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ニューノーマル飲食店は「いつも緊急事態宣言」がベスト選択肢なんだろう

7月になり、東京でまた「感染者が増えました」という話がでて、再度緊急事態宣言?また自粛?とか噂がニュースで流れた。飲食店を経営する側としては「またかよ」「もう無理」と思っていた。

3月と同じ状況に感じて「もし再度緊急事態宣言になったらどうする?」また「営業時間を縮めろといわれたら?」「テイクアウトするしかないのか?」とか考えた。その考えた結論は「もうやることは無い」だった。

結論がついていた。なぜなら4月に緊急事態宣言が起きて、うちの店はすでに変わってしまった。3密を避けるため、お客様の回転を早くするためのカウンターのみにして、テーブルを使用禁止にししていた。長居しなくていい単品フードメニュー限定した。4年以上続けてきたデザートなどはすべて廃止した。以前はカフェだったが、今は食堂であり、似た業態は牛丼屋になった。緊急事態宣言のためにやることはやった。もうこれ以上、ニューノーマルのためにやることはない。(注意:個別の営業努力、商品開発などはやるべきことがたくさんあります)

そしてニューノーマルの飲食店はどうあるべきかの答えも出ていた。「つねに緊急事態宣言」を続ければよいのだ。状況がゆるんだからといって、居酒屋やバーみたいにする必要もない。常に牛丼屋みたいなカウンター食堂を続けるしかないのである。飲食店にとってはこの選択肢がベストだ。

だが殆どの小規模飲食店が、この方法をとれない理由がある。カウンターで、フードのみになると、すでに大規模展開するチェーン店牛丼屋、うどん屋、などと正面切って勝負しなければならないからだ。この市場では単価をあげるのは非常に難しい。松屋のビジネスモデルの原価計算の記事を昔見たことがあるが、1杯をうって、10円以下をかき集める商売をするしかなくなるのだろう。価格は競争が本当に激しい。利益は出ない。

でもニューノーマルではこの厳しい部門にはいってくいくほうが、顧客ニーズをつかめ、存続という意味では正解かもしれない。ただし、利益を得ることはできない。それは事実だ。

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