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【令和5年度最新版】東京都庁面接合格完全講義

平成22年から令和5年までの試験選考実施状況が東京都HPに掲載されていましたので、グラフにまとめました。試験を進めていくにつれて「1次試験の倍率はいくつだろう…」「最終合格者数は募集人数の何倍程度採っているのだろう…」なんて疑問が湧いてきます。その際のデータとしてご使用ください。なお、数字はI類B一般方式のものです。

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面接対策に必要な2つの資料

面接対策をする上で、準備する資料が2つあります。それが①「未来の東京 戦略」と②「#シン・トセイ 都政の構造改革ポータルサイト」の2つです。これらは東京都の「課題・政策・目標」をまとめた資料です。

東京都がどんな状態で、どんな行動をして、どんな夢があるのかを分かりやすく解説されています。職員を採用する上で、課題を解決出来る人、政策に貢献できる人、夢に共感してくれる人であることをアピールすることが面接の目的です。

なお、前年度までは「都民ファーストで作る新しい東京 実行プラン」という資料があり、冊子で販売をしていましたが、今年度からは冊子の販売がなくなりました。テレワークやペーパーレスの取組の一環でしょう。ネットで無料ダウンロードできます。

※2021/03/15時点では題名に(案)の表記があります。これは案の状態で発表をした後で、パブリックコメントを募集し、改善をくりかえす手法(アジャイル)を意識しているためです。

※2022/01/15時点で案ではなくなりました。デジタルブック(電子書籍)で閲覧が可能で、都民情報センター(都庁内)で冊子の購入も可能です。

準備資料①:「未来の東京」戦略

東京都の説明:「『未来の東京』戦略」は、新たな都政の羅針盤として策定する都の総合計画であり、「まち・ひと・しごと創生法」(平成26年法律第136号)第9条第1項にいう「都道府県まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置付けます。本戦略に記載する政策目標については、同戦略上の重要業績評価指標(KPI)として位置付けます。

簡単に説明すると、「2040年や2030年の東京に向けた長期の戦略」のことです。

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Instagramのストーリー解説はコチラから。
東京都発表資料はコチラから。



準備資料②:「シン・トセイ」戦略

東京都の発表:東京都では、コロナ禍で浮き彫りとなった課題を克服し、世界から選ばれる都市となるため、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進を梃子として、制度や仕組みの根本まで遡った「都政の構造改革」を強力に推進し、都政のQOS(クオリティ・オブ・サービス)を向上させることで、都民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高め、誰もが安全・安心で幸せを享受できる社会の実現を目指しています。このたび、2025年度を目途に「デジタルガバメント・都庁」の基盤を構築するため、2020~2022年度までに短期集中で取り組むプロジェクトの具体策を提示した「シン・トセイ 都政の構造改革QOSアップグレード戦略(案)」を策定しました。

簡単に説明すると、「コロナ禍におけるDXを通じた2025年目標の短期戦略」のことです。

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Instagramのストーリー解説はコチラから。
東京都発表資料はコチラから。

2022/01/15現在はポータルサイトが運用しているため、情報はそちらに集約されています。記事数はかなりのものになりますが、デジタルサービス局の進める、デジタル化という重要論点のため、目を通しておくことをおすすめします。

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作成前に意識する3つのポイント

ぶっつけ本番でスラスラと話せる人は面接対策しなくてオーケーです。でも、そもそも話すのも苦手な人もいれば、面接で評価される話ができない人は、「事前に質問回答を作成する」必要があります。私は公務員や東京都庁、都の職員がどんな人を欲しいと思っているのか分からなかったので、3つのポイントを意識して質問回答を作成しました。

■東京都2つの戦略
■東京都が求める人物像
■面接官の評価点と採用方法

作成意識①:東京都2つの戦略

東京都2つの戦略とは、①「未来の東京 戦略」と②「#シン・トセイ 都政の構造改革ポータルサイト」の2つです。これらは東京都が都民、国民、受験生に向けた「自己紹介」です。他と比べても、これだけ分かりやすく政策内容について発表している自治体はありません。

具体的には「長期戦略では夢を語り、短期戦略ではスキルを示す」ように意識していました。長期戦略とは「未来の東京 戦略」のことですが、これは2040年や2030年に向けたビジョンになります。このVUCA(※)の時代で未来を語る上では、熱い夢を語ることで、やる気や熱意をアピールしていました。

※VUCA(ブーカ)…Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉。現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。

短期戦略とは「シン・トセイ 都政の構造改革QOSアップグレード戦略」のことで、2025年までの直近の目標です。具体的なスキルをアピールすることで、「こいつが入れば、こんなことをやってくれるだろうな…」と想像させることができます。スキルといっても資格やプログラミングなどのようなものでなくて良くて、圧倒的な行動力であったり、人から信頼されるようなもので納得させるものであれば良いです。



作成意識②:東京都が求める人物像

都は職員採用ページ上で、東京都が求める人材として、以下のように記載しています。

①高い志と豊かな感性を持った人材
②進取の気性に富み、自ら課題を見つけ、進んで行動する力を持った人材
③都民から信頼され、協力して仕事を進める力を持った人材
④困難な状況に立ち向かい、自ら道を切り拓く力を持った人材
東京都のホームページはコチラから。

自分が東京都の求める人材であることをPRするエピソードやスキルを織り交ぜる意識をしました。また、面接時に直接「求める人材のうち、〇〇であることのエピソードはありますか?」と質問されています。面接の評価項目にも、「東京都の求める人材か?」という項目があるという情報もあるので、必ず意識すべきポイントです。

東京都職員採用ページの「求める人材」はコチラから。



作成意識③:面接官の評価点と採用方法

質問回答を作成する上で、面接官に意識を向けることは重要です。私はざっくり2つのポイントを意識していました。

・面接官の評価点
・東京都の採用方法

面接官はひとりの人間です。面接官には面接官の顔と社会人の2面性があります。面接官としては、①リーダーシップ②独創性・創造性③問題発見能力④企画力・提案力⑤バランス感覚・視野の広さ⑥高い倫理性・社会貢献への強い自覚です。これは予備校のTACの模擬面接で使用している面接官の評価項目です。あくまで全体的な公務員試験における評価点になりますが、参考にすべきだと思います。

逆にマイナス点を避ける意識もしていました。①自己中心的・協調性がない②自分の考えを明確に表現・伝達できない③視野が狭く考えが偏っている④考え方が未熟で幼稚⑤公務・業務に対する誤解・偏見がある⑥課題の設定・対応が不適切などです。

以上はあくまで面接官の顔です。対して社会人としての顔は「一緒に働く仲間としてどうか?」「一緒に働きたいか?」という視点です。社会人の評価点としてはシンプルに①協調性②将来性③やる気があるかを見ているはずです。

東京都の採用方法に意識を向けるのもポイントです。東京都は筆記試験と合算される5段階総合評価と定性的な相対評価です。気にすべき相対評価の注意点は「当日の受験生の中で、印象に残らない人は落とされる」ということです。1日10数人見ている面接官に、自分を「ひとりの人間として印象に残すこと」を意識していました。


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回答作成する3つのポイント

具体的に回答を作成するときには3つのポイントを意識していました。具体的なフレームワークを利用していたので、再現性あります。

回答作成した段階で意味不明なものを作ってしまうと、そこからどうやっても良い評価を得ることはできないので、自分で納得できるまで何度も書き直しました。質とボリュームにこだわり、できるだけの準備をしました。

回答作成①:回答テンプレート【伝え方フレームワーク】

■志望動機:CRECの法則
■自己PR:FABEの法則
■実現したいこと:TAPSの法則

回答を作る時に3つのフレームワーク(※)を利用しました。面接の回答の具体例を知りたい人が多いですが、他人の真似をしても受かりません。テンプレ回答ではあなたの経験や意思が反映されないからです。再現性という意味で、みんなが使える方法としてはフレームワークに当てはめて、自分の言葉で回答を作成しましょう。※フレームワークとは「枠組み、骨組み、構造」という意味で、再現性のある回答の型だと思ってください。

■志望動機:CRECの法則

Conclusion:結論・主張・結果
Reason:根拠・理由
Evidence・Example:事例・実証
Conclusion :結論・主張・結果

「自分の曲げられないこだわり」や「これだけは強く伝えたい部分」に関して、CRECの法則を使うことで、より効果的に文章を面接官に伝えることができます。CRECの法則は「相手に強い印象を与えたい時」に使う文章構成です。

強い印象を与えるためには話に強弱をつけることが必要であり、全ての話がCRECの法則を使っては、1つ1つの文章の印象が弱くなってしまいます。

例えば「私は冬に鍋を食べるのが好きです。なぜなら、鍋は栄養のバランスが良く、作る手間も少ないためです。実際に冬はよく鍋を食べており、みんなで食べると心も身体もあたたかくなります。なので、私は冬に鍋を食べるのが好きです。」

人はものを理解するのに、事前知識がないと理解できません。始めに結論を良い、その前提のもとで説明を加えていく。そして最後に結論を繰り返すことで、結論に対し強い印象を与えることができます。

この文章全体もCRECの法則を利用して書いてみました。わかりやすい文章になっているでしょうか?

■自己PR:FABEの法則

Feature:特徴
Advantage:利点
Benefit:利益
Evidence:証拠

あなたが必要だと思わせること」や「他の人とは違う強い印象を与えること」に関して、FABEの法則を使うことで、より効果的に文章を面接官に伝えることができます。FABEの法則は「自己PR」に使う文章構成です。

面接で自己PRを話す上では、他の人よりも優れた人材であることを面接官に認識させる必要があります。また、あなたでなければダメな理由を説明し、納得させるだけの伝わる文章を意識しましょう。

例えば「【特徴】私は生まれも育ちも東京都で過ごしてきました。【利点】公務員にとっては公務員としての目線に加え、住民や国民の目線を持って考え、政策に取り組む必要があると考えます。【利益】都民として主体的に問題に取り組むことで、上辺ではない血の通った仕事によって、本当に都民のために必要な政策に取り組むことができると考えます。【証拠】直近では●●地域に水害対策を進めるべきだと考えています。(具体的な地元ならではのエピソードなど)」

ただ、この伝え方をする上では、「具体的なエピソード」や「実務的な能力」などのあなただけしかないものを話に盛り込む必要があります。ほかの人に持ってないものを話すためには、「新たな能力を身に着ける」か「自分の経験を遡る」しかありません。

■実現したいこと:TAPSの法則

To Be:理想
As Is:現状
Problem:問題
Solution:解決

人が成長するには以下の簡単な方式が成り立ちます。

【将来なりたい自分】-【現状できること】=【現在やるべきこと】

理想の自分をイメージして、現状できることを考えると、自ずとやらなければならないことが見えてきます。

TAPSの法則を利用して文章を考えていくと、自然とこの法則にのっとった文章を書くことができます。10年後にはどんな人材になっていたいですか?などの質問に対しては、自分の将来像を相手にもイメージできるような伝え方をしなけれればなりません。面接において、”面接官の感情を動かす”と言うのが1つの目標になってきます。感情を動かすとき、効果的な方法が理想を共有することです。理想というと難しく聞こえますが、あなた自身の「やりたいこと」「なりたい姿」「ありたい状態」というような◯◯したい、という状況を共有するのです。

そのためにTAPSの法則を利用して文章を考えていくと、
【理想】私は〇〇になりたい。
【現状】ただし、現状私は△△しかできません。
【問題】〇〇になるためには□□が必要です。
【解決】自分に必要なものは□□なので、今やっています。

このように話していくと、「将来像が明確だな」「△△ができるのか」「自分の足りないものが明確だな」「自分に足りないものを今から取り組んでいる行動力のある人だな」などのアピールポイントをつくることができます。あなた自身の現状、将来像、性格などをなるべく物語にして伝えることで、共感を産むことができます。


回答作成②:1分で話せる分量【お前の話は長すぎる】

「1分で話す」のには理由があります。
■面接の目的は「人の心を動かす」ことにある。
■面接官を具体的にイメージし、その人たちの反応を想像しながら準備を進める。
■ロジックは1つの結論とそれを支える3つの根拠のピラミッドで作る。

■面接の目的は「人の心を動かす」ことにある。

人は、相手の話の80%は聞いていない。どんなに完璧な発言をしても、自分の考えが100%伝わるということはありえない。自分の話を聞いてほしいなら、まずはそのことを前提に始めなければなりません。

面接力とは、人に動いてもらう力です。自分が職員として適しているかを認めさせ、採用という判断を下してもらうことに注力します。人を動かすためには、1分で話せるように話を組み立て、伝える必要があります。

■面接官を具体的にイメージし、その人たちの反応を想像しながら準備を進める。

面接においては、「何のために面接するのか」を明確に意識しなければなりません。それを言語化すると、「誰に」「何を」「どうしてもらいたい」という構造になります。ポイントは「誰に」伝えるのかを考えることです。

具体的には、面接官の立場、何に興味があるか、この面接に何を求めているか、専門的な要素への理解度、何をどう言えばネガティブな反応をするのか、などといったことを考えます。

聞き手(面接官)を具体的にイメージできれば、その人たちの反応を想像しながら準備を進めることができます。つまり、聞き手にあわせて、話す内容、言葉遣い、話し方などを考えていくことが必要です。

■ロジックは1つの結論とそれを支える3つの根拠のピラミッドで作る。

話には「結論」と「根拠」があります。結論は1つですが、根拠は複数あることが多い。結論を一番上に、根拠をその下に並べると、ピラミッドのような形になります。このピラミッドがしっかり組めていれば、話が不必要に長くなったり、伝わらなくなったりすることはありません。

「これが結論です。理由はAでBでCだからです」というだけで話は伝わる。この基本の型にはめて考える癖をつけておけば、説得力のある話し方ができます。

※1分で話せる文字数は一般的に300字程度と言われています。いろいろ書きましたが300字1分くらいの話じゃないと伝わらないよということです。
このパートは伊藤洋一著「1分で話せ」の要約になります。面接対策でかなり役立つと思うので、読んでみたい方はどうぞ。



回答作成③:過去に聞かれた質問すべての回答を考える【準備できることはやる】

想定できる質問に対しては全て答えられるように準備することです。想定できる質問は、予備校においてある面接のデータやネットに書いてある、当該職種の面接で行われた質問のことです。

質問事項としては多くても2~30個程度かと思うので、公務員試験の筆記試験を合格したあなたなら、問題ない量だと思います。やれることをやりきることが重要です。

私が準備していた想定質問を全て書いておきます。
▼ひととなり系
・志望動機
・自己PR(長所短所)
・交通手段
・公務員を志望した理由
・東京都を志望した理由
・地元じゃない理由
・実現したいこと
・仕事で相談はされるタイプか
・気になったニュース
・辛い経験
・クレーム対応経験
・成果や達成感を得られた経験
▼〇〇のときどうする系
・苦手な人がいたらどうする
・やり方の違いで揉めたらどうする
・誰も仕事を教えてくれなかったらどうする
・忙しい中、仕事を頼まれたらどうする
・災害時どう動く
・オリンピックを盛り上げるためにはどうする
▼既卒ならでは系
・卒業後の履歴
・民間就職した理由
・民間企業の志望動機
・前職の退職理由
・これまでの経験がどう活きるか
・新卒時は志望していたか
▼仕事理解系
・公務員として求められる意識
・国と都の違い
・東京都と特別区の違い
・公務員と民間企業の違い
・政策で気になるもの
・ノルマに対して思うこと


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面接シート作成の極意

面接シート作成するときに意識していたのは、自己満じゃない相手に評価されやすいものを作成することです。面接官の気持ちになって、伝わる、魅力ある面接シートを作成しました。

iPhoneメモで10回くらい考え直しましたし、実際に紙に3回くらい書き直しました。もう書きたくないです。

面接シート作成①:伝わる文章構成

面接カードを書く上で,丁寧な字・正しい漢字・鉛筆で下書きで書くなどは基本なので解説しません。私の場合は面接カードの文章について、以下の点を意識していました。

■字の大きさ・行間
■1行の長さ
■読みやすい文章構成
■正文よりも美文

■字の大きさ・行間

受験生の勘違いとして「なるべくたくさん書いた方が良い」と思う人がいます。たくさん書いた方が頑張っている感じはしますが、頑張れば合格できるわけではありません。面接はあくまで受け答えにおいて受験生を採点する場です。面接官の視点で考えましょう。

面接官は疲れているのに、文章がギチギチに書いてあれば、「面接カードは読まなくていいや」って思います。50歳の面接官であれば「字が小さすぎて読めないや」って思うのは当然です。結論としては、見やすい大きさの字で、行間を適切に開けて文章を書きましょう。

■1行の長さ

文章は長ければ長いほど読みにくい文章になります。『私は大学生のときにコンビニでバイトをしていて接客の経験を通じて人から感謝されることにやりがいを感じました。』よりも『私は大学生のときに、コンビニでバイトをしていました。接客の経験を通じて、人から感謝されることに「やりがい」を感じました。』

後者の方が理解しやすいです。また,キーワードを「」で括ることで、さらに読みやすい文章にすることができます。

■読みやすい文章構成

読みやすい文章構成はたくさんありますが、意識して使っていたのが「結論から書く」「箇条書き」のふたつです。

■正文よりも美文

公務員においては真面目な印象があり、正しい文章を書かないと受からないと思う人も多いと思います。しかし、文章は読まれないと意味はありません。私は正しい文章よりも、見やすい文章を書くという意味で「正文よりも美文」を意識していました。

有益な情報に素早く辿り着く事を目的とする。
有益な情報にすばやくたどり着くことを目的とする。

比較した時に、後者の方がなんとなく読みやすい感じがします。全てに漢字を用いる必要はなく、適度に漢字を置くことを意識していました。漢字はひらがなよりも密度が濃いので、「白いキャンパス(ひらがな)に黒い色(漢字)を置いていく」イメージです。



面接シート作成②:内容の注意点

■本番の伝え忘れを防ぐ
■面接カードこそ第一印象
■熱意が伝わる文章を書く

■本番の伝え忘れを防ぐ

面接では緊張したり、聞かれたいことを聞いてくれない場合も多くあります。そのリスクをなくすために、自分が伝えたいことは文章に書いておきましょう。書いておけば伝え忘れはなくなります。

■面接カードこそ第一印象

面接カードは受験生と面接官のファーストコンタクトです。面接開始直後の印象ももちろん大事ですが、本当の第一印象は面接カードなので、その意識を持って書きましょう。

■熱意が伝わる文章を書く

自分の想いを言葉にしたり、文章にして書くことは恥ずかしいと思うかもしれません。しかし相手に伝えるためには形に残さないといけません。夢は言葉にしないとかないません。「仕事を通じて都民を幸せにしたい」と堂々言ってやりましょう。


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面接当日の意識

面接準備をできるだけやったら、面接当日はむしろ楽しみになりました。やれることはやったなら、あとは本番楽しむだけ。それで落ちてもじぶんではどうしようもありませんからね。

面接当日意識①:面接官を好きになる【セルフマインドコントロール】

私が考えていた「面接官を好きになる意識」です。メリットがたくさんあります。

■面接当日にたくさんのことを考えなくても良いので不安が減る
■面接官を好きになると緊張しない
■好きな相手には自分の情報をたくさん伝えたいし夢を語りたい

■面接当日にたくさんのことを考えなくても良いので不安が減る

人は考えることが増えるほど、不安に感じます。不安を減らすためには、考えることを減らすことが効果的です。

1つのことだけ考えているとき、人は余計なことを考えません。「本番では面接官を好きになろう」という1点だけを考えていれば、余計なことを考えず面接が楽しみになってきますよ。だって好きな人と会いに行くんですから。面接官を好きになることができれば,面接は好きな人に会いに行くイベントです。

■面接官を好きになると緊張しない

面接官を好きになることができれば緊張はしなくなります。緊張は自分が知らない人、苦手な人に対して抱く感情です。

もしも面接官を好きになることができれば、面接本番も緊張しなくなります。恋人や友達などの好きな人には緊張しません。

■好きな相手には自分の情報をたくさん伝えたいし夢を語りたい

面接官を好きになることができれば、自分のことをもっと知ってほしいと思うはずです。面接は自分をアピールする場です。自分の情報を相手に伝えなければならないので、相手を好きになることで、たくさん自分の情報を伝えようと思います。

また、嫌いな人よりも好き人に話しす方が楽しく話せるし、言葉に感情が加わるので説得力のある話し方になります。面接官に自分を好きになってもらうためには,自分が面接官を好きになるしかありません。



面接当日意識②:分からない質問への対処法【全ての質問に答えられるようになる】

出来る限りの準備をした前提で、当日は面接官を好きになるつもりで臨みます。それでも面接ではどうしても答えられない質問はあります。その時に私がしていたのは「わかりません+ポジティブ発言」です。

わからないことは悪いことではありません。わからないのは知らないだけ、考えたことがないだけです。悪いのは分からないことを分かると嘘をついたり、分からないままにすることです。仕事をする時でも、わからないなら人に聞けば良いし、分からないままにした方が後で大きな失敗につながります。分からないということは、自分にも相手にも誠意を持って話す上で必要です。

ポジティブ発言は、わからないなりに、知らないなりに今後どうするかを伝えることです。例えば、勉強不足であれば「勉強が足りていませんでした。今後はより勉強をして、知識を増やしていきたいと思います」考えが足りていなかったのであれば「そこまでの考えはいたっておりませんでした。市民の目線で考えるためにはどうするべきか、採用後はより主体的に考えていきます」などです。


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おわり。

最後になりますが、私がやった面接対策について簡潔に書き残すつもりでしたが、10,000字程のnoteになってしまいました。やったことは大したことはないのですが、最も大事なのは自分の頭で考えることだと思っています。私の経験はあくまで参考にして、自分に置き換えて考えないとダメです。私の回答を暗記しても絶対に受かりません。私のnoteは全て嘘かもしれません。疑ってください。他人の意見はゴミです。しかし、ゴミの中から何を拾うかはあなたで決めてください。自分で考えて決めてください。拾ったゴミの1つに、このnoteがあれば嬉しいです。ぜひ都庁で会いましょう。



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