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朝一番の身勝手な幸福論。

広島・八丁堀交差点 8:00am

平和大通り沿いの投宿先から繁華街を歩き、市電乗り場に近づいたところで1台のワゴン車を見かける。

このあとに乗る新幹線の車内で食べようと思っていた「むすびむさし」の配送用と思しき車だ。

思わず「あ!むさしだ!」と叫びました


広島では新幹線利用者はもとより、会議などの場でも愛される弁当。もちろんロケ弁としても。ちょっと前に放送されたRCC制作の全国ネット「有吉弘行里帰り特番」でも、ここの本店が紹介されていた。

あれだ、駅弁ではないが妻の故郷・群馬の「登利平」と同じような愛され方ではないだろうか。

有名弁当店の配送車を見かけることが偶にある。「ドクターイエローを見たら幸せになれる」じゃないけど、私の中では「弁当屋さんの配送車を見たら、今日はいい日」と思っている。東京なら津多屋、崎陽軒などを見ると、俺が食うわけじゃないのに喜んでしまう。

一度、かの「金兵衛」の配送車が数台並ぶ専用駐車場(なのか?)を見かけた時は、何かの秘密基地でも見つけたような昂揚感を覚え、その後2時間近くかけて、歩いて家に帰った。子どもか俺は。


で、広島の朝。

広島駅の商業施設「Ekie」で、朝御飯の「若鶏むすび」を買い求め、新幹線で西へ向かう。博多駅10時前に到着。そこからの36時間は楽しい予定だらけであることはわかっていたが、それは想像以上だったのです。弁当屋の配送車と弁当は、私の気持ちを後押しする。

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