11月29日、『ザ!世界仰天ニュース』を観て
こんにちは。高校5年生です。
11月29日に日本テレビ系列で放送された「ザ!世界仰天ニュース」を観ました。子どものためを思った行動が、いつのまにか「毒親」になってしまうという事例が紹介されておりました。
番組後半に出てきた母娘は我が家みたいでした。毒親という言葉を知ったときは「うちの親はそこまでじゃない」と思っておりましたが、こうして事例に当てはまっていくたび小さなショックを受けている自分がおります。「やっぱりそうなのかな」という気持ちと、「親をそんな風に決めてはいけない気がする」という罪悪感みたいなものがあります。
我が家に似ているなと思ったポイントは、3点あります。まず、「よそはよそ、うちはうちだから帰ってきなさい」という言葉。小・中・高校通してよく言われておりました。小学校時代は「みんなは遅くまで遊んでて良いかもしれないけど、うちは5時だから」と言われ、同級生達と外で遊んでいる最中に後ろ髪を引かれる思いで帰っておりました。高校時代はクラス会に参加したとき、クラスメイト達がなかなか帰らず外でお喋りしているときに「遅いから帰ってきなさい」とメールが来て帰った覚えがあります。あのときは19時くらいだったと思います。最近で言うと、「18時に終わります」と伝えていたアルバイトが18時半に終わったことで「こんな時間になるなんて聞いてない!」と怒られました。アルバイト中は携帯電話の所持ができないので、遅くなっても連絡できないんですよね。アルバイト先の方も、大学生にもなって親に帰る時間を逐一報告しているなんて思わないので、終業時刻が30分延びても何も言いません。これが多分普通なのだと思います。母の「遅い」は世間で言う「夕方」なんですよね。
次に共感したのは晩ごはんのメニューを訊かれたとき、食べたいものではなく負担にならないものを探していたシーンです。我が家は「出されたものを食べるのが当たり前」なので普段食べたいものは訊かれませんが、親の負担になることを提案するのは「思いやりがない」「人のことを考えていない」ということになるのでNGです。誕生日に食べるものを決めるときはお刺身のブロックを挙げ、「私が買って来て切ります」とよく言っております。調理しなくて済むもので、後片付けが比較的簡単で、既に切られているお刺身より安いからです。あと、私は小さい頃にお刺身が好きだったそうで(今も好きですが)、他のものを挙げると「何で?」と言われますが「お刺身」と言うと納得してもらいやすいからです。私はそもそも食べることに興味があまりないので実を言うと何でも良いのです。ですから、負担にならないものを探すことを私は悪いことだと認識しておりませんでした。これも毒親ならではなのでしょうか。
続いて似ていたと感じたのは、ノートにやり切れない思いを綴っていたことです。ノートに書くなんてアナログな方法、やっているのは私だけだと思っていたのですが、意外にいるんですね。ノートに書くことで何かが変わるわけではありませんが、気持ちが整理できますよね。
ただVTRの中には救いもありました。実家を出て1人暮らしをすることで母娘の関係が改善されたというラストです。距離を置くことで長年の関係が良い方に向かうのだと分かり、一生このままではないということに希望が持てました。
VTRのモデルになったお母さんも、顔出しせずに出演されていました。今は娘さんへの対応を「悪かったな」と思っているようで、そのことにすごく驚きました。うちの親は「子どもに対して謝るなんてとんでもない、あり得ない」という考えの持ち主なので、こうはなりません。そもそも悪かったなと思わないでしょう。「悪かったな」と思っているということは、本当は娘さんのことを思っての行動だったのかもしれないと感じました。
以上、「11月29日、『ザ!世界仰天ニュース』を観て」でした。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
次の投稿でまた、お会いしましょう!