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譜読みの準備

来年のことを言えば鬼が笑う・・ですが、正月休みのうちに、弦楽合奏で取り上げる来期の候補曲を少しでも予習しておこうと思い、パート譜の用意を始めました。

いまのところ、以下の曲が挙がってます。
いや~多い・・正月だけでは、とてもさらいきれませんね(笑)

音源を聴きながら譜面を眺めた1stインプレッションを書き出してみました(お気に入り度を★1~5で評価)

【前・中プロ系】
Sibelius ロマンス(4分)★
 さすがに短すぎるのでアンコールピースか、、
Vivaldi 合奏協奏曲RV157 (7分)★★
 安心・安定のビバルディですが、この曲は少し暗め。1曲取り上げるなら、個人的には明るい曲orコンチェルトがいいかな
Warlock Capriol組曲(11分)★★★★
 初めて聴きましたが楽しめました。出だしが「パイレーツオブカリビアン」みたいでカッコいい。難易度も低くとっつきやすそう
Elgar:弦楽セレナーデ(13分)★★★
 弦楽セレナーデの代表格ではありますが、ドヴォルザークやチャイコフスキーのセレナーデと比べると内向的で演奏時間も短め。エルガーなら個人的には昨年取り上げた「序奏とアレグロ」のほうが華があって好きかな
Holst ムーアサイド組曲(15分)★
 「セントポール」は過去にやったそうなのでマイナーなムーアサイドはどう?で提案されたようですが、、なるほど「セントポール」が有名なわけだ(笑)。正直、チェロ譜面はかなり退屈
Sibelius 弦楽四重奏曲変ホ長調(18分)★
 シベリウスのカルテットはニ短調(op.56)が代表作ですが、マイナーなホ長調が提案されました(初めて聴きました)、、うーん、音域が狭くてシベリウス「らしさ」も少ない気が、、あえてこの曲をやる理由が??

【メイン格】
Tchaikovsky:フィレンツェの想い出(40分)★★★★★
 円熟期のチャイコフスキーを満喫できる名曲。是非弾いてみたいです。原曲は六重奏ですが、弦楽合奏にも合いそう。しかし難易度は相当高そうなので、覚悟をもって挑まないとサマにならないかも
Herbert:セレナーデ(30分)★★★★
 初めて聴いた曲ですが、かなりアタリでした。軽快で聴き映えがよく、弾いても楽しそうです(Herbertはチェリストでもあったそう)。三重音が多発するので難易度は高め
Dvorak:弦楽五重奏曲2番(35分)★★★★★
 これもいいなぁ。。ドヴォルザークならではの土臭さがしっかりあり、この曲も弦楽合奏でも違和感なさそう。でもこれも一筋縄ではいかなそうな曲だな・・
Schumann:弦楽四重奏曲3番(30分)★★★
 シューマンのカルテットは3曲とも同時期に作曲されたそうですが、第1番は古典的、この第3番はロマン派的な印象が強いですね。個人的には大好きでいつか弾いてみたい曲ですが、響きのイメージは合奏向きではないかも?

いろいろ聴いて思うのは、やはり「有名曲」はいいですね(笑)
逆にマイナー曲は「弾いたことがないから」という理由で取り上げるのは賛同しにくくて、、まず自分が「良い曲だな」って思いながら弾きたいですし。

そしてアマチュア奏者の視点では、「シンプルすぎる曲(初見で弾けてしまう難易度の曲)」も長期間取り組む上では精神的につらかったりします。
「最初はうまく弾けないけど、徐々にできるようになる実感があり、最終的にはそれなりに弾けるようになっている・・」くらいの丁度よい塩梅、「聴いて楽しい、弾いて楽しい」曲が理想なんですけど、贅沢ですかね。


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