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「そうだ、note、はじめよう。」

コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い、家にいる時間が圧倒的に増えた。
できる事は限られている。今はそのできる事をやり続ける事しかない。
体を動かし、読書をし、勉強をして、様々な人と対話をしていた中でふと思った。

「そうだ、note、はじめよう。」

はじめに

私がこのnoteを始めようと思ったのは一言で言うと
価値提供できる人間になるためだ。

大学1年生の時に挫折をし、4回生の人に救われた事があった。
そこから自分の今までを振り返った。

すると様々な人に自分は助けられ、その人達から素晴らしい物を受け取ってきた事に気付いた。
だからこそ今度はそれを自分が人に届けられる人間になりたい。そう思った。

色々な話をしていると幸運にも自分の周りには「お前がきっかけで変わった」と言ってくれる人がいた。
その時に誰かに貢献する事ができ、これが自分の幸せだと感じた。
だからこのように形として残す事によって誰かにとって意味ある物になれば良いと思っている。

そして社会人になり、壁にぶち当たり困難な状況になり振り返った時に自分自身の背中を押せるような物を作りたい。

だから私はnoteという形に残しておこうと決めた。


初めての深い挫折

今更自分の味わった挫折をここに書き起こし人の目に触れる形にするのが正しいのかは分からない。
でも同じような挫折を味わい、困難な状況にいる人の何かの力になれればと思う。

私は小学校の頃から身長もそこそこ高く、足も速く、何をしても一番だった。
背番号10を着け、応援団長を務め、マラソン大会でもぶっちぎっていたしそこそこ女の子にもモテていた。

中学に進学する時は中高一貫の学校で6年間懸け全国大会に出るために入学した。しかし高校で全国大会を一歩手前で逃した。
その時にPKを与えたのは紛れもない自分だった。
このままでは終われないと全国大会に出るためだけに指定校推薦を使って関西へ来た。

1番下のカテゴリーからスタートしたが1ヶ月も経たない内にBチームまで上げて貰った。
しかし入部早々にして本気でこれを思った。

サッカー部を辞めたい。

壁にぶち当たりそこから這い上がれずに逃げ出そうとした。

Bチームには全国制覇した人も代表歴のある人も当たり前にいた。
全国大会出場が当たり前の中、自分には選抜歴すら何もなかった。
唯一いる同期も皆スポーツ推薦。自分よりも遥かに上手い。

きっと俺は見下されているんだろうなと思っていた。
話しかける事すら出来ない。
1人関西に来たからここには友達も全くいない。
サッカーをしても付いていけないし話せる友達もいない。

元々上手くないサッカーは何をしても上手くいかない状況になり、
同期とも話す事は出来ない、もうダメだな完全にドアウェイだな俺。

家に1人でいる時は時が止まったように感じるし、シャワーなんて無限に浴びていた。天井を見ていると涙が出てくる事もあった。
辛かったし、もう無理だと全部を投げ出したかった。

誰かの原動力に

ドン底の生活が1ヶ月経った時ある4年生からこんな言葉を掛けられた。

お前のひたむきに頑張る姿勢そのものが4年生の俺が頑張れる理由になっている。
その俺の姿勢がチーム全員の頑張る理由になる。そうなったらチームの頑張る理由はお前にある。こう考えたらチームに大きく貢献しているじゃないか!

初めてチームの中で存在価値を感じた瞬間だった。
この時の感覚は今でも覚えている。絶対に忘れない。

俺はこの4年生を何としても全国大会に出させたい

自分の考えが完全に変わった瞬間だった。
自分の為にしか動いてこなかった自分が初めて人の為に頑張ろうと思った。
しかし当時の自分には全国大会なんて言えるほどの実力はなかった。
でもやれる事はあった。
それが自分のできる事をやり誰かの原動力になる事だ。

辞めたいと思うほど辛かったサッカーが最高の瞬間に変わった。
負ける気はしなかった。4年生の為にという無限の力が湧いてきた。

結果的にその年は見事全国制覇する事ができた。
そしてそのままAチームへ昇格する事ができた。
価値観から何やら全て変わりどういう人間になりたいのかが明確になった瞬間だった。

伝えたい事

自分はドン底から這い上がり再び立ち上がる事ができた。
あの時の自分の頑張れた理由を言語化してみよう。

まずはこの人の為に頑張りたいという他者が存在していた事。
そして定量的な物から定性的な物へシフトした事。

心理的安全性が皆無で組織に対して存在価値を失っていた私にとってこの存在は非常に大きかった。
次の日から技術がレベルが急激に上がる事はない。
しかし誰かがいるという心理的安全性が担保された事によって急に上手くいき出した。
誰かの為に頑張る時それが自分の為にもなると感じた瞬間だった。
そこには必ず他者が存在している。これを意識してほしい。

全国大会出場とか日本一などは時間軸も決まっており、目に見えて分かる一方
ある時期でのなれるなれないか

対して定性的な物誰かの原動力になるという事は目に見えては分からない一方
今すぐに且つ自分次第で変えられる。
つまりは自分自身の解釈から生まれる意味づけが重要という事だ。

あなたの頑張りが確実に誰かの頑張れる原動力になっている。
これを悩んでいる全ての人に伝えたい。

そして人の為に頑張る事が自分の為になるという事を声を大にして言いたい。


最後に僕の大好きな例え話を紹介したい。
どこからの物か忘れてしまい多少のズレはあるかもしれないがニュアンスが伝われば良い。

真っ暗闇の中あなたは唯一の灯火を持っています。
それで照らせる範囲は半径5mだとしても100m先人からしたら
あなたの半径5mの灯火が唯一の目印になるのです。
だからこそその小さな灯火は消してはならない。それを頼りにしている人が必ずいるから。
そしてあなたが灯火を分け与える人になればきっと当たり一面は明るく照らされるでしょう。

私も誰かにとっての灯火になれれば幸いです。
それが自分なりの価値提供であり幸せです



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