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現役大学生が教える、大学の選び方

こんにちは。高校5年生です。

今回は、大学進学を考えている方に向けて「私が思う、大学の選び方」をお話ししていきます。卒業まで残り半年となった大学4年生の私が、もう1度入学する大学、学部学科を選ぶなら何を判断基準にするか、書いていきますね。
まずは私がどんな大学生か、簡単に示します。

・地方大学生(九州在住)
・高校時代は文系
・実家暮らし
・文系学部に所属(大学自体には文系の学部も理系の学部もある)
・所属する学部学科は、卒業論文の提出が卒業条件ではない

私は以上の条件を備えた学生なので、理系の方や都内の大学に通う方とは事情が違う可能性があります。ご了承くださいませ。

さて、今の私が入学する大学、学部学科を選ぶ判断基準は、「経済的に苦しくなく通えるか」と「大学名」と「卒業論文提出が卒業の必須条件ではないか」で選びます。他にも細かい比較基準はあるでしょうが、とりあえず最初はこれで判断します。

・経済的に苦しくなく通えるか

私は大学進学時、家から通うことを条件に大学を選びました。希望としては家を出たかったのですが、親から「家を出るのは認めない。どうしても出ると言うなら、受験にかかるお金、学費や生活費、その他の出費や親の手が必要なことは一切支援しない」と言われていたからです。そう言われたら踏みとどまるだろうという私の性格を見越して言ったことだと思います。
在学中は「脅し文句にのらないで進学すれば良かった」と思うことが何度かありました。ただ、もしその道を取っていたら生活費を工面するために働きづくめになって勉強どころではなかった気がしますし、社会に出ていざ働くとなったときに何百万円も借金を負っていかなければならないことを考えると、今の道で正しかったように感じます。卒業後にそれら全てチャラにできるような理想の進路を叶えられるなら別ですが、私が就職活動で上手くいかなかったように、手を尽くしても希望の進路が叶わないことは十分にあります。経済的に余裕はない、かと言ってそれを乗り切れるほどの道がその先にあるわけではないとなると、きっと苦しいでしょうから、経済的に大きく困らないことは大学選びで重要な視点です。

・大学名

就職活動の際、色んな方から「大学名は重要ではない」と言われました。実際、大学名を伏せて書類選考を行う企業もあると聞きます。ただ、私は就活を経験して、名の知れた大学に行くことの意味を再認識しました。
名の知れた大学に行くことのメリットは、決して名乗ったときに優越感に浸れるというばかりではありません。名の知れた大学に行けば、それなりに高いレベルの人に囲まれることができ、自己が磨かれます。名の知れた大学ほど、OB・OGも著名な企業に勤めている人が多いので、情報戦とも言われる就活で有利に立てる可能性があります。結果、大学名で選んでいなくても最終選考を通った学生は名の知れた大学の子ばかり、ということが起こり得るのです。

私は高校時代に進学校に通っていたので、その恩恵をフルに受けておりました。OB・OGのお陰で日本トップクラスの企業に高校生ながら見学に行かせてもらったり、他の高校には来ないお知らせが舞い込んだり、意識の高い生徒に囲まれて無意識に向上心が磨かれたりしました。そのため、名の知れた学校に通うことの意味を身をもって知っていたはずなのです。高校時代、それらを当たり前のように受け取っていた私が恥ずかしいです。そして、大学進学時に生かせなかったことが心底悔しいです。

・卒業論文提出が卒業の必須条件ではないか

私は現在、卒業論文の執筆に向けて研究を進めております。持ち前の「良い顔したがり」で、書かなくても卒業できるにも関わらず卒業論文執筆に名乗りを上げた私。まだ書き終えていないタイミングで言うことではないかもしれませんが、少し取りかかってみて、書かない学生の気持ちが十二分に分かりました。ものすごく時間を取られますし、何が正解か分かりません。膨大な時間と体力と気力を使うわりに、就職活動ではさほどアピールにならず、同級生には「書かなくて良いのに書く変な奴」扱いされます。おまけに本腰を入れる時期は入社予定の企業から入社前課題がばんばん出される時期と重なるので、時間があると思われている大学4年生なのにあまり遊べません。卒業論文を書くと決めたことで喜ぶのは、卒業論文執筆者が年々減って困っている教授の先生方だけです。

自分でやると言ったことですが、もし大学を入り直すなら私は卒業論文執筆をしなくても卒業できる学部学科を選びます(入り直さなくても、今いる学部学科は必須ではないのですが)。無事入学できたら、先生方の誘いを何とか断って卒業論文を書かないで卒業する道を確保したいです。

私の判断基準はこんな感じですが、いかがでしたか?
大学を決めるのは難しいですが、最初から気に入っていなくても入学したら「良い大学だった!」となるケースがあります。私もそうです。たったの4年過ごす場所ですから、あまり気負いすぎず決めるようにしてくださいね。

以上、「現役大学生が教える、大学の選び方」でした。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

また、次の投稿でお会いしましょう!