広告振り返り:ミドル級~2023年7月~
・X-ヒーロー
Xヒーローは相変わらず皆を助けているのだが、この広告はTiktokのエフェクトゲームを意識した内容っぽい。
こういうパズルゲームやって大真面目に動画にしてる人が結構Tiktokにはいるんすよね。Xしかやってない人は分からないんですけど。
問題の別バージョンもありました。
こっちの方が元ネタのエフェクトゲームに近いんじゃないですか。
とはいえそもそもエフェクトゲームってなんだよ、という方もいるでしょうから、一応元ネタの方も転載しておきましょう。これはサンプルとしてコムドットやまとのプレイ動画を持って来たけども、このゲームやってるだけで165万いいね取ってるんだから意味わからんでしょ。世の中どうなっとんねん。
あのコムドットも遊んでいる神ゲーをいち早く広告にしているのはX-ヒーローだけなんだよなあ。他のイケてない偽ゲーム広告とは一線を画するぜ。
こっちは「泥棒を捕まえろ!」バージョン。やっている事はクイックスと一緒です。
泥棒を捕まえたり駐車場ゲームをやったり忙しいもんだ……
・Gold And Goblins:Idle Merger
また穴掘る広告を使い回してる……と思ったら意外や意外、今回は新要素が目白押し。レーザーで岩盤を破壊したり、15コスト払ってドリルを生成したり、自動集積所を作ったりと、ようやく飽きさせない工夫が始まりました。
また後半では掃除機で砂を吸い上げながらコインを集める広告も始めたので、だんだんと面白くなってまいりました。これからも頑張って!
・RAID:SHADOW Legends
Xでは異様に画像広告を見かけたけどどこを突っ込めばよいか分からずふわっとスルーしていたRAIDが、Tiktokではちゃんと広告をしていて驚きました。
見た感じ放置ゲーム感がすごいんだけど、装備育成までちゃんとやればボスも楽勝だぜって話? それ他のゲームも一緒なんじゃないの。
・Merge Snake
Snake.ioをモロパクリしたようなゲームの広告。何なら死亡時のSEまでスーパーマリオのパクリです。
日本語のアクセントが面白いけど、アクセントくらいしか面白い所が無いとも言えます。なんじゃこれは。
・ラストフォート:サバイバル
ラストフォートは6秒広告で7月31日からのコラボ開催を告知しに来た。が、何のタイトルかはいまいちピンと来ない。見た感じ「THE BOYS」 というドラマとのコラボらしいが、これだけでは中々どんなコラボかは分かりません。
あくまで事前告知みたいなもんなんだろうけど、ただでさえ最近ラストフォートの広告は見かけなかったんだから最初に見た時何者かと思っちゃったよ。8月以降ラストフォートの広告が来るのかなあ。現状姿を見てません。
・アラド戦記
だいぶ昔からあるゲーム、アラド戦記が広告を出していた。wiki曰くサービス開始が2006年11月らしいので、かれこれ17年もサービスをやっているんですって。
広告の内容は新規職業「アーチャー」の追加らしい。かれこれ17年やっていてまだアーチャーがいなかったのか、いやそもそもまだ職業を追加出来る余地があったのか、この職業追加広告は魔剣伝説とかで見かけた形ばっかりの職業追加とは違いそうだとか、色々思う所がある。そもそも17年サービスをやっているゲームの広告ってだけで他の広告とはちょっと雰囲気が違いますよ。
そしてそんなゲームながら映像に古臭さが無いのもすごい。良い広告だと思います。
・キャリアフィールド
正社員に就職できるという求職広告……なんだけど、黒背景に白抜きの文字ってちょっとホラーじゃないですか?
ホラー系の創作なら仕事に困った主人公がこういう広告の文句にひっかかってしまい、恐ろしい目に遭うような物語が生まれそうな広告です。興味が無ければどんどんスワイプされて流されてしまうTiktok広告環境だからこそ、就活系の広告でもこういうちょっと怖い感じの内容になっているんだと思います。
・情報商材系広告シリーズ
物販を始めるのはスクール代の月謝が大変だけど、仕入れ先にこだわれば物販スクールの月謝を払わなくても大儲けだぜ! みたいなテーマ。怪し~~~。
Tiktokはこういう古き良き怪しい広告が残っているのが良いですよね。言うなれば雑誌の裏に載ってたような超能力開発とか、勝ちまくりモテまくりのアクセサリーみたいなもんです。ファクトチェックや詐欺広告許さないというテーマが声高に叫ばれる現代、こんなのが生存出来ているだけで広告界の自然保護区って感じが強い。
ただこれに手を出したら碌な話にならなそうな点は厳しい世の中になったなあと思います。例のアクセサリ、超能力教室も手を出したら変なDMが大量に届くようになったのかもしれませんけどね。
メルカリでめちゃくちゃ売れて楽しい! 物販歴2年で月20万儲かりました! って言うのは簡単よ。どうやってそれをやるかが大事で、かつそれをメール送らないと情報くれないのはいくらなんでも怪しいってもんですよ。
Tiktokはこういう広告が堂々と流れてるんだから文化が完全に違うとしか思えません。他にもNFTだのバイナリーオプションだのという怪しい広告が山ほど流れているので、自分の目で確かめてください。
これはFX自動売買の広告なんだけど、こんなんさらっと見てたら茶番動画だと思って流し見しちゃうじゃん。
Xの投資広告は「投資リスクがあります」とか「リスクの説明が不十分です」みたいなコミュニティノートがピシっと入るのに、Tiktokは指摘のコメントも無けりゃ信じてそうなサクラコメントもありません。
Tiktokをやってるような若者ほどわざわざ指摘しなくても「こんなんウソに決まってるだろ……」と冷ややかな目で見ている可能性まであります。果たして現代人のメディアリテラシーは広告を広告として笑って捉えられるのか。むしろジジイの方がインターネットの内容を鵜呑みにしていないか。
・借金減額診断
「リボの支払い全部は払うな」。なんて力強いサムネイルなんでしょ。まるで「レターパックで現金送れは全て詐欺」みたいなノリじゃん。
これまではYoutube動画のサムネイルのテンプレをなぞっているように見えたけども、今回はそういうテンプレというよりは単なるパワーワードを太いフォントで目立たせるという手法で来ている。
内容はこれまでと全く一緒なので、サムネだけが見どころなのは相変わらずです。
手取り14万の女性が描かれたリボ払い完済のコツみたいなサムネイル。
そういう人に向けた広告なんでしょう。映像はいつもと一緒。
出だしが「金融業者をぶっ潰してやる!」という出だしの割に、内容はいつものアレです。
サムネイルはそんなに新しくない。
・メンズクリア
先月に続いてメンズクリアは予約が埋まっていないみたいです。もうお客に対して予約枠が100億くらいあって、一生予約枠が埋まらないみたいな状況しか想像できません。
言ってる事は先月と全く一緒。残酷なことしてました……という出だしに対して、その後の話がうまく繋がっていない気がします。
980円ぽっきりで脱毛が出来る、という所を広告。
他のキャンペーンは全部一緒らしいし、予約枠がどんどん埋まってきているのも一緒。単に自分が住んでいる所が予約枠が埋まらないだけなんだか知らないけど、いつも予約枠が余っている→予約枠が埋まっている→余っている→埋まっているでループし続けているので、イマイチ本当の事を言ってるのか疑わしくなるんだよなあ。
「メンズクリアの広告うざい!!」という広告も見過ぎてうざいという言葉がうざくなりつつある夏でしたね。
本当にアマギフもらえるか確かめてやる! パターンも以前からやっているけど、アマギフをもらえるのはお友達紹介キャンペーンへの加入が必要だもんね。この検証のためにわざわざお友達をメンズクリアに紹介したんだなあ、と思うとちょっと面白いよ。
広告へのアンチコメが止まらないだの、どうしたら良いか分からなくてヤケクソになりそうだの被害者ぶっておきながら、皆さんの意見を参考にしてたくさん広告をやっているのに批判の声が止まらない! と「お前らも悪いんだぞ」感を出してくるのはさすがにどうなんだいって感じです。広告を嫌がられなくなるには広告をやめるしか無いよ。
自分が嫌いな広告の形式として「スキップしないで見てください」だのと内容を変えずにお願いしてくるような広告があったんだけども、このメンズクリアもかなり嫌いな広告の仲間入りです。広告を自ら見せつけておきながらお願いをするな。媚びずに俺が最強と言う心構えを持って堂々と広告を見せつけろ。
なぁぜなぁぜ? じゃないんだよ。メンズクリアはずっと予約枠が埋まっていないからさすがに怪しいって思ったのがオチだろう。流行語を入れりゃ良いってもんではない。
価格競争が続く脱毛業界で生き抜くために全身脱毛6か月無料キャンペーンを始めたらしいが、そろそろ価格競争で自滅し始めてないですか。してないならアマギフ9万円、12万円と増えていくんでしょうけど。
「ライバルサロンの始めた激安プランのせいでなかなか予約枠が埋まらない状況」ってのは実はかなり納得性がある。2023年はメンズクリアだけじゃなく脱毛広告が多すぎ!
最後の切り札とか言ってるけど、結局これでダメならアマギフ9万円に増えてそう、ってのは散々脱毛広告をやっているせいでしょう。
・メンズミュゼ
8月になってもなお続く脱毛広告ラッシュ。夏の最終セールとは言うけども、どうせ秋でも冬でも同じような広告やってるに違いねえよ。
メンズミュゼは肌荒れ対策と保湿が出来る美肌フォトも一回、そして全身脱毛が100円(税抜)と言う所がアピールポイント。税抜の文字が異様に小さいが、まあいいでしょう。
・RBL
ローランドがやっている脱毛サロン、RBLはインタビューからのスタート。この導入もショート動画向けのアプローチだと思います。
月額1980円というプランと全額返金キャンペーンを紹介しているが、他の脱毛サロンほど色々プレゼントはしていない。その分をローランドという有名人で補っているのかな。
・メンズエミナル
同じく脱毛広告でもメンズエミナルは那須川天心を起用したイメージ広告に収めていて、料金プランの紹介などはあまりしていません。
アマギフを配る、脱毛器を配る、その他値引きをする、そういう紹介が氾濫している現代において、こういう広告は目立つんじゃないですか。
脱毛広告界隈も色々なスタイルが登場しているので、今後も目新しい脱毛広告が登場するのを期待しましょう。
・AGAスマクリ
また育毛剤じゃなくてAGAをやれって言ってる……
内容は全く一緒なんだけど、今回はタイトルに注目。「リチャード冒頭変更版」とあるが今回はリチャード、多分ギズモードの人のリスペクト広告なのかなあ。
以前は「まこなり改良暴露」とあったので有名解説Youtuberのパクリをやっているんだろうけども、まこなり社長に比べると自分もご存知ない人だったので割と調べさせてもらいました。全然違う人だったらすみません。
でも冒頭で「薄毛に関するメディアに関わっているケネディです」と言っているんだから、そういうメディア関係者のリチャードリスペクト説は濃い気がしますけどね。
・CHAP UP
「セフレに性欲強いとハゲちゃうんだねw」と言われる出だし、中々できません。一応Youtube広告でもあり得そうではあるけども、Xじゃ絶対にありえないシリーズだと思います。
CHAP UPもYoutube広告で比較的よく見かけた育毛剤広告なので、Tiktokで広告している事自体はそれほど不思議ではないですね。
嫁にハゲ過ぎてしたくないと言われてCHAP UPに頼る男。
ハゲ過ぎて夫が嫌いになりました、という茶番はYoutube時代もよく見かけたので、やっぱりハゲってのは良くないんでしょう。育毛剤はダメだってAGAは言ってたけど。
・ジョモタン
かつてYoutube広告で暴れた古豪、ジョモタンもTiktokに参戦。漫画広告を主軸としていたジョモタンはなりを潜め、Tiktokの広告でありがちな感じの形式に揃えて来ました。
逆に言えばめちゃくちゃなストーリーがジョモタンの見どころだったんだけど、ずいぶん普通の広告になったもんです。その気になればこういう普通の広告も出来ちゃうんだよって所を教えてくれます。
・バルクオム
ジョモタンと双璧を成す美容商品、バルクオムは未だにYoutubeで広告をやっていた。
何でも誕生10周年で累計出荷1000万本なんだから、下手なソシャゲよりもすごい実績を出してるんだよな。キャンペーンを始めるのもしょうがないよね。
Youtube広告にしっかりこだわった結果がこれなんだから、バルクオムも想像よりずっとすごいヤツだと実感いたしました。今後ともご活躍を期待しております。
・apish オーガニックシャンプー/bris
くせ毛を洗うだけでストレート髪になる、というすごいシャンプーです。朝のアイロンもやめて、くせ毛からもおさらば。本当にシャンプーだけでそんな事が出来るのかは分かりません。
ただ見どころなのは、この別のシャンプーの広告と映像を使い回している所なんですよね。くせ毛対策シャンプーのapishと白髪染めのbrisは映像の一部を共有しており、同じ映像を見ていると白髪染めも出来るしくせ毛直しも出来る最強のシャンプーだと思いかねません。
やっぱりこの辺の広告を作っているのは全く同じなんだろうなあ。
・Gen Beauty
もうこの美容広告に至っては日本語ですらないじゃないの。ベトナム語か何かがいきなり広告で出てこられても正直困るのだが、一応ナレーションでも「トキオー」とか言ってるし、OsakaのHommachi、TokyoのShinOkuboにも支店があるっぽい事は動画概要文で確認できる。
それにしても自動音声とか使ってもうちょっと分かりやすくしてくれても良いんじゃないですか?
・ヘルステック銀座
「医療瘦身」こと、機械をつかって脂肪細胞を直接破壊する痩せる施術らしい。運動も食事制限もしたくない人向けのダイエットという中では比較的理屈が通っているんじゃないか。これってモデルさんのように元々痩せている人がやるというよりも、本当に太っていてしょうがない人が頼る物のような気がするけど。
それにしてもこの広告まで先着5名様で10ヶ月無料なんていうキャンペーンをやっているんだから、メンズクリア系の広告が残した影響は大きいなあと思いました。
・Goldentelcom
ベトナムの怪しい広告シリーズの中でも、これは特にヤバそう。こんなTiktok経由で買ったSIMカードなんか使ったら何があるか分かったもんじゃない。
これが日本のTiktokでも堂々と流れている辺りが時代が変わったなあと感じます。Youtubeで怪しい投資話が増えてる~とか、Xで変な中華製品広告が増えてる~とかって話が子供の遊びに思えるくらいの怪しさ。
こんなんが広告と普通の投稿で区別付かないくらいの映像で流れてくるんだからTiktokは危ないですよ。若者に人気! ビジネスチャンス! という安直な言葉で許して良い物とは未だに思えません。
それでも面白い広告が見られるのは断然Tiktokなんですけどね。
・オタ恋
7月のオタ恋は肥満男性のウェディングシリーズで攻めてきた。
この画像に関しては女性の手が握り潰されているあるいは消滅しているんだけども、さすがにこれは話題獲得用の露骨なダメな例かな。
目立った破綻の無さそうなAI生成だ。
別に目立った破綻が無かったら無かったでどうでも良い広告なのだが……
太った男の顔に関しては再現性があるんだよなあ。
むしろ美男美女のパターンは色々あっても、太った男性の顔はそんなに変わりがないという話になるのかもしれない。
というか冷静に見ると、女性がウェディング姿なのに男側がしているネクタイにちょっと違和感があります。なんかオフィス姿感があるんだよなあ。
赤いウェディングドレスってあるんだ。ちゃんとそういうレンタルもありました。
この広告に関しては背景が妙に暗く、誰もいないのがちょっとホラー感がある。というか女性の腰に回された手もなんか破綻してませんか?
男が太っていないバージョン。こっちの方がオタク君の見た目の実情には合っているような気がします。
というか太っているバージョンよりやせ形の男の方がまだ見栄えが良いんじゃないの。話題にならないから太っている男よりも訴求力が弱いって話になるんだろうけど。
これは他のオタ恋の広告と比べると美男美女な感じがする。オタ恋らしからぬ普通の広告だ……
女性の腰に当てられた手がちょっと破綻しているように見えるというか、女性の瞳孔が濁っているように見える。大丈夫か。
なんか同じプロンプトで出力してそうな画像広告。
そんなに変な所は無いような気がする。強いて言えば男側が顔の割にガタイが良いよねってくらい?
こちらは特にウェディングシリーズ関係ないAI生成広告。
ウェディングじゃなくなったら無くなったで先月までと一緒なんだよなあ。目立った破綻も無いし。
ちなみに7月のオタ恋はAIイラストの広告をTシャツにして売っていた。
一応重度のオタ恋ファンは購入して着用報告をしているが、普通に自分は存在を知りませんでした。広告モチベが低く、申し訳ございません。
新作詰め合わせカルーセル広告。
ちょいちょい破綻はあるんだけど、やっぱり女性ソロバージョンの方が見ていて目に毒じゃない分良いと思うんですよ。そう思うのは自分だけなの?
オタ恋はメッセージで差をつける方法を紹介していた。
実際オタクにはこういう所からレクチャーしてくれた方がありがたいのは確かなんじゃないですか。
AI生成広告に比べるとインパクトが薄いのはしょうがないね。
女子から避けられるプロフィールを紹介。
こういう知識をちゃんと授けるタップル助かる~。何でこんなにボソボソ紹介しているのかは分かりません。
・タップル
今年は電気代がキツイ! 節約すべきは交際費!? とは言うが、そもそも節約してまで付き合ってみても互いに碌な話にならないんじゃないかと思ってしまいます。
でもタップルとかは交際費をたくさん使ってくれないと飯に困るワケだから、何とか電気代よりも先にタップル代を払ってほしくてしょうがないんだろうな、と思うとそれはそれでしんどくなってきました。節約すべきは交際費だろうけど、それでは社会が回らない。節約ってのは色んな生活を苦しくしてしまうもんです。
タップルのひろゆきMADも味をしめたもんだ。
さすがにもう飽きられてる感もあるけど。
3コマのカルーセル広告。筋肉広告はナンボ擦っても良いですからね。
2コマ目まで無音なのに、最後の最後で「18歳未満の方はご利用いただけません」というボイスだけ入ってくるもんだから驚いちゃうよ。
目が悪いカップルのマッチングの話。
これは結構目が悪い人あるあるという事で、思い当たる人も多そうで良いんじゃないですか。
自分は視力がそんなに悪くないのでこの広告の目が悪い人あるあるが分からないが、今に視力が悪くなってこのあるあるに頷けるようになるはずです。それまでちょっと待っててくれよな!
夜のひと笑いというYoutuberとのコラボも実施中。
自分は知りませんでした……
・Dine
ADHDでも使えるマッチングアプリ、という触れ込み。
最近はそういう障害を自称する、感じる人も増えてきたので、こういうアプローチも悪くないんじゃないですか。
なぁぜなぁぜって流行語、見てるとぶりっ子感がきついんだけどどうにかならんのか? そもそもこの言葉がそんなに流行ってる感じもしないんだけどさあ。
一応店に直接集合出来るみたいな所とか、店選びが出来るみたいな所をアピールすることは出来ている。最低限の広告的機能を有している事は良いと思います。
・恋庭
昨年はX上でも見かけた恋庭はTiktokでも広告をやっていたんだけども、Xでやっていた広告に比べて随分エモい感じの広告にするじゃないの。こういう絵面にするのがTiktokの攻略法ってワケ?
やっている事がGravityと同じなんだよね。この広告を見ると何で昨年12月のXの広告ではアバターのダンスを広告にしたのかが分かりません。
この広告に関してはほとんどゲーム要素がありません。
完全に出会い系広告としてアピールしている辺りを見るに、ゲーム要素より出会い要素の方がやっぱり強いんだなあ。
・Gravity
TwitterがXに変わろうという過渡期のタイミング、一部の人間はTwitterを辞めて別のSNSに移ろうというタイミングで、見事な広告を打ってみせたのがGravity。
Gravityは「Twitterサ終」という挑戦的なタグまで記載し、明らかにTwitterのシェアを奪いに来ていました。現に若者はGravityの方が好きらしいし、Xを未だにTwitterと呼んでしがみついているおじさんらは時代に置いて行かれている可能性があります。
それにしても移住先にGravityは選ばないかな、というのが個人的感想ですけどね。既存のSNSと違った感じを覚える事が出来ず、魅力を感じませんでした。
7月のGravityの画像広告はいちいちアーティスティックで良いですね。
画像広告でもこれくらいやってくれれば見る方も楽しめるってもんです。
動画広告で宇宙通話という機能を紹介する広告。相手が分からない電話機能って昔あった斎藤さんみたいなノリだな。
斎藤さん的な機能って若者なら良いけどおじさんがやるにはしんどいよね。こういう機能がウケる辺りも若者向けSNSなんでしょう。
・Weplay
Weplayが広告しているのは型抜きゲーム。イカゲームのパクリを何故今更やるのか。
型抜きゲームの広告。
型抜きブームって2021年10月に擦り散らかされた代物ですけど……
Weplayが面白いのは、この音痴から歌ウマ芸人になる広告です。音痴パートが絶対に笑いを取ってくるのがズルいのよ。
歌ウマパートに関しても加工なんじゃないの? という疑惑はありますが、それ以上に音痴パートの火力が高すぎるので些末な問題です。
広告を見るYAKISOBA一押しの広告です。
個人的には酔いどれ知らずバージョンの方が好きなんだよね。「そして⤵泥↑泥↓ はられ⤴はられ⤴」って音程のへにゃへにゃ感が癖になっちまうよ。
こうして聴いてると上手い歌い手って現代の広告には向いてないかもしれません。音楽CDの広告ならまだしも、単純に注目を集めたいだけなら下手な歌の方が聴いてて面白いよ。
下手なゲームのプレイ動画より下手歌の方が面白い。次は下手歌ブームが来て欲しいです。
・Smule
本家カラオケアプリの広告。色んなエフェクトをつけて楽しもう、みたいな内容に仕上がっている。
正直カラオケ広告に関してはWeplayが衝撃的過ぎたのでこっちの印象が薄くなってしまいました。むしろこういう広告の方が普通だと思うんですけども。
・ジャックポットワールド
パチンコ屋の前で慟哭する男性シリーズが広告に登場。そういえばこのmemeはまだ広告にされていませんでしたね。
ゲーム内容の紹介も結構しっかりしているが、広告内では600万枚の無料コイン配布を謳っているのに説明文では1200万コインを無料受け取り! とあるのは紛らわしいなあと思いました。どっちだよ。
・ゴールデンホイヤースロット
「世界の共通言語」とは大きく出たもんだ。オンラインカジノってそんなに大層な存在だったんですか?
ちなみにこれを投稿しているアカウントが怪しいと思って確認したところ、NFTがなんちゃらって投稿が多くてうさん臭くてならない。何でこんなアカウントから投稿したんだ……
・勝利の女神:NIKKE
キャラソンの紹介広告。楽曲選択画面はCytusやらDeemoやらみたいなスマホ音ゲーで見た事があるような気がしたが、いざ調べなおすとそんな事も無くてびっくりしています。
あるいはPump it UpのMVつき楽曲でこんなMVがあったような気がするんだけども、それもまた気のせいだと思います。もしかしたらそっちのMV担当だった人がやっている可能性もあるんだけど……
キャラソン紹介の広告としてはよく出来ている。
NIKKE特有の会議室で美少女ゲームの話をする大人たちの広告も健在。
ルピーに関してやたら出てくるのは、今回はルピーを特に強く紹介したいという意図があるのだろうか。これでキャラ紹介になってるのか怪しいんですけども。
コスプレイヤーのダンスからキャラ紹介に移るスタイルの広告。
NIKKEはやたらコスプレイヤーが登場する頻度が高い気がします。アニメ調のキャラがきつい人はコスプレじゃないと興味を抱きづらいみたいな話も聞いた事があるし、積極的にコスプレを出す事に強い意味を感じている可能性もなきにしもあらず。
このコスプレのクオリティは高い。
適当に使い回しをするとダボダボになって見てられないコスプレになる筆頭みたいな衣装をよくも着こなしてるもんだ。
NIKKEの動くマンガ広告。
こういうの昔パニグレもやってたよね。欲張るなら「マンガが読めるハッシュタグ」をつけても良かったんじゃないの。
・アルケミストガーデン
カルーセル広告で3マッチパズルをやっている。
3マッチパズルと好感度を上げる描写だけやっても現代においてどうしようもないのでは? と思うが、まあこういう広告もたまには良いでしょう。いつでもこってり系ばっかり食べてるのもキツイですからね。
・三国極戦
2022年12月ぶりの登場になるのが三国極戦。かつては精緻な三國無双パロディで一目置かれた存在でしたが、TwitterがXになる少し前くらいからXの危なさに勘付いたか逃げ出していたんですね。
三國無双のパロディはTiktok映えするだろう、と思っていたけども案外反応は薄め。多分「貂蝉」のフォントも寄せていると思うんだけど、やっぱり三國無双風なのに貂蝉のデザインが無双OROCHIに寄ってるところが、若者にはウケない理由なのだろうか。
・天地英雄伝
ちょっと久しぶりの天地英雄伝です。以前はYoutubeで見かけていたけども、Tiktokに戦場を移していたんですね。
今回はスマホゲーム版の紹介という形でゲーム内の映像らしきものも紹介しているので、以前よりも進歩を感じる内容になっていると思います。天地英雄伝は元々スマホゲームだと思うんですけど。
大体Tiktokを見ているような層は天地を喰らうとか知ってるのかな。普通に知らなそう。
・三国志真戦
三国志真戦はチーム同士で戦うコンテンツ、虎牢関の戦いを紹介。
2時間で2500万の敵を撃破し、虎牢関を制圧せよ! というキャッチコピーは短くまとまっていて分かりやすいし、ゲームのルールも55秒の広告ながらまとまっているように見えます。
Tiktok勢が流入した影響で7月振り返りはひどい広告も多かったので、こういうちゃんとした広告ってだけで自然と好印象になっちゃうよ。
・ウォーキング・デッド:サバイバー
ウォーキングデッドサバイバーも改めてそれっぽいゲームの広告をXで行っていた。ちゃんと画面右下端に「NOT ACTUAL GAMEPLAY」と記載してコミュニティノート対策も完璧。
ちなみに広告上でも広告概要文でも言っていませんが、動画最後になってトゥームレイダーとコラボしていてララクロフトが登場している事をちらっと告知しています。そういう事をちゃんとメインテーマにして告知せんかい!
・アカシッククロニクル 黎明の黙示録
アカシッククロニクルはもうすぐ2周年というタイミングでYoutubeショートでの広告をしていた。アカクロをアンインストールしたら20000円くれるなら、普通に一回アンストしてからもう一回インストールすれば良いのでは……
2周年目前と言う事で広告をしているのかと思ったけど、これ以外に広告を見かけていないんだよなあ。Youtubeショートをもうちょっと熱心に探せって話?
・グランサガ
グランサガも1000回無料ガチャの波に乗ってきた。ただし無料1000連ガチャと書いていないので、どういう形式で1000回ガチャを引けるかはぼかしています。
映像内では28日連続10連ガチャ無料とあるので、なんかそれと他の施策も含めて1000回ガチャって雰囲気があります。何にせよ、グランサガが1000回ガチャブームに乗っかり始めた事の方が重要です。
なんかキャンペーンをやっているらしいが、どんなキャンペーンかは一切分からない。
とりあえず広告を出そうというメンタルならこういうバナーの方が良いと判断したのかもしれない。1000連ガチャブームがあった中で、生半可なキャンペーンで太刀打ちするのは厳しいと思ったのかも。
・Grill Masters
他の媒体では一切見かけなかったのにTiktokでは2021年から広告していたゲームシリーズです。お客さんの要望に応えて料理をしよう、的な内容に仕上がっている。
演出が地味なんだけど、2021年の広告って実際こんなもんでしたって。魔剣伝説おねがい社長エバーテイルがヤバすぎただけで。
・商人放浪記
商人放浪記は香港バージョンなる物をリリース。
その割に出てくる料理が「カレーつみれ」ってのは全然香港感がねえよなあ? どうなってる?
画面左上には特典コードもつけているが、6秒広告なので見逃す可能性が高そう。もうちょっと画面中央にあっても良いのでは。
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