見出し画像

「スケジュール帳が真っ白」に耐える自信があるか

ネットの日経ビジネスの10月27日の『増える「50代おじさん起業」と稼げない現実の過酷さ』を興味深く拝読しました。

その記事のなかでとくに目が止まったのは「スケジュール帳が真っ白に耐える自信があるか」という言葉です。
サラリーマンのときは会議や接待や出張とか、仕事の中身はともかくスケジュールが埋まっていきます。
多くの脱サラ経験者が個人事業主となったとたん、スケジュール帳に書くことがほとんどない・・・、という現実に向き合うことになります。

今年はとくにコロナの影響で、多くの上場企業が早期退職や希望退職を募っていると報道されています。
そうした方々が、皆様脱サラして個人事業主になるとは限りませんが、そういう志をお持ちの方も少なくないのではと思います。
と言いますのは、現在、かなり雇用環境が厳しくなっているからです。

では、肝心の脱サラしてどのくらい稼いでおられるかですが、先の日経ビジネスの記事では、2017年度の統計によると「独立後の年収は、200万円未満が全体の6割超と最も多い」とあります。
200万円では自分ひとりでも食べていくのは大変かと思います。

さて、個人事業主となって何がもっとも大変かといえば、「営業」です。
サラリーマンは成果主義の営業職の人は別にして、ほとんど決められた、上から与えられた仕事をこなしていけばそれでOKでしたが、小なりといえども事業主になった以上は、自分で営業してお客様を開拓、獲得しなければなりません。
それができない人は脱サラは厳しいと思います。

たとえサラリーマンのとき営業職をしていた方でも、それまでは会社の肩書、名刺で仕事が受注できましたが、フリーとなり一個人となればそれまでの肩書やコネはほとんど通用しないと思ったほうがよいと思います。
それだけいまの日本の企業もドライになり、いままでのよしみで仕事がもらえるという甘い考えは禁物です。

たとえば、わくたしのような占術の仕事をする場合でも、
「どのような人をお客様を対象にするのか?」
「どうやってお客様をみつけるか?」
「そのお客様にいかにして営業、PRしていくのか?」
そういったことを漠然としたものではなく、できるだけ具体的なものに落とし込んでいく作業がまず必要です。
これは一般的にマーケティングという作業ですが、脱サラされた方はこのマーケティングの概念や知識がどうしても乏しい方が多いように思います。
そして、それを今度はどのように実行していくのかという、行動計画というものが必要になってきます。

しかしながら、そうした経営計画のようなものをある程度きちんとされていても、なかなか当初計画していたとおりには進まないものです。
たえず軌道修正したり変更したりして、臨機応変にやっていくのが経営の手腕だと思います。

以上申し上げたことは、経営の本を読んだり、ネットで経営コンサルタントの方のブログ等を読めばまず書かれていることです。
わたくしは、それにプラスして「運気運勢」が味方してくれるかどうかが、ものすごく重要であると思っています。

報われない努力はない・・・、とおっしゃる方もいますが、客観的かつ冷静にみて頑張っても頑張っても徒労に終わってしまう方もおられるのが現実です。
それはもちろん努力の仕方や方向性が悪かったのかも知れませんが、それ以上に大きな要因は、その方自身の持っておられる「運気運勢」だと思います。
これは努力だけでは如何ともし難いもので、ほぼ生まれる前から決まっているものと考えられます。

ですから、わたくしは「運気運勢」は、「つかむ」ものであり「利用する」ものであると考えています。
自分の運気運勢の盛衰を知るということほどビジネスで不可欠なことはないと思います。
とくに経営者、自営業者の方、個人事業主の方もです。

そして運気運勢をみる術は、生年月日からみる命術です。
なかでも欽天四化派の紫微斗数という命術は、運気運勢をみるロジックが他の命術に較べて非常に精緻であると思っています。

きょうもお読みいただき、有り難うございました。
田中宏明

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?