
弊社はデザイナーがいないので、信頼しているパートナーへとデザインの依頼を行います。
設計にもとづいたデザインの実装を行います。最新のトレンドは追いつつも、目的にあったデザイン制作を目指します。
成果物:プロトタイプデザイン
7. 開発チームへシステム開発依頼
小規模案件であれば弊社で開発も行いますが、大規模案件になる場合は信頼しているパートナーへ依頼をします。
・サーバ選定(クラウド、レンタルサーバー、自社サーバー等)
・言語選定(PHP、Ruby、Nuxt 等)
・設計図制作
・機能開発
・単体テスト
大きくな項目としてはこちらになります。細かく分けると開発のフローだけでも15くらいはあるのですが、ここでは割愛します。
成果物:システム設計書
8. 進捗報告
デザインとシステムの開発の間は、週次で進捗報告を行います。
報告内容として
・今週行った作業
・来週行う予定の作業
・現状困っていること
・準備してほしいもの
を報告書としてご連絡します。必要であれば対面での打ち合わせも行い、要件と作業内容にズレが無いように進めていきます。
成果物:週次報告書
9. テスト
テスト項目書を作成しテストを行っていきます。当然ですが、項目書をクリアしない限り納品はしないようにしております。
成果物:テスト項目書
10. 納品
テストをクリアしたら納品となります。
納品方法は
・データのみお渡し
・サーバにセット
等お客様の環境に合わせた納品を致します。
成果物:納品データ一式
11. 運用
システムは納品して終わりではありません。
サイト公開後の運用保守も行います。
・サイト更新の頻度はどの程度か
・アクセスログ解析の方法
・SNSツールは利用する必要があるか(またはどのツールが良いのか)
・社内で運用するためにはどうするか
等ご提案させていただきます。
成果物:運用マニュアル
以上でございます。
基本的には上記11項目となりますが、全てを弊社で担当する場合もあれば、一部お客様にお願いすることもあります。ここはヒアリングによって決定していきます。
お困りのことがございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。お力になれれば幸いです。
お仕事のご依頼はこちらからどうぞ。
twitterのDMからでもお気軽にどうぞ。
読んでいただきありがとうございます。