<コラム>大学1年生から公務員試験を目指す #006
こんにちは、澪です。
最近気づいたのですが、大学の「進路先決定報告」の登録をずっと放置していました(笑)
さて、突然ですが、この記事を読んでいる公務員志望の皆様は、いつから公務員を志しましたか?
あるいは、いつから公務員試験もありかもと意識するようになりましたか?
この答えはひとそれぞれでしょう。
私の最初のきっかけは、高校生のときでした。ITパスポート試験がきっかけで労働基準法を知り、当時は労働基準監督官に憧れをもっていました!
そこから法律全般に興味をもったことをきっかけに、幅広く公務員になりたいなと思うようになり、様々な公務員を見るようになりました。
法律を勉強したく大学に進むつもりだったので、当時は公務員試験に向けた勉強はしていませんでした。
その後、実際に公務員試験を意識して勉強を始めたのは、大学1年生のときでした。自分でも大分早かったと思います(笑)※詳細は後述
今回は、これから公務員を目指す大学低学年(特に1年生)に焦点をあてて、私の体験談を基に、今のうちに何をすべき、何をしたらいいか記事を書いていきます!
今のうちにこれをやっておこう
公務員を目指す皆さんに、試験勉強が本格化する前にやってほしいことはここちら!
1.ガクチカづくり
公務員試験の面接において、学生時代になにをしてきたのかはよく問われます。3年生後半になって、勉強の合間に間に合せでなにかやろうと思うと苦労します。
(中には捏造をして経験を創出する人もいますが(笑))
そこで、勉強の本格化しない低学年のうちになにかしらの経験を積んでおくことは非常に重要です!
そのなにかしらの経験は、意味のあることで、公序良俗に反しなければ、なんでもいいと思いますよ。
部活・サークル
アルバイト
ゼミや研究
ボランティア
資格取得
旅行 etc…
自分に合うものを、ひとつでも複数でも見つけてみてください!
また、そのなぜその経験をしたのか(Why)、その経験で何を得たのか(What)、どういう役割を果たしたのか、どう工夫したのか(How)、といったことも重要となりますので、意識しておきましょう!
実際に経験した方が、のちの面接での内容にリアリティがでてきます。また、これらの経験は、面接対策だけでなく、自分が公務員になってなにをしたいかにも影響することもあります。仮に民間にシフトすることになっても、経験は役に立つので損はないでしょう!
2.十分な単位の取得
いわずもがな、大事なことです。
余裕をもって公務員試験を迎えるために、1・2年生のうちにできる限り必修単位をとりましょう!
選択科目やその他の科目も取り、3年次には単位を取り終えているorほとんど取り終わっているのが望ましいです。
3.学習習慣をつくる
「3年生になったから(なるから)、公務員試験の勉強を始めよう!」と思っても、中々学習に身が入らない人が一定数います。
これは、大学の課題はともかく、+αの学習に慣れていない(あるいは、大学受験勉強の習慣がなくなった)ことから生じるものと思います。
このときにスタートダッシュに失敗すると、夏休みを過ぎて、10月を迎えて、年末を迎えて・・・・やがて苦労することになります。
そこで、低学年のうちから、学習習慣を作っておくことが重要だと思っています!
この学習の内容ややり方は、なんでもいいと思います。
例えば、「毎週水曜日は、カフェで〇〇の資格の勉強をしよう」や、「講義が終わったら、課題とは別に1時間復習をしよう」など、ライトなものでもいいと思います。
大事なのは、それを習慣化することです。
これがうまくいけば、(苦手科目はともかく、)勉強することが苦ではなくなっていくかと思います。
ちなみに、筆者のオススメは「判断推理」です(笑)
公務員試験の範囲であり、重要科目ですから、最初はパズル感覚で解き遊ぶ感じでいいと思います。早いうちから内容を理解できれば、習慣も身について一石二鳥です!
もちろん、それ以外にも自分の関心のある分野、好きなことで勉強してもいいと思います。
1年生からやるとなると中々大変かもしれないので、2年生になったら始めてみようなど、心構えを持っておくだけで違うかもしれません。
4.社会問題・時事に関心を持つ
公務員試験突破にあたっては、勉強についでガクチカと並ぶ重要な要素の一つだと思います。
省庁の政策分野であったり、地方自治体の抱える問題(高齢化など、どこの自治体でも共通のものもある)など、それぞれの面接を受ける上では、完璧でないにしろこれらの知識があることは大前提となってきます。
また、面接以外にも、論文試験のお題で社会問題に関するものが出題されることもあります。
テレビや、新聞、ネットニュースなど、媒体はなんでもいいと思うので、とにかく情報を吸収してください。
私はよくTwitterで情報を集めていました。
情報入手の気軽さ、リアルタイム性もさることながら、リプライ欄で、みんながどう思っているのかが分かるため勉強になるからです。
(別記事で書く予定ですが、他者の考えを知ることもとても大事なことです。)
重要なのは、ただニュースをみてはい終わりではなく、「ニュースの背景を知る」ことと、「自分の考えをもつ」ことです。この2つで、自分の力は更に高まります。
公務員を目指す友人同士でディスカッションをしてみてもいいかもしれません。(というより、推奨。)
5.コミュニケーション能力を鍛える
コミュ力は、面接を突破する上でとても大事です。
※面接対策はまた別記事で書く予定
というより、公務員として、それ以前に社会人として必須の能力ではないでしょうか。
色々な方をみていると、友達とは普通に話せるけど、知らない人だと萎縮しちゃうというのは結構あるパターンのようです。
コミュ力の鍛え方は人それぞれでしょうが、一番手っ取り早いのは、知らない人と話すことそれ自体が近道だと思います。となれば、やはりアルバイトがおすすめです。
アルバイトで接客をすれば、否が応でも知らない人を相手にします。
この積み重ねがとても大事です。
もしあなたがコミュ力に自信がない状態であるなら、早いうちから鍛えておきましょう!
せっかく勉強ができても、面接で失敗しては内定もなにもないので、後悔しないために努力が必要です!
6.その他
小ネタ的にはなりますが、それ以外のちょっとした内容を列挙します。
貯金をしておこう!
どの公務員になりたいか、夢を膨らまそう!
余裕があれば、国や自治体の説明会に参加しよう!
遊びも大事! いっぱい遊んでおこう!
※貯金は、3年次と4年次に勉強の時間を十分に確保するために、バイトを辞めるあるいは減らしてもいいようにするため。
筆者の経験
記事のはじめの方で「公務員試験を意識して勉強を始めたのは、大学1年生のとき」と書きましたが、当時なにをしていたかというと、宅建の勉強をしていました。
宅建の試験範囲のひとつで民法の択一が課されるため、公務員試験に向けた勉強になるからと思ったためです。
1年のときに宅建を取得した後は、試験範囲に憲民行(+商法)がある、行政書士も挑戦・取得しました。
振り返ると、1年のときから勉強ばかりでした。
民法は大改正もあったりしたので、覚え直すのが大変だったりした記憶もあります(笑)
実は、公務員試験を通して、資格取得はかなりコスパがいいなと思いました。
というのも、資格取得は、①資格を持っていることそれ自体を面接でアピールできることにとどまらず、②その過程で努力を積み重ねてきたことをアピールできるからです。公務員試験を見据えた勉強であるなら、尚の事。また、③自分の中で資格取得を中間ゴールに設定できたことは、モチベーション維持に繋がりました。
もちろん、〇〇の資格を持っていることがすぐさま合格に直結するということはありませんが、武器にはなります。
実際、某官庁の官庁訪問・人事面接で、資格欄が目に止まったようで「へぇ〜、すごいね〜、ほぉ〜」と、お言葉をいただきました。
話のネタにもなりますし、試験科目の一部重なる宅建・行政書士でいえば、公務員を早くから目指してきたことに説得力が生まれます。
とはいえ、宅建も行政書士も簡単な試験ではありません。あくまで一例の紹介にとどめます。
勉強以外でいえば、アルバイトの経験をたくさんしました。
飲食店、事務、試験監督、遊園地、イベント etc…
コミュ力を鍛える目的もありますし、社会経験というのもありますし、結局は自分のためになるからです。
単位についても、3年次に取り終わるよう調整しました。
その結果、公務員試験のある4年生の前期の大学での生活は大分楽でしたし、その分、勉強に集中できました。
(単位取得で忙しくて公務員試験の勉強が疎かになったら本末転倒なので、そこはうまく調整しよう!)
資格取得、アルバイトを含めて、公務員になることを見据えて様々なことに挑戦してきてよかった! と、試験を終えた今思います。
おわりに
今回ご紹介したのは、国家総合職内定の筆者が実践していたことです!
実際、国家総合職に向けてだとさらにこれやったほうがいいというのはありますが、今回は公務員全般にいえることにとどめたいと思います。
需要があれば、また追加の記事を書きたいと思います!
これを全部やれば必ず公務員にうかるというものではありませんが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
最後にひとつアドバイスをするとすれば、
あまり気負いしすぎないことです。
勉強にしろ、上で挙げた内容にしろ、はじめから完璧にできる人間はいません。ちょっとずつ、できるようになればいいんです。
「公務員になりたい!!」という思いが強すぎると、かえって空回りしてしまうこともあるかと思うので、焦らずゆっくりと一歩ずつ進んでいきましょう。
と、偉そうなことを言ってみたり(笑)
今回はここまで!
リクエストがあればコメ欄まで☆
またね!