Web集客を始めるまえに考えておきたい7つのポイントーPoint5：読者に「どうしてほしい」ですか？

あなたの「売上」はいつ上がりますか？

ホームページやブログに数多くの人が集まるようになったとしても、
「あなたの商品・サービスについてはわかったけれど、これを購入するにはどうすればいいのかな？」
「このお店に行ってみたいけれど、予約が必要なのかな？ それとも当日、いきなり出向いても大丈夫なのかな？」
とお客様が迷ってしまうようでは、売上につながりません。

たとえば
・ネットショップで商品を購入してもらったとき
・コンサルティングの契約が成立したとき
・実店舗に来店してもらったとき
など、「売上」につながるお客様の行動がなんであるかを、改めて確認しましょう。

ホームページやブログ、SNS の運営をするなら、お客様にどういう行動をしてほしいのかを、分かりやすく書くようにします。
・メールや電話で問い合わせて欲しい
・ネットショップで購入して欲しい
・来店してほしい
・無料説明会・無料体験に参加してほしい
などです。

このことは、チラシや看板類を作成する場合にも注意するといいでしょう。
「チラシなどを配布しても、今一つ反応がよくない」という場合には、
・お電話でご予約ください
・無料体験授業をお受けください
・説明会にお越しください
など、一言を添えるだけでお客様としては、反応しやすくなります。

メールフォーム作成時の注意点

「お客様が気軽に問合せできるように」とメールフォームを用意する場合には、記入していただく項目が多すぎないようにしましょう。

あまりにも項目が多く、疲れて途中で記入を止めてしまうという人は、案外たくさんいます。

また、「未知の人にあまり細かく、個人情報を知られるのが不安だ」というお客様もいますので、
・個人情報は厳重に守ること
・書き込まれた個人情報を、後に営業行為などに使用しないこと
を明記することは必要です。

そして、初回のお問合せ時点（まだ、購入するかどうか決まっていない時点）では
・名前
・メールアドレス
など必要最低限の情報を書き込んでいただくにとどめ、後に住所や電話番号をお伺いするという手間をかけるほうが、お客様にとって安心感があります。

無料サービスで集客する場合の注意点

あなたの商品やサービスを無料で提供して、多くの人に知ってもらうことから始める、という方法があります。たとえば次のようなケースです。
・お菓子やパンなどの試供品を無料で提供する場合
・占い師の人が「練習を積むために、無料で相談に応じています」という場合
・FP など知名度を高めたい人が「無料でセミナーを開きます」という場合

しかし、無料で商品・サービスを提供することの落とし穴に注意しましょう。

無料の商品・サービスに飛びつく人の中には、その一番の動機が「無料だから」になっている人も多いのです。
「無料だから、使ってみる」
「無料だから、相談してみる」
が一番の動機になってしまっている人は、いくら商品・サービスの内容がすばらしくても、有料サービスに変わった途端に興味を失うでしょう。

無料サンプルの配布や、無料セミナーの実施という戦略が、すべていけないわけではありませんが、その人が必ずしもお金を払って顧客になってくれるとは限らない点にも注意しておきましょう。

○○セミナー、□□勉強会に参加しました！ と書く目的は？

やや細かい話になりますが、「お客様にどうして欲しいのか、を明らかにする」という観点から、お考えいただきたいことを書きます。

私はブログや SNS を売上の向上に役立てていく方法をアドバイスする事業に取り組んでいます。実際にブログや SNS を拝見して、改善すべき点を分析するのです。

さて、向上心・向学心が強い方は、
・○○セミナーに参加しました
・□□勉強会に参加しました
・朝活に参加しました
などの話題を取り上げていることが多いです。

これ自体はとても良いことなのですが、「何のために」取り上げているのかが曖昧なため、情報の羅列に終わってしまっている記事が多いのが、少し残念なところです。

・セミナー、勉強会に参加する勉強熱心さをアピールしたい
⇒ 具体的に学んだ内容を、ブログ等の読者が「なるほど」と思えるような情報として取り上げる

・経営の問題点と解決方法についてセミナーを通して考えたことを知らせたい
⇒ 今後、商品・サービス展開にどう活かしていきたいのかを書く

・セミナー、朝活などの参加者を増やしたい
⇒ 参加方法が読者に伝わるように記事を構成する

このように「何のために」記事にするのか、「読者にどうしてほしいのか」を考えてブログ、SNS の記事を更新していくと、高い反応が得られるでしょう。

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