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ベースでアドリブソロ弾けるくん(3)

いいペースでしょう。第三弾です。アドリブに悩むベーシストの味方こと、齊藤庸介です。

ベース!エレキベース!アドリブ!ソロ!

と、SEO対策のために無駄に叫んでおきます笑

今回は、これもよくやる曲、「Strasbourg / St. Denis」をもってきました。「Sunny」と比べると、いくらか難易度が下がった気がします。難易度ってなんだ。音楽は好きか、嫌いか、楽しいか、つまんないかです。難しい曲とかずっと言ってると音楽嫌いになりますよ。

Roy Hargroveのアルバム「Earfood」に入ってます。地味あんど静かな曲が多いこのアルバムのなかで異色のポップさを醸し出しているリズミックな曲です。

<考え方>

以下がコードチェンジです。

EbsusのとこはEb7でも同じようなもんです。

短いですね。8小節のループです。難易度が低いのは、これは最初のRed Baronの時と同じで、マイナーペンタトニックスケールだけ考えてフレーズを差し込むことができるからです。

フラットが4つ。キーはAbです。もしくは平行調のFm。曲やるまえにキーのチェックは重要ですよ。

結論からいうと、この曲はずっとFmペンタトニックスケール考えてます。もしくはAbメジャーペンタトニック。同じようなもんですが。Earfoodのロイハー先生のソロを聴いてみて、書き出してみたところ、どうやら先生のフレーズもFmペンタ主体で考えているようです。音のまとまりや、伸ばしてる音などから判断しました。

ですが、水を得た魚のようにFmペンタを上下するだけでは音階練習になってしまいますよ。音階練習をペンタでやるなら最低2オクターブは上下してください。ちょっとフレーズぽくなります。4弦ベースでは大変な作業です。が、それでもぼくは4弦でやります。

毎度のことながら、Fmペンタということなので、マイナー系フレーズ。です。フレーズを入れたい狙い場所をまず決めます。

Bb-7から進行して、DbM7で一旦落ち着くので、ここに決めます。フレーズを入れます。

シンプルイズベストです。後で飾り付けるので。そしたら、ここに向かう前説、vフレーズの狙い場所は、、、

オレンジ部分です。vフレーズ入れます。Fmペンタでつくります。

ザ・シンプルです。ずっと8分音符だとつまらないので、16分にしました。これは好みです。次は、追加で、ここも狙うことにします。

AbM7を狙っています。で、そこに向かう前説がオレンジですね。じゃあフレーズいれまーす。

2音。Abのメジャー感だすために、Fmペンタのルートは抜きました。するとメジャーぽいインターバル(音と音の距離)になりますね。ぽい、というかメジャーのインターバル。vフレーズも入れます。

「ソ」の音がペンタから外れてますが、Abにつながるので入れました。

<実践>

さあ、お待ちかねの練習タイムです。この曲のコードなんてもう楽譜見る必要ないでしょ。っていうくらい弾きまくってください。メトロノームと二人で。2段目、フレーズとフレーズの間が狭いので、滑らかに弾くのはちょっと辛いかも?こーゆーのは、つながりもしっかり練習したいので、めちゃめちゃ遅いテンポでイライラ集中しながら練習します。テンポ70くらいでいいです。雑にやるより、すっごい遅くても、「自分は滑らかにつながりを演奏できた」という感覚をつかんでいくことの方が大事。

<追加>

あんまりにもソロ弾いてないスペースが多い気がしてきます。そんな気がしますか?まあテンポが遅い曲ですからね。そしたら、iフレーズを入れる場所を増やします。

ここに入れます。Fmペンタです。

だんだん埋まってきましたね。やってる感じがしてきました。じゃあ、ここにつながる前説vフレーズも入れたい。狙い場所はもうわかるでしょう。

じゃあ入れます。

キャパオーバーにならないように超絶簡単フレーズ入れました。・・・フレーズ?というか1音です。

さあ、またもこれで練習。練習。フレーズとフレーズの間が狭い。Bbmを狙って、Dbを狙って、Abを狙って・・・と自分の狙い場所を意識しながらテンポ70、70でできなければ60とかで練習します。もう超遅くていいです。できたら段々とテンポをあげましょう。少しずつ上げて、100くらいまで。遠い道のりですかね。飽きたら、一気にテンポ上げてもいいですが、できなかったら戻してくださいね。

そしたら、最後に飾り付けました。

案外コードが動いてるのが感じやすい曲なので、同じような飾り付けが多くてもあんまり気になりません。

midiでのデモ演奏です。曲初めはアウフタクト、vフレーズから始まってますソロっぽいですね。歌ってますね。これでストラスバーグはもう大丈夫でしょう。フレーズのストックが少なくてもいけそうな曲ですね。

このソロのフレーズは音域が低いので、ベースソロの時にブースター(音量を上げるエフェクター)を踏んだり、手元のノブを回したりして、音量を少し上げるのがいいです。ドラマーが耳がいい人ならベースソロの時に音量を下げつつかっこよくバックを支えていてくれるので、そういう人とめぐり逢えたらまた一緒にやろうよってなります。

こんな感じでしょうか。ストラスバーグ。

どうでしたか。だんだんモチベーションが上がってきた方はぜひアドバイスを受けにいらしてください。レッスンの情報などはホームページに乗っております。こちら

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