夏安曇野田園_165454743

「ある星団のおはなし」小説

これからはじまるお話はこの広がる宇宙のなかのある星団のおはなし

第一章

幸せの星・ この星の住民は平和主義。戦いが大のニガテ。
分け合おう精神が満載 街を歩けばみんなで楽しくご飯を食べながらワイワイしている。 

お腹が空いている見知らぬ子がいればどこからかご飯や食べ物を持ってきて大人が声をかけてくる。

「どうしたの?いっぱい汗かいてるね。」「ともだちと遊んできて帰るところだよ。」「あら、そうだったの?足取りが重そうに見えたから具合が悪いのかと思ったよ。はい、これ飲んでお家までがんばってね!」沿道の見知らぬ酒屋のおばちゃんは彼女にコーヒーを手渡した。「ありがとうございます!」

見知らぬ子は、丁寧にお礼とお辞儀をして もらったコーヒーを飲んだ。内心「コーヒーなんて嬉しくないよ~トホホ ; 」なんて思っていたけど、飲んでみるとヒンヤリしていて苦かった。真夏の中を30分歩いてきた身体には それはそれはミラクルに女の子の喉を潤していくのだった。「おいしい~!おとなの味ってやつ」女の子はほほえんで、今まで避けていて知らなかったコーヒーの醍醐味を知るのだった。


ある星団のおはなし
○・・Index・・○

1 幸せの星・
2 戦いの星
シンプルな星