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職人気質で終わらない人との向き合い方とは?

1.仕事に没入するほど、人間関係から遠くなる

1人で仕事を黙々とやり遂げる職人気質のタイプは、仕事と向き合うことが上手い。具体的には、仕事を極める過程を楽しみに、どんどん深掘りし、専門性を高めていく。

しかし、このタイプは、仕事と向き合うのは上手い反面、人と向き合うのは苦手とする場合が多い。人間関係が億劫だし、臆病だというのもある。

人との繋がりや関係そのものを楽しむ余裕がそこにはないことが多いのだ。

だからこそ、より仕事にのめり込み、人間関係から意図して離れ、周りを寄せ付けない孤高の雰囲気の人もいる。

仕事そのものに思いを込め、クオリティが仮に高くとも、その仕事の良さを知っていただくのは人であり、人との繋がりによって、その仕事がより広がりを見せることを考えると、人との関係や繋がりと向き合うことから逃れることはできない。

2.一つのことを極める過程で問われるバランス

このようなタイプは、パラレルに仕事を進めることが苦手であることが多い。同時進行に仕事を進めるのが苦手で、一つの事を集中してやりたくなってしまうのである。

複数を同時進行で進めるとなんだかどの仕事も進んでいないように感じ、不安を感じたり、それによってイライラしてしまうのである。

ですから、部下とチームメンバーと向き合っているようで、本当は向き合えていないことが多い。

このような場合は、家族とすら向き合えないことがあり、それは常に仕事を優先してしまった結果である。

このような状態を放置していいのだろうか?では、一体、どうしたらいいのだろうか?

3.目の前の人としっかりと繋がれるようにするには?

今後は、仕事とつながりを感じることができる職人気質のタイプの人は、まずは、目の前にいる人としっかりと向き合う事を意識してみよう。その人とちゃんと心で繋がれているかを確認しよう。

では、目の前の人としっかりと向き合って、人間関係でつながりを感じ取れるようにするには、どうしたらいいのだろうか?

答えは、意外と簡単だ。相手と向き合うには、まずは、相手に体を正対させることだ。体を横に向けて相手と向き合えるはずがない。

そして、相手に正対した上で、”今日は目の前の相手と100%向き合おう”と心で決め、相手の目を見て話そうと心で決めることだ。

そして、その上で、この目の前にいる人の良いところは、どこだろう?と思いながら話を聞くのだ。その思いは相手に伝わるし、結果、こちらも相手からいろんな話を聞けるのである。

長い時間をかけることが人と向き合うことの本質ではない。まずは、短い時間でもいいので、目の前にいる人としっかりと向き合い、相手とのつながりを感じられるようになりましょう。

講師ビジョン株式会社 島村 公俊


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