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【時代を変える】SaaS/サブスク銘柄(チームスピリット)

こんにちは!仔牛です。

本日はSaaS/サブスク銘柄の魅力を具体例を交えて解説していきたいと思います。最後には割安かどうかの見分け方も記載しますので、ぜひご覧ください!


① SaaS/サブスク銘柄とは

SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアを利用者(クライアント)側に導入するのではなく、提供者(サーバー)側で稼働しているソフトウェアを、インターネット等のネットワーク経由で、利用者がサービスとして利用する状況を指します。

またサブスクとは、製品やサービスなどの一定期間の利用に対して、代金を支払う方式のことであり、定額制の月額課金によるビジネスのことです。

つまりSaaS/サブスク銘柄とは、提供者側で稼働しているソフトウェアを利用者へサービスとして提供し、定額で売上を受け取るビジネスを展開している企業のことです。

このような銘柄の大きな強みは以下の2点であると考えます。

不景気に強い

利用者側からすると、一度導入したら日々の業務の根幹になるようなソフトウェアになるので、簡単に契約を終了することはないでしょう。いわゆるストック型のビジネスとして今回のようなコロナショックにおいても影響を受けづらい銘柄になります。

売上原価がコンパクト

提供者側からすると、極端なことを言えばソフトウェアを一度開発してしまうと売上原価はそれ以上かかりません。従ってニーズがあるソフトウェアであれば売り上げが上がるほど雪だるま式に営業利益を計上することができます。


② 私が注目するSaaS/サブスク銘柄

ここからは具体例を交えつつ銘柄分析をしていきたいと思います。

株式会社チームスピリットは、働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」というサービスを、オンライン上で使えるサブスクリプション型のビジネスモデルで提供している会社です。

SaaS事業単一セグメントであり、リカーリングレベニュー割合(サブスク割合)も90%弱と非常に高いです。売上原価はセールスフォース社からの仕入れが20%程度でコンパクトであると言えます。

現在働き方改革やリモートワークの推進といった社会課題を背景に、オンライン上で労務管理を一元管理できるため、コロナ渦でも影響は少なく長期的には非常にニーズの高まる市場と言えるでしょう。


また、チームスピリットの一番の強みは大企業への導入が進んでいる点だと考えます。

理由としては、「TeamSpirit」の持つ3つの強みが背景にあります。

セキュリティ・長時間労働の状況把握・機能の拡張

私も東証一部上場企業に勤めており、日々飛び交う労務管理の話題は上記のようなテーマが多いです。

セキュリティ面では金融機関も採用しているクラウドで管理されているようなので安心でしょう。

「勤怠管理」「就業管理」「経費精算」「工数管理」「電子稟議」「SNS」「カレンダー」の7つの機能をクラウド上で1つの サービスにまとめまているため、すべての社員が必ず利用する必要があるこれらの業務を管理することで長時間労働の状況把握が可能になります。

機能の拡張については、費用面で少し負担が高くなりますが、大企業の複雑な組織に入り込むためには汎用性の高いクラウドである必要があるのでしょう。


③ SaaS/サブスク銘柄の株価評価方法

SaaS/サブスク銘柄代表的な銘柄は、フリー・CHATWORK・マネーフォワードなどでしょう。最近では軒並み株価が上昇していますね。

伝統的な株価評価方法ではPERが挙げられますが、このような銘柄は市場でのパイを広げることが何よりの至上命題であるため、利益を先行投資に回す傾向があります。そのため必然的にPERは大きく上昇して株価の評価ができなくなってしまいます。

そこで登場するのが、PSR(株価売上高倍率)という指標です。PSRとは時価総額を年間の売上高で割ったものであり、新興企業の平均値は7~13倍であると言われております。

チームスピリットの例で計算してみると以下の通りです。

時価総額453億円(6月18日現在)÷年間売上高1820百万円(2019年度)=約25倍

平均値より若干高いですね。

しかし、2020年度の売上高は2600百万円(会社予想)、2021年度の売上高は3700百万円(コンセンサス予想)となるため、想定PSRは17倍→12倍と下がっていきます。

株価は実体経済を先取り、かつ投資家の期待値を含んで値動きするため、他のSaaS銘柄より割安であると判断しております。


その他にも多数このようなSaaS銘柄があると思うので、ぜひ皆さんも一度手を動かして計算してみてください!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。



最後までお読みいただきありがとうございました! 頂いた資金は、勉強のための投資本購入に充てたいと思います✒️