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陰キャ大学4年生、人生初の同窓会に挑む。⑥

こんにちは。高校5年生です。

もう6回も同窓会の記事を書いておりますが、よろしければお付き合いくださいませ。
今回は先生にご挨拶に行った際のことを書きます。

同窓会には、3年生のときのクラス担任だった先生、副担任だった先生がいらっしゃいました。歓談時間が残り少ないと分かったとき、私は一緒に来た友人に「○○先生(担任だった先生)に挨拶に行こうと思うんだよね」と言いました。すると、友人が「私も行く」と言ってくれて、2人で先生方のテーブルの近くに向かいました。

ただ、さすが担任の先生。話したい人が次から次へとやってきますし、1人1人と長く話し込んでいらっしゃいます。20分の歓談の間、遠目に様子を伺っていると、先生が1人になる瞬間がありません。
「無理かもしれないね。無理だったら諦めよう」と、友人に言いました。

歓談時間がそろそろ終わるという頃、私は意を決して先生の前に進み出ました。会話の区切りがついた様子だったからです。先生はきっと私を覚えていないと思っていたので、「○○先生、お久しぶりです。○組だった○○○○です」と言いながら進み出ました。すると先生は「覚えていますよ」と言ってくださいました。覚えていなくてもおっしゃるでしょうが、そう言ってくださって少しほっとしました。

私は進路指導のときに先生に言われた言葉について話しました。私が当初進学しようと思っていた学部を話したとき、先生がおっしゃった言葉です。先生はそう言ったことを覚えていらっしゃいませんでしたが、「そのお言葉は正しかったです」と言うと「良かったです」と微笑まれました。

また、嬉しかったのは「よく新聞に載っているでしょう?」と言われたことです。私は新聞の読者投稿欄に投書をするのが好きなので、先生が見てくださっていたことに驚きました。何と、同窓会にはいらっしゃらなかったものの、私が授業を受けていた先生が、新聞で私の名前を見つけるたびに先生方に教えてくださっているそうです。その先生が私のことを覚えていることも、投書を見つけて周りの先生方に教えていることも本当に驚きました。新聞をきちんと読んでいる人は少なくなっていると思っておりましたが、こうしてちゃんと見ている方もいらっしゃると分かって、今後はますますちゃんとした文章を書かねばと身が引き締まりました。

その後、副担任だった先生にお声がけしました。副担任だった先生は、数学の先生です。数学がとにかく苦手で、赤点だらけだった私。クラス写真を撮った後に「数学でご迷惑をおかけした○○です」とお声がけしたところ、「あれ!眼鏡かけてましたよね?」と先生。しっかり覚えてくださっていました。
「今は……数学と関係ない学部におります」と話すと、「それが良いですよ、それが幸せです」と返ってきて懐かしくなりました。この先生は授業中、「数学が苦手な人はずっと苦手だから、潔く数学から離れた方が幸せになれます」とおっしゃっていたのです。通常なら数学の先生は「勉強すれば数学はできるようになる!」というスタンスなのに、この先生は少しドライで、しかしその通りだったのです。数学から離れてみると、その通りだったことはすぐに分かります。
先生は好きですが、数学に苦しんでいた高校時代を思い出すと、2度と戻りたくありませんね。

次の記事では、帰りの様子をお伝えします。1週間ずっと同窓会トークになってしまってすみません!そろそろ終わります!

以上、「陰キャ大学4年生、人生初の同窓会に挑む。⑥」でした。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。
また次の投稿でお会いしましょう!