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第6回「鴻陵座の遊ぶ日(桃子ver.)」

はじめまして。第6回は、さとうももこです。
よろしくお願いします。

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《プロフィール》
23歳
架空畳「かけみちるカデンツァ」
アナログスイッチ「かっぱのディッシュ」


 自粛期間中のこと・どういうことかんがえてたか、演劇について


母と弟と暮らしていて、なるべく外に出ない生活をしていました。会いたい人たちにどうにも会えないことはすごくつらかったです。ストレッチと筋トレと、持ち歩くのが重たくて読んでいなかった本を読んだり、映画をみたり、浮かんできた言葉を書いたりして過ごしていました。演劇についてなんにもできていないことに対する焦りで日々、うわーとかあーーとか大きな声だして、こもってくる何かを外に発散しようとして、弟に怒られてました。

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この時期は、なんでわたしは演劇なんだろうってずっと考えていました。
それは、ひとつは、今までにないくらいずっと家にいて、そのぶん弟と一緒にいる時間が増えて、嬉しいんだけど、わたしにとって弟は、すごくわかりたいんだけどどうしてもわかり合えない存在で、どうしたらいいのかがほんとうにわからなくて、わたしは弟のことが何ひとつわからないのに他人とどうやってかかわり合うことができるだろうか??という気持ちでした。
もうひとつは、好きな人たちががたくさんいて、話したり、読むことができたり、そのひとの言葉に触れているとすごく幸せで、胸がぎゅーとあたたかくなりあーもう幸せだとおもう、から、それでいいんじゃないかって思うから、でもなにかしたい、なにをしよう、と悩む。

いま


でもすこしずつ、また人と会えるようになってきて、友達と遊んで、考えて、遊んで、
人とかかわりあっていたい、話をききたい、演劇したいなっておもいました。それでいまは、
このnoteとか、Instagramとか、みんなと話をすることがたくさんあったから、楽しくて、
自分の考えていることをもっとちゃんと、かたちがある言葉にするのは楽しい、これからもしていこうって思っています。


たべている人撮りたい


食べるのめっちゃ好き。

ごはん食べてるとああずっとみていたい!

そのとき一緒にいる人と、おなかすいたね何食べようかーってなって、あれ美味しそうここの店のこの料理、とか話しながら思いを巡らせる時間、とても幸せ。食べてるときも幸せ。
でも自分が食べてるときは食べることに夢中になるから、一緒にいる人をじっと見ることはできなくて、だから映画でも、本でも、ごはん食べてるとああずっとみていたいです。

なんで食べる、が好きなのか考えたとき、

すごくはっきり覚えてるのは、映画「歩いても歩いても」の、樹木希林さんの手。台所が集まる場所になっていて、生活だった。食べることは、とても大切なこと、生きることだっておもいました。

あとは、よしもとばななの『キッチン』。カツ丼を食べはじめるところ。あかるいほうへ、生きる方へ向かっていく感じ。

ごはん、を好きだなって意識するようになったきっかけに思います。


遊ぶ日


ごはんを食べに行こう!ということを決めました。

上野のギャランにて、
ちょっとおそいお昼ごはんをたべました。
もっとちゃんと、撮れるとおもってたけど、いざカメラを持つと、どきどきした。
食べてるとこみられるの、わたしだったら恥ずかしいな
一緒にたべるのは楽しいけど、
一方が食べてて一方が見てるって恥ずかしい。
いいんですか?!という気持ちでずっと撮ってた。
たのしかった。

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わたしの考えていた遊ぶ、は終わったので、
そのあと、アメ横と上野公園を散歩しました。

アメ横で、じゃんけんして、わたしは手相を見てもらうことになりました。
ほんとうはカメラまわしたかったけど、叶わず。
とにかく「面倒みがいい」と言われました。はじめて言われたので、え?と思ったけど嬉しかったです。


上野の散歩たのしいです。
いちばん散歩する街だー

蓮の葉に水が溜まってて、弾いてとばしてあそんだりしました。


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ぐるっとまわったあと、
もののけ姫を観ようとしたけど時間があるから、近くの公園に行きました。
公園の隣にある小学校屋根の上に、でかい鳥がいて、ずっといるらしい。
山脇は、そこで遊んでいた子どもたちと仲良くなって、一緒に虫とか見たり好きな女の子のこととかはなしたりしてました。

もののけ姫を観て、帰りました。

おしまい!



ぜひみてください。

わたしが好きな瞬間は、もなもなが、カメラに向かってめっちゃはなしてるところです。


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