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クレヨン王国 月のたまごを読み直してみよう①

またまた、最近読み直している児童文学のお話。

クレヨン王国シリーズを読み直しています。
アニメ化もした作品なのですが、結構、原作は重い展開になりがち。
特に、巻数を重ねている『月のたまご』がすごい。
本当に、第一作でぼろぼろに泣いてしまいました。

中学受験に一人だけ落ちてしまったまゆみ。
茫然自失になっている彼女の前に現れた青年、三郎。
ふたりは一緒にドライブをし、まゆみは自作の歌を歌います。
途中、アニメでおなじみのニワトリのアラエッサとストンストンも加わります。
でも、三郎は実はとある秘密を抱えていて……

私は、まゆみが父親に対して、あんまり好きじゃない……と思っているのにとても悲しくなりました。
まゆみの母にあまりよくなく言われているのを受けてか、思春期だからか、昔は仲良く遊んでいた父が、最近疎ましい。
その描写に、胸が苦しくなります。
お父さんは、娘のことを思っているんだよ……

図書館で借りてきた『クレヨン王国』シリーズのうたい文句には、ゆめと楽しさがいっぱいと書かれていて、子供の時の私はその文字のようにこころから楽しく読んでいました。
しかし、今読むと、あまりにも切ない物語だなあ……としみじみ思います。

『月のたまご Part2』の感想も、近日中に上げます。

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