『卒論応援団 2』を読んで

こんにちは。高校5年生です。

先程、授業で課された期末レポートを提出してきました。実感がまだまだ足りませんが、学期末試験まで1週間を切っております。対策はというとまだ手をつけておらず、2週間前から計画を立ててみっちり進めていた中学時代とはものすごい違いです。

先日、読んだ本がすごくためになったので、ご紹介します。
タイトルは『卒論応援団 2』。著者は澁谷恵宜さんという方です。その名の通り、卒業論文を書く予定のある学生さんに向け、その心構えやプロセスを説いております。

卒論を書く学生さん向けというと、どうやって書いたら良いのか、資料はどこから集めてくるのかを事細かに説明しているような気がしますよね?
実はそんなことないんです。この本は卒論を完璧に仕上げることだけを目的に書かれたものではありません。私なりに解釈するなら、「学生らしく、自分らしく、無理せず、楽しく卒論を書く方法を教える」を目的に書かれている本です。

私は卒業論文執筆を予定しておりますが、必須でない分、選んだからにはそれなりのレベルの論文を仕上げなければならないと勝手に思い込んでおりました。中途半端なものを出したら「お前、それでもやりたいと思ったんか!」と、誰も声には出しませんが心の中でツッコまれると勘違いしていたのです。下手なものは出せないとハードルを上げておりました。

そんなとき、図書館で偶然立ち止まった棚に置かれていたのがこちらの本。読み始めて驚きました。
「どうせ学者にならないなら、自分らしく書けばいいじゃん!」
「独自の調査は、本当に資料がないときだけやればいい」
え?!と目を奪われました。真面目に真面目にと考えていた私の背中を、「もっと肩の力抜いて気楽にやろうぜ!」と叩かれた気がしたのです。今まで持っていた私の意見とは真逆でしたが、読み進めるうち共感するようになりました。
「大学院に進むわけじゃないし、これで就職が決まるわけじゃないし、そもそもやらなくて良いことを好きでやっているわけだから、私の好きなようにやって良いんじゃん」
形式や体裁にガチガチに縛られていた私は、ふっと気持ちが軽くなりました。

もし、これから卒業論文の執筆を控えていて、気が乗らないな~と感じている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一読をおすすめします。

以上、「『卒論応援団 2』を読んで」でした。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

次の投稿でまた、お会いしましょう!

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