中学生の演奏に襟を正す
所属団体のサマコンが迫ってきました(本番6/22)。
全体合奏2曲+有志アンサンブル3曲の出演を予定しており(団内最多数です)、心の余裕が無くなってきました。。
【出演予定】
・ウォーロック:カプリオール組曲(合奏)
・ハイドン:弦楽四重奏曲Op.50-6「蛙」
・クレンゲル:2台のチェロとピアノのための小品Op.62より
・モーツァルト:弦楽四重奏曲22番「プロシャ王2番」
・メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲6番(合奏)
・(アンコール2曲)
危うい箇所はいくら練習しても自信が持てないものでして(笑)、、本番までにこれ以上技術的に絞り込める要素も無いし、あとは当日の緊張感次第かなと思います(いつも最後は自分との闘い・・)。
どの曲も危ない箇所はありますが、今回は丸裸の旋律が多いモーツァルトが鬼門となりそうです。それまでの合奏やアンサンブル曲で適度に緊張をほぐせるか、集中力を維持できるか、、メンタルと体力のコントロールが大事ですが、まあこれだけ色々弾いていたら事故はおこるでしょう(笑)。せめて打ち上げで笑い飛ばせるレベルの事故であることを祈ります。。。
1曲目のウォーロック:カプリオール組曲、先日団員の方から中学生の演奏動画を教えていただいたのですが、「仰天」しました。
愛知県の市立中学校のオーケストラ部、全国コンクールの常連だそうです。
「おいおい、上手過ぎるだろ・・」が第一印象、そして動画をじっくり観て「大半の生徒が初心者」だと思いました。フォームや運弓がぎこちない子も多い、安価な楽器も多そう、指板に目印のシールを貼っている子も多い、、それなのにアンサンブルの精度の高さ、音程の良さ、ダイナミクスやテンポの緩急の工夫、、生み出される音楽の完成度は目を見張るばかりです。
ポジション移動を極力避けて開放弦も積極的に使って安定感を重視、この辺りは「コンクール」を意識した指導者の思惑も感じますが、ある種の割り切りの良さといいますか、小手先の技術に走らない姿勢は自分は好意的に受け止めました。
なにより子供達の表情は真剣そのもので「全集中」、、同年代の子を持つ親目線でつい目頭が熱くなります。
経験が少なくても努力次第でこんな演奏ができることに感心しましたし、同時に自分が少し恥ずかしくなりましたね。もちろん学生だからこそ追及出来る音楽ってあるのでしょうが、改めて襟を正したい気持ちになりました。
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