ファイティングポーズを取っているのか？そうは見えなかった　神宮～ジャイアンツ２回戦～

神宮　ジャイアンツ２回戦　18：00
Ｇ　０００００１０１３　５
Ｓ　０００００００００　０
スワローズ２敗

勝菅野２勝
負高橋１敗

本塁打
盗塁　佐々木（６回・高橋-中村）
失策
盗塁死　萩尾（５回・高橋-中村）
走塁死
暴投
捕逸

勝菅野　６回　３安打　４奪三振　２四死球　０失点　自責点０
H中川　１/３　１安打　０奪三振　１四死球　０失点　自責点０
Hバルドナード　２/３　０安打　２奪三振　０四死球　０失点　自責点０
H西舘　１回　０安打　２奪三振　０四死球　０失点　自責点０
　ケラー　１回　０安打　０奪三振　１四死球　０失点　自責点０

負高橋　６回　４安打　９奪三振　５四死球　１失点　自責点１
　山本　１回　０安打　１奪三振　０四死球　０失点　自責点０
　木澤　１回　２安打　０奪三振　０四死球　１失点　自責点１
　宮川　１回　４安打　１奪三振　１四死球　３失点　自責点３

⑨萩尾　見三振　中安　中安　中飛　四球
④吉川　見三振　二ゴ　空三振　二ゴ　右中３②
⑥門脇　見三振　三ギ　二ゴ　中安　右安①
③岡本　左安　四球　空三振　左２　左安
⑤坂本　四球　四球　中飛　遊ゴ　遊ゴ併
１ケラー
⑧佐々木　見三振　左邪飛　四球　左犠飛①
②小林　遊ゴ　空三振　左安①
⑦松原　四球　二ゴ　二飛　空三振
①菅野　空三振　見三振
Hオコエ　空三振
１中川
１バルドナード
１西舘
H岸田　投強安
５泉口

⑧塩見　右飛　遊ゴ　左安　空三振
⑨青木　一ゴ　左飛　空三振　空三振
③オスナ　一邪飛　左飛　三ゴ　空三振
⑤村上　中飛　四球　空三振　二ゴ
⑦サンタナ　中安　四球　見三振　中飛
⑥長岡　遊邪飛　左飛　中安　四球
②中村　三直　遊ゴ　捕ギ　二ゴ併
④武岡　空三振　二ゴ
H川端　四球
R岩田
１木澤
１宮川　
①高橋　二ゴ　投安
１山本
H４北村拓　空三振

８回裏、村上の打席が終わると多くの観客が次々にグラウンドに背中を向けて帰っていった。
この時点でのスコアは２－０。
９回表を抑えれば、ワンチャンスの範囲内の得点差。
しかも「３点リードはセフティリードではない」といわれている舞台は神宮球場だ。
ただスタンドはもちろんテレビで観戦していてもわかっただろう。
凡退してはうつむいてベンチへ戻る野手陣。
抑えてはいるものの、気持ちを前面に出している投手も少なかった。
“気迫”は目に見えないものだが伝わるものだ。
故野村克也監督は記者に対して言った。
「一生懸命やる、気合をもって相手に戦いを挑む…そんなことは言うものではない。プロなら当たり前だからだ」
しかし試合中だれよりも熱くなり、選手を叱咤しながら勝利を目指しているのは野村監督だった。
ボクサーはダウンして立ち上がっても、レフリーにファイティングポーズをとらなければカウントは続く。
質問に正しく答えられるか、目は生きているかをレフリーは確認をして試合続行を決める。
今のスワローズに対して相手は恐怖感をもつことはないだろう。
ファイティングポーズをとっているように見えないからだ。
本来味方であるはずのファンが終了を待たずに帰っていくのは、もうすでに結果が見えていたからなのだろう。
そしてその通り…というよりさらにひどい負け方となった。

スワローズ観察日記R別館・紘野涼プロフィール紹介

＜試合展開＞