野球ファンにあるunconscious bias

3月8日は国際女性デー
夜はyouTube で「国際女性デーに考える~ #未来に残さない偏見 」を視聴。
教育・進学等色々な場面で、まだまだ女性が「女性だから」と可能性に蓋をする偏見に閉塞感を持っている現状がある。
Unconscious bias はあらゆる場面で遭遇するが、野球ファンにも、このUnconscious biasは存在すると思う。
記録や配球、守備位置やデータなどにこだわる「マニアックな野球ファン」=男性ファン、
女性ファン=ミーハーという視点がそれ。
NHKBS1でシーズンオフに放送される球辞苑という、いわゆるマニアックな視点やデータをもとに野球を掘り下げる番組がある。
去年だったか、この番組にゲスト出演した自称野球ファンな元アイドルタレントが、「こういう番組の面白さは女の子にはわからないですよね」と言っていた。
この手の番組の面白さは「女にはわからないだろう」というUnconscious biasに、辟易した。
趣味の世界に男女差を持ち込むのはどうなんだろう? 
例えば鉄道ファンに「撮り鉄」「乗り鉄」「もの鉄」などのカテゴリー分けがあるが、「マニアックに野球を楽しむファンは男のものである」
「女性ファンはしょせんミーハー」
というカテゴリー分けは、それとは違うと思う。
とはいえ、趣味の世界にジェンダー論を持ち込むのもヤボな気がして、私は「男にしかわからないだろう野球の深み」みたいなことを言うとか雰囲気を出すようなファンからは、そっと距離を置くことにしている。

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