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本物の魔剣伝説プレイレビュー~「本物の魔剣伝説」を実際に10000時間遊んでる最中です!~

 皆さんは『魔剣伝説』をプレイしたことがあるだろうか?
 もちろん広告をいつも見ている皆さんなら一度はダウンロードしたことがあるだろうが、広告されている魔剣伝説と実際にプレイ出来る魔剣伝説は全く異なるゲームで、広告で大作ゲームを期待してプレイすると肩透かしにあうのがいつものパターンになっている。
 しかし、それは皆さんが「本物の魔剣伝説」をプレイしたことが無いからだとしたら?

 魔剣伝説は虚偽広告ばかり出しているのは何故? 話題取りなのか? としばしば話題になるが、その理由はこの広告を見ればわかるだろう。
 皆さんは偽物の魔剣伝説をプレイしていて、魔剣伝説の広告は「本物の魔剣伝説」を広告しているのだ。
 かく言う私もずっと虚偽広告だと思っていた。だが本物の魔剣伝説を遊ぶ方法が分かってからは、この本物の魔剣伝説を超える名作ゲームはこの世に無いと思っている。今は普通にダウンロードして遊べる魔剣伝説と区別するために「本物の魔剣伝説」と表現せざるを得ないのが歯痒いが、この記事で紹介する魔剣伝説は一貫して「本物の魔剣伝説」とさせていただき、既存の魔剣伝説とは全く違うゲームである事を強調させていただきたい。
 もちろん紹介の最後には本物の魔剣伝説の遊び方も紹介しているので、是非最後までこの記事を閲覧してほしい。

・本物の魔剣伝説のストーリー

 本物の魔剣伝説のストーリーは以下の通り。

神々が衰え力を失い、古の邪神が世界を闇に包んだ。
突如魔物が現れ、人類は滅びの危機を迎えつつあった。
しかし幾多の困難を越え、勇者は滅びの魔剣を手に入れた!
再び邪神竜が世に君臨し、世界は滅ぼうとしている。
神に選ばれし勇者よ、ここで伝説となれ!

 とはいえこのストーリー自体は今appstoreやgoogle playでダウンロード出来る魔剣伝説にも掲載されている。このストーリーも魔剣伝説では楽しめないじゃないかと突っ込まれるポイントであるが、本物の魔剣伝説はまさしくこのストーリーが展開される。
 その上で、魔剣伝説のストーリーはもう一つある事もこの機会に知っていただきたい。

 このPVを見てもらえれば分かる通り、本物の魔剣伝説にはループ物としての世界観も含まれている。
 何故ループ物の世界観が取り入れられているかと言えば、MMORPG特有の何度も同じボスが登場するゲーム性を上手くストーリーに取り入れるための一工夫だ。
 このループ系のストーリーを取り入れる事で本物の魔剣伝説はMMORPGながら下手なRPGよりもストーリー要素が秀逸な作品になっているのだが、これ以上の紹介はネタバレになってしまうので伝えられない。ただヒントを書くのであれば、「本物の魔剣伝説はMMORPGだがMMORPGではない」と言った所だろうか。
 もしこれでピンと来たら相当のゲームフリークだ。

・本物の魔剣伝説に登場するマップ紹介

 本物の魔剣伝説には1000を超える様々なマップやダンジョンが登場し、実にバラエティ豊かなプレイ体験を提供してくれる。
 今回はその中でも、特にプレイヤーにとって印象的なマップをかいつまんでご紹介しよう。

・暗黒の森

 稼動初期の高難度ステージして知られたのが「暗黒の森」で、このステージは当時のトッププレイヤーとして有名だった「Kand1」をもってしても攻略が不可能、と匙を投げた事で大きな話題になった。
 その理由が異様に多い敵の数と硬すぎる敵のHPで、例え最終ボスまで進めたとしてとどめを刺すに至れないという点である。当時流行していた寒氷神剣持ちの剣士では行動を止める事が出来てもDPSが足りず、宝石を装備したりレア度の高い神獣を用意したとしてもダメージが足りないという状況にしばしば出くわしたのだ。
 そこで重要になったのが「翼の強化」「暗黒級武器の使用」である。当時から翼を強化するプレイヤー自体はそれなりにいた物の、PvPにおいては翼を強化しても意味が薄かった点から+15まで強化するようなプレイヤーが少なかったのである。
 そして暗黒級武器は暗黒の森でしか入手出来ないので、存在を知っているプレイヤー自体がいなかった。しかし暗黒の森の敵は暗黒級武器で攻略する事を前提とした難易度であったため、当然ながら他のダンジョンでどれだけ装備を揃えようとしても勝負にならなかったのだ。
 現在では孫悟空を使用する事で簡単に周回出来るスポットになった。それでも悟空を使わずに通常攻略する分には未だに難しいダンジョンであり、本物の魔剣伝説プレイヤーの中では「暗黒の森を悟空以外でクリアするまでがチュートリアル」とまで言う人も少なくない。

・湖底

 暗黒の森マップ内には50ほど湖のオブジェクトが存在するのだが、そのうちの1つで剣を捨てると湖の神が登場し、捨てた剣は金の魔剣か銀の魔剣かを訊ねられるというイベントが判明したのは暗黒の森を攻略出来るプレイヤーが増えて来た頃の話である。
 このイベントで金の魔剣も銀の魔剣も自分の物では無い、と回答すると二刀流スキルの解放と同時に湖底の隠しクエストがプレイ出来るようになるのだ。ここは最高効率の稼ぎスポットであり、本当にここだけで全サーバー1位を狙えるレベルの高効率でアイテムも経験値も入手出来た。
 当時湖底の隠しクエストを最初に見つけ全サーバー1位になった「梦を持ち」はあまりの戦力上昇ぶりにチートを疑われたが、湖底の隠しクエストを録画していた彼は疑いを晴らす事に成功。その後しばらくの間、隠しクエスト探しブームが本物の魔剣伝説プレイヤーの中で起こった。
 捨てる剣のレアリティは高い方がイベントが発生しやすいとか、湖の中でも特定の座標、特定の時間だと発生するとか色々な情報が流れたが、それらの情報は未だに眉唾の域を出ない。湖底の隠しクエスト自体は超高効率稼ぎを狙えるメリットこそある物の、再現性が低く発生率も低すぎる点からわざわざ隠しクエスト探しをやるくらいなら暗黒の森周回を地道に行った方が長期的に見て稼ぎ効率が良かったというのもあるだろう。二刀流スキルも手順さえ踏めば解放出来るので、厄介な手順を少し短縮できる程度である。
 それでも未だに多くの本物の魔剣伝説プレイヤーが湖底の隠しクエストを追ってならないのは、そのイベントの稀少性が多くのプレイヤーにとって魅力的であるからだろう。

・激熱放置スポット

 「真夏のムシバトル伝説」イベントで負けた際に一定確率(一説には10%程度)で行けた放置スポット。
 負けた方が経験値稼ぎが捗る事からわざと操作せず負けるプレイヤーが続出し、イベント開始から2日で緊急調整が入った事により勝っても負けてもそれほど稼げない黒歴史的なイベントになってしまった。
 このイベントのタチが悪かったのが低確率で激熱放置スポットに行けた事で、あえて負けて稼ごうとしても激熱放置スポットに行けなくてイベントポイントも稼げなかった事。勝っても負けてもモヤモヤが残りがちで、本物の魔剣伝説界で「一番面白くなかったイベントは?」という話題になると度々語り草になるイベントである。

・魔剣都市エーギス

 魔剣伝説内に存在する都市マップの一つ。世界内に100個存在する交流用マップの中でも最も大きな場所である。
 ここで柱を攻撃すると炎龍セットが入手出来るという隠し要素が存在したが、1セットしか用意されていない隠し要素だったので本物の魔剣伝説プレイヤーの中ではかなりクレームが多かった。
 とはいえ200連ガチャをすれば充分神装自体は入手出来るので、燃えていたのはほんの数日だった印象。この隠しイベント直後、街の柱が有志によって全部壊されたのは良い思い出です。自分も柱破壊周回をやってたけど何も出てこなかったな。

・神龍島

 夏祭り限定イベントとして解放されたマップ神龍島は、雑魚を倒すだけでガチャ券が手に入り、何も装備していない状態でも会心率、会心ダメージが非常に高くなる事から初心者には好評だったイベントの一つ。
 上級者的には難易度がヌル過ぎた点、また通常マップのアップデートでは無く誰もが遊べる期間限定マップ更新だったので、マップ探索の面白みが少なくそれほど好みでは無いという声もあった。でも雑魚を倒すだけでガチャ券が入手出来るという独自性から皆して周回していた印象。しょうがないね。

・閻魔宮殿

 孫悟空の実装と同時に登場した新ダンジョン。水の洞窟から攻略しているのは初心者でも確実に悟空で無双できる稼ぎポイントとして紹介している為だが、実際は悪鬼の砂漠辺りで稼ぐのが最短ルート。死亡するリスクはあるが、腕に自信があるなら経験値量としては砂漠稼ぎの方が高効率。
 さて、閻魔宮殿は久々に登場した高難度ダンジョンだ。しかし露骨に新職業である孫悟空と三蔵法師を接待した内容になっている。お試しクエストとしては充分な内容なのだが、悟空と三蔵入りのパーティだとスキルや属性相性的にあっという間にクリア出来る程度の難易度なのだ。まあその辺は初心者歓迎クエストという事で納得がいくが、既存プレイヤー的にはこんなもんか……と思わざるを得ない内容である。
 しかし本番は、閻魔宮殿を剣士や法師でプレイした時だ。敵の攻撃は悟空の分身が無ければしのぐのが難しいし、敵の防御は三蔵法師の竜波を用いた広範囲法術攻撃で無いと貫けない。つまりギルドで三蔵&悟空コンビを結成して挑まなかった場合、圧倒的不利な状態を常時押し付けられた状態で攻略せざるを得ないのだ。悟空ソロ、三蔵ソロで挑戦するとレベル上げ後は楽になるのも絶妙な難易度調整である。
 最近では研究によって剣士火竜の剣オンリーソロ攻略や、全裸法師ソロ攻略チャートなども成功報告が上がり始めたが、これが出来るのも相当なプレイスキルや準備あっての物。少し前までの暗黒の森ポジションは完全に閻魔宮殿が担う事になった。自分も最近ようやく剣士ソロ攻略を果たしたが、超夏祭りの400連ガチャを回した事でようやくクリアまで持っていけたくらいの難易度なので無理して挑む必要は無い。普通にプレイするなら悟空ソロで周回するくらいで充分だ。

・本物の魔剣伝説でドロップする装備紹介

 魔剣伝説といえば暴炎神龍セットがしばしば話題になるが、これ以外にも魅力的な装備が多数存在するのが本物の魔剣伝説の良い所。
 プレイヤーごとに装備する装備は異なるし、広告だけ見ている人でも知っているであろう暴炎神龍セットなど、これまた語り出すと大変な時間がかかるので一部をご紹介しよう。

・暴炎神龍セット

 魔剣伝説を語る上で暴炎神龍セット(発音上は「ばくえんしんりゅうセット」)は外せないだろうが、実はそれほど強い装備では無い。というのも稼働初期では確かに最強クラス、全サーバー初の代物だったのだが、攻撃力が300万上がる程度では現代の本物の魔剣伝説ではついていけないのだ。
 とはいえここまで広告で有名になってしまったので、そのカリスマ性で言えば明らかにトップクラスである。人気が高じた結果2021年4月20日、魔剣伝説の一周年記念日には「暴炎神龍の会」と称して暴炎神龍セット装備で魔剣都市エーギスの酒場に集うというユーザー主導イベントも行われたのも記憶に新しい。
 記録よりも記憶に残る名装備として初心者から上級者、果ては魔剣伝説をプレイしたことが無い人までこれほど愛された装備は無いだろう。

・透視の指輪(海外版ではシースルーリング)

 装備するとモンスターが何をドロップするか分かるようになる。「魔剣伝説は剣士で始めるべき」というのも本物の魔剣伝説稼働一ヶ月後くらいではよく言われたことで、剣士自体火力も耐久もあって簡単に周回出来るのが大きな魅力。その上、この竜炎洞穴マップで透視の指輪周回を行いやすかった点が大きい。
 後に会心の宝石という完全上位互換に近い装備が登場してからはやや立ち位置が悪くなったが、会心の宝石自体かなりドロップ率が低いので会心の宝石を入手出来ないうちは絶対にお世話になる装備の一つ。
 何より透視の指輪ってドロップしやすいのが良いんだよね。ちょっと周回すればすぐに入手出来て、それからドロップを全部分かってから狩れるので狩り効率が爆増する。上級者なら余るレベルで持ってる事も多いので、ギルドに入りたての初心者はまず透視の指輪を譲ってもらう所から始めるのも本物の魔剣伝説では定番の序盤攻略だ。
 今では暗黒悟空スタートが一番だけども、それでも透視の指輪を貰っておくと効率が何倍にもなるんじゃないかな。

・会心の宝石

 ドロップ率が100%になる透視の指輪以上のレア装備。会心の宝石を装備した状態でノームの商人を狩ったプレイヤーが突然全身神装になって戻って来る光景はまずまず見かけた。
 ただ透視の指輪よりもドロップ率が低いので、初心者がおいそれと入手出来る装備では無いのも確か。透視の指輪を装備した状態で探しても全然敵が会心の宝石を持っていないので、本当に心が折れそうになる。それでも周回するだけの価値はあるので、もし周回するか迷っているなら1日1時間だけでも回しておくと良いと思う。
 ちなみに同時にドロップした氷霜の剣も悪くない装備で、後述する寒氷神剣ほどでは無い物の凍結付与率60%とまあまあの確率で凍結を付与出来る。すぐに逃げるノームの商人を狩るくらいなら充分プレイアブルな装備の一つだ。

・寒氷神剣

 透視の指輪周回が明らかになる前までは剣士がハズレ職業であった事にも触れておこう。剣士自体序盤は良いんだけど、ゲームを進めるうちに攻撃範囲の狭さから雑魚にも勝てなくなる。今では一つの壁として扱われるポイントだが、かつてはこの現象の解決方法が無い事から序盤多少苦労しても法師スタートの方が良いという意見もあった。
 その中で剣士を選ぶ大きなメリットとして挙げられたのがこの寒氷神剣で、100%で凍結効果を付与して一方的にハメ続けられる独自性、専用必殺技である旋風斬の高DPSなど、明らかに剣士が魔剣伝説で選ぶべき職業として騒がれたのがこの装備だ。
 隠し地下室イベントを見つけられたプレイヤーはこのように楽して寒氷神剣を入手出来たのもあるが、実はしっかりプレイしていれば3星の法杖と3星の剣自体は集められたのも流行の原因。合成成功率が10%と低い事もありけして楽では無かったが、ボスドロップ周回で寒氷神剣を集めるプレイヤーは非常に多かった。
 今のPvP環境では高級翼や星5神獣で凍結対策が行われるし、PvEでも凍結耐性は当たり前にあるのでそう信頼できる装備でも無くなった。だが今から本物の魔剣伝説を始める場合、そしてゲーム開始直後に無料200連ガチャを引き損ねてしまった場合は寒氷神剣を作るとかなり快適に序盤攻略を進められるだろう。

・麻痺の宝石

 本物の魔剣伝説運営は過去の凍結ハメを忘れたのか、と少々炎上したのがこの麻痺の宝石で、武器と合成する事で延々麻痺ハメが出来るようになってしまう。
 麻痺の宝石の強みは麻痺だけでなく「継続的な損傷」も与えられたこと。いわゆるスリップダメージつきの寒氷神剣で、凍結に比べて耐性を持っている装備も少ないとなるといかにぶっ壊れ装備かが分かるだろう。
 とはいえそこまで炎上しなかったのは、やはり稼働してからそれなりに時間が経ち麻痺対策もある程度は出来た事。具体的には神獣に10星の雷暴竜を編成する事で麻痺にかかる確率をほぼゼロに出来る。
 しかし誰も彼も雷暴竜しか編成出来ない、編成出来なければ全く抵抗出来ず、その上麻痺の宝石をエンチャントするだけでどんな装備でも麻痺装備に出来る手軽さは不健全とみなされるには充分だった。
 結局、実装から1ヶ月後にPvPでは麻痺付与率が低下するという形で調整が行われる事になる。
 

・水の杖

 エピッククラスの星3の杖を3つ合成すると入手出来る法師の上位装備として初期に注目されたのが水の杖。
 名前がえらくシンプルだと思うかもしれないが、性能自体は強力その物。法師特有の高火力AoE攻撃を行い始められるラインが水の杖であり、それまでは雑魚にも苦戦するレベルの範囲攻撃しか行えない。そのため序盤では剣士以上に苦戦を強いられる場合が多い。
 このプレイ動画では秘密のショップで秘密の箱5個を購入してエピッククラスの星3の杖を3つ入手しているが、これはかなりの豪運。実際は秘密の箱を購入してもここまでのツモはあまり無く、ギルドメンバーと一緒に狩るか、自分1人で操作技術を高めて星3のエピッククラスの杖を集める必要があったので茨の道であった。
 そのため「ソロの法師を見かけたら逃げろ」という格言が昔あって、ギルドに入らず水の杖を持っているようなプレイヤーには装備を固めたプレイヤーが束になってかかっても勝てなかったという逸話が残っている。現に先ほど紹介した寒氷神剣持ちの剣士も法師相手には攻撃範囲に入る前に遠距離からハメ殺されるため、PvPでも完全に装備を揃えた法師は真っ先に倒したい、しかし倒そうとしても生半可な技量では接近出来ず倒せないという圧倒的存在感を持つ職業だった。

・火竜セット

 このプレイ映像なんか懐かしい物で、実際に初心者が火竜の剣だけ入手して喜んでいるのはよく見かけた物である。普通の火竜を倒すだけでも火竜の剣はドロップするのに対して、他の装備はいずれも火竜王が登場する業禍火山に行かないと入手出来ない。そしてセット装備が無ければ単にATKが高いだけなので、氷霜の剣よりも弱かった。かなり詐欺的な装備だったのが印象深い。
 その上火竜の翼に関しては火竜王を倒した際に超低確率(有志の調査では0.1%)でドロップする隠し装備なので、火竜セットを集めきるのはまず会心の宝石をギルドメンバーに譲ってもらうなりドロップするなりするか、あるいはオート周回でひたすら業禍火山をぶん回すかしかない。自分はギルドメンバーの★ほし★さんに貸してもらって集めました。
 集めた後はPvEだとかなり役立つが、PvPだとそんなに強くなかった印象。というのも属性的に寒氷神剣にハメられちゃうのがあまりにも弱かったんだよなあ。暴炎神龍セットはその辺の凍結耐性もついた火竜セットの上位互換なので、やはり運営もその辺の弱さは理解していたんでしょう。今では弱いとは書いたけど何だかんだ暴炎神龍セットも耐性だけはいっちょ前だしね。

・本物の魔剣伝説最強職業ランキング

 魔剣伝説のアピールポイントとして挙げられるのは最初の無料200連ガチャだけども、結局皆200連ガチャを引くので差が出来ないのは有名な話である。
 特典コードを含めても皆使えるので、これでも差が出来ない。こうなった時に差が出来るのはやはりプレイスキルと隠しダンジョン、隠しマップの知識だ。そしてこと序盤という話をするなら、ジョブ選びは重要な要素になる。そこで、公式が発表した職業ランキングを見ながらジョブを紹介していこう。

・困ったら悟空を選ぶのが安牌

 やはり現時点で最強のジョブと言えば孫悟空である事は間違いない。実際即席パーティマッチの場合は悟空以外を選んだらパーティから蹴られるような事も実装初期はよくあったし、正直中級者層だと未だに三蔵ピックで出撃したらキックされるような風潮は残ってるんじゃないか。
 目立った弱点は無いし、専用強装備の如意棒を入手するのも楽だし、専用スキルの分身も強い。まあ特に好みが無いなら初手悟空で序盤から中級者、なんなら現状は最後まで困らないでしょう。まずは悟空を擦ろう。

・ポテンシャルで選ぶなら三蔵法師

 職業ランキングには載っていないけど、三蔵法師も上級者の中では評価が非常に高い職業の一つ。何なら極まった三蔵の攻撃範囲の広さと火力の高さは悟空よりもヤバいというランカーもいるけど、それは本物の魔剣伝説を理解していないと出せないから何だかんだバランスは取れている印象。
 問題はこの紹介映像で、「最初は三蔵がオススメ」は結構なウソだと思う。というのもスキルのリキャストタイムや範囲の把握、出現する敵の行動パターンの把握、くらいは予めやらないと初心者は冗談抜きで雑魚にすらボコボコにされる。専用装備「聖典・オリジン」を入手するとマシになるけども、それでもニワカが三蔵を触るくらいなら悟空の方が数倍手っ取り早く攻略出来るんだよな。
 もし三蔵から始めるならある程度本物の魔剣伝説を知っている人と一緒に始める事をオススメします。マジで三蔵やるなら法師か剣士でスタートした方が楽しみやすいと思う。

・剣士、法師は新職業により選ぶ価値が減少

 剣士も法師も三蔵法師、孫悟空の登場によって相当育成を進めないと強みを発揮できなくなってしまったので、初心者が選ぶのはあんまりオススメ出来ない。
 強いて言えば剣士、法師は衣装が多いので着せ替えは序盤から楽しいと思う。と言っても着せ替えだって最初に孫悟空で一気に進めて後からやれば良いので、マジで今始めるなら孫悟空です。
 個人的に初心者にオススメする順としては、孫悟空>(超えられない壁)>剣士>法師>(苦行の壁)>三蔵法師って感じ。序盤の苦行を我慢して続けられるなら三蔵法師でも良いけど、初めたてなのに見ず知らずの人間に「三蔵選ぶバカは魔剣伝説やめろ」とかチャット送られるくらいなら剣士で始めた方がまだ良いんじゃないかな。

・魔剣伝説が巻き起こした社会現象

 ここまでは本物の魔剣伝説本編の話をしてきたが、ここからは現実社会に目を向けてみよう。
 この1年半ほど続いている外出しづらい状況からリアルな社会情勢を知らない人も多いかもしれないが、実は皆さんが知らないだけで本物の魔剣伝説をプレイしている人は日本国内だけでも約4200万人と言われている。
 「えっ!? そんなのウソだ!」と思うかもしれないが、その実皆本物の魔剣伝説をプレイしているし、あなたが知らないところでは協力してレイドボスを倒したり、閻魔宮殿への挑戦を行っているのだ。話題に出てこないのは皆あなたに話を合わせる為に本物の魔剣伝説の話をしていないだけである。
 実際最近私も本物の魔剣伝説仲間と会う為に横浜のネカフェでオン会をしてきたのだが、某大学の教授から中年ニート、女子高生、小中学生、ごく普通の会社員まで幅広いプレイヤーが参加していた。こういうオン会は日常的に行われており、街中でもすぐに本物の魔剣伝説をプレイしている人を見かけられるだろう。疑うなら隣の人のスマホをのぞき込んでみると良い。皆本物の魔剣伝説をプレイしているはずだ。
 そんな本物の魔剣伝説ブームは、現代社会にも大きな影響を及ぼしている。その中でも象徴的な現象を二つほど紹介しよう。

・戦力比べゲーム

 本物の魔剣伝説のアカウントの戦力を比べ合い、一番戦力が低い人がオゴリをするというゲームは異常な社会情勢の中で急速に流行し始めたミニゲームの一つ。
 シンプルなミニゲームながら自己顕示欲が満たされるし、多少戦力があれば奢らせる事が出来るとあってエキサイティングな体験が出来る物だ。一応断る事も出来るが、やはり本物の魔剣伝説プレイヤーであれば戦力比べゲームをする物だ。
 ちなみに本物の魔剣伝説をプレイしていない人が一人でも混じっていると雰囲気で分かるので、そういう場合は誰もが内心で舌打ちしながら普通に支払いを決める場合が多い。最近会ったあなたの友人もきっと「コイツまだ魔剣伝説やってないのかよ……」と思いながら普通に支払いをしていたはずだ。

・戦力が低い人間への横入り

 これはあまりにも本物の魔剣伝説が流行し過ぎたせいで社会問題化している現象なのだが、戦力の高いプレイヤーが戦力の低いプレイヤーの前に横入りしてしまうという行為があちこちで見られるようになっている。
 本物の魔剣伝説をプレイしている場合は横入りされた事にこそ気づけるが、もし戦力が下回っている場合は横入りされても文句は言えない。戦力が低いとはそれだけの罪であり、逆に言えば戦力の高いプレイヤーはこの緊急事態の中で圧倒的な権力を得るに至っている。具体的には副業で1ヶ月に122万円稼いだり、高級車を乗り回して美人秘書をはべらせたりするくらいは平気でやっているのだ。
 まだ本物の魔剣伝説をプレイしていないあなたはもっと悲惨で、そもそも横入りされた事にすら気づいていないだろう。いつまでも列が途切れないのは、全部本物の魔剣伝説をプレイしている人々が優先的に順路に並んでいるからである。まだプレイしていない場合は比べる戦力が無いのだから、本物の魔剣伝説によって生まれた新たなヒエラルキーの中にすら入れていない。

・本物の魔剣伝説をプレイした感想

 
 今回は四名の有名プレイヤーに感想を頂けた。自分よりも有名な人ばかりなので、三回でも四回でも繰り返し読んでみてほしい。本物の魔剣伝説の口コミなど九牛の一毛、極めて珍しいと思う。これで少しでも魅力が伝われば、三拝九拝した甲斐があったという物だ。
 では、縦横無尽に本物の魔剣伝説界で活躍し続ける有名プレイヤーの皆様の感想を読んでいただこう。各プレイヤーのイメージ画像は無いが、少しでもお楽しみ頂けると幸いだ。

・「ウサギの尾」さん

 「暗黒の森周回の鬼」と恐れられた上位プレイヤー。暗黒の森をクリアしたのは2番目であるが、クリアに暗黒級装備が攻略に必要である事を突き止めたのは彼であり、1度クリアした後は暗黒の森を5分で1周する圧倒的周回速度により全サーバー1位をもぎとった。この当時、暗黒の森はクリア出来ても1周15分、ダンジョンの制限時間ギリギリまでかかるプレイヤーが多かった中でこの速度は尋常では無いと言えるだろう。
 現在でもトップクラスの三蔵法師使いとして全サーバーランキング10位以内に名前を並べる上位プレイヤー。

 いや本当に私が感想を書いて良いんですか? と思いましたが、彼の実に真剣な物言いに折れました。焼きそば氏に頼まれたのに断るなんて、そりゃ本当にのっぴきならない事情が無いとしませんよ(笑)
 まあ焼きそば氏との話は今度ゆっくりするとして本物の魔剣伝説の話を進めて行きましょう。まさか広告通りのゲームが出来るなんて、誰が信じますか? そんなわけ無いだろうと思いましたが、本物の魔剣伝説は他のゲーム以上にバトルが秀逸なんです。私は暗黒の森周回で少し名が通っていますが、実は暗黒の森というマップの周回自体がアクションゲームとしてやりごたえが殺人的に高いんですよね。それが中毒じみてハマる原因でした。これがもしさっと遊べる内容だったら違いましたよ。最後に宣伝だけ一つ! ギルド「レッドスカイ」では新人さんも歓迎してます。もしこれから魔剣伝説を始めたい、という方は是非うちのギルドの門を叩いてください。

・「Raider177」さん

 本物の魔剣伝説を攻略する個人ブログ「魔剣伝説超絶攻略」の管理人。稼働初期から攻略サイトを立ち上げ、いわゆる企業wikiや攻略ムックの類の何倍も濃厚な魔剣伝説攻略記事、戦略考察記事を毎日更新している。本物の魔剣伝説をプレイしている人で知らない人はいない超有名プレイヤー。

 おかしいなと思っていました。皆魔剣伝説がクソゲーだのつまらないだのとクレーマーじみた感想ばかりだったのは、偽物をプレイしていたからだったとは! もし本物の魔剣伝説をプレイしてないなら一度遊んでみてください。本物は違うな、面白いなって絶対に思うはずですよ。
 本物の魔剣伝説の魅力はもう数えきれませんが、強いて一つ挙げろと言われるのであれば多彩なプレイスタイルに対応する事でしょうね。全サーバー初の魔剣を探すも良し、農業をして楽しむも良し、高級装備、高級乗騎、高級神剣を売買してトレーダー的に活躍するも良し。出会い厨さえ避けてくれれば伝聞通りの魔剣伝説が楽しめると思います。絶対に言えるのは僕がつべこべ説明するよりも、実際にやった方が面白さが分かるという事です。魔剣伝説をやれ!!

・「肝助」さん

 現在の広告でしばしば見られるシャツ一枚のアバター「きもすけ」の元になったプレイヤー。実際は防具無し、初期アバターのシャツ一枚で高難度クエストをクリアする事に長けたやり込みプレイヤーで、上位装備の武器一本で様々なボスを倒しまくる様はプレイスキル全一と名高い。
 最近も活発に魔剣伝説をプレイしており、youtuneに投稿された「【魔剣伝説】ゴミ装備で閻魔宮殿クリアしてみた!【火竜の剣最強伝説】」で、セット装備効果の無い火竜の剣だけで最新ダンジョンである閻魔宮殿をクリアする様は魔剣伝説プレイヤーを驚かせた。 

 肝助です! 僕はゲームを始めたのが稼働初期からでは無いのでプレイ歴こそ浅いですが、じっくり遊べるゲームが好きな僕がハマらない訳が無かった! 今はめちゃめちゃ遊んでいるので叶うなら時間を戻してサービスインから、いやベータテスト時代からプレイしたかったなと思ってます。
 毎日投稿してるゲーム実況シリーズを見てもらえれば分かると思いますが、魔剣伝説はゲームとしてメチャクチャ出来が良いんですよ。偽物の魔剣伝説はともかく、ムダが無く、でも遊び心は盛りだくさんなのが魔剣伝説の良い所。これをとにかく主張したくて今日は感想を書かせてもらっています。魔剣伝説に熱狂的なファンが山ほどいるのも納得ですね。
 僕のやり込みパワーだけ見ていると皆さんドン引きするかもですが、普通に遊んでもマジでサイコーのゲームです。語彙無さ過ぎて泣きそうですが、最高なら最高と、レジェンドならレジェンドだと胸を張って僕は言いたい! そういう事! また動画でお会いしましょう!

・「楽々無課金」さん

 現状まで全サーバー1位をキープし続けているギルド「楽々連盟」の盟主で、ギルド戦では右に出る者はいないとまで言われる強豪プレイヤー。楽々無課金自身も現時点の全サーバー1位であり、時折引ける無料200連ガチャでの豪運たるや他のプレイヤーの追随を許さない。
 「ゲームに課金はいらないだろ」の口癖通りこれまで一度もチャージをしたことは無く、無課金で全サーバー1位を維持し続ける為に毎日その時点での最高効率クエストを周回し続ける猛者。現在は閻魔宮殿を1日に1000周しており、魔剣伝説用のスマホを現在40台所持している事でも有名。

 実は俺って結構横着な人間なんだよね。レベル上げとかマジで嫌いだし、クエスト周回とか向き合いたくない。クソイベからは逃げたい。そんな俺でも二百連ガチャをきっちり回せば無課金で最強なんだから、こんなに面白いゲーム無い。これでも魔剣伝説をやらないのか?
 あれは実に強い魔力を持っている。無課金でスマホ十台並行プレイしたって飽きないし、魔剣周回をする事でさらに二百連ガチャ、四百連ガチャを回して、その結果で伝説級武器の一本も手に入れてみろ。もうやめられないぞ。ああ、こんな説明をだらだらしているのがもう勿体ない! 魔剣伝説をやれ。ひどい講釈を垂れる暇があればガチャ回せ。ガチャを回してクエストに行き、四六時中遊び続けろ。眠る暇があれば一つの端末で周回し続けて、それ以外の端末はぶっ通しで放置し続けろ。俺はもう端末を増やし続け、来月には五十端末になる。ひたすらガチャを回せ。ガチャを回せ。

・本物の魔剣伝説のプレイ方法

 ここまでこの文章を読んでくれたあなたは、裏の社会現象にもなり、ゲーム性も抜群の本物の魔剣伝説をプレイしたくなっている事だろう。安心して欲しい、本物の魔剣伝説は誰にでも出来るのだ。
 方法はたった一つ。

スマホを横向きにして魔剣伝説をプレイする。

 たったこれだけの事で本物の魔剣伝説をプレイ出来るのだ。そもそもおかしいとは思わなかっただろうか? 魔剣伝説の広告は皆スマホを横向きにして魔剣伝説をしているのに、我々は縦向きRPGの魔剣伝説をしている事は奇妙でしかない。実に簡単な話で、我々も広告の真似をして横向きで魔剣伝説をすれば本物の魔剣伝説を遊べるのだ。
 嘘だと思うかもしれないし、最初は不自然に見える事だろう。しかしこれを一週間、一ヶ月と続けてみてほしい。するとだんだん画面が本物の魔剣伝説に馴染んでくる。次第にあなたの周囲にいた人物もあなたを本物の魔剣伝説をプレイしている人として認めてくれれば、本物の姿を見せてくれるはずだ。本物の魔剣伝説を信じた人間から、本物の魔剣伝説をプレイする権利を得る。
 そして気づくだろう。この世の誰もが魔剣伝説をプレイしていて、社会も経済も政治も、全て魔剣伝説の戦力によって取り決められている事に。現実は嘘くさい本物によって回っている事を自覚せよ。本物のこの世は全て魔剣伝説が基礎になったのだ。人類が生んできた資本主義や社会主義の時代は終わり、既に魔剣主義の時代が始まっている。
 どうか賢明な読者の皆様が本物の魔剣伝説をプレイ出来る事を祈り、ここで筆を措こうと思う。私は一足先に、本物の世界でお待ちしている。

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