広告振り返り:ライト級~2023年7月~
・勘定奉行クラウド
OBCの「お任せあれ!」が見られるだけで一日ハッピーになった気になれますよね。この歌舞伎役者も「お任せあれ!」しか言わないんだけど、それは昔からそうだからしょうがない。
どうせなら昔の広告みたいにもっと「お任せあれ!」だけで歌舞いてくれても良いんだけど、ITリテラシーの高まった現代では歌舞伎一本では辛い所があるんでしょう。しょうがないね。
・Metalife
前からちょいちょい見かけていたMetalifeの広告は本田圭佑を起用した広告をリリース。
メタバースでテレワーク、という発想をずっとやっているんだけども、最近はテレワークをやめようみたいな風潮も出てきているから大変ですよね。一回導入してみても、いざ少し経ってみて「やっぱ採算取れないんでサービス終了します」の重大さがソシャゲの非じゃないでしょう。実際にメタライフを使っている人の話も聞かないし、どうなんだかもよく分かりません。
それにしてもこういうドット絵のゲーム風の画面だと、突然ホラー風の演出が始まるか身構えてしまうのは完全にエバーテイルの後遺症ですよ。深夜誰もいないはずのMetalifeにログインすると見覚えの無いアカウントが歩いていて、そのアカウントに近づくとカメラに写っていたのは先月自殺した社員の顔だった……という所まで考えました。後はよろしくお願いします。
・Apple
AppleはNewJeansなるK-POPアイドルとコラボ。iphoneでPVを撮影してもらったらしいが、以前からAppleはカメラで映像作品を作ってもらいましたみたいな広告をやっていたので内容自体はそんなに変わったものでもない。
それでも変に印象に残るのは散々同じテーマソングを擦り続ける広告の性質と、元の音楽が良いからでしょう。K-POPは全然知らんけど、元動画を見たら2400万再生なんだから世界的に人気なのは間違いないようです。
PV本編を見るとiphoneのプロモーションビデオかよってくらいiphoneが出てくる。
実際この映像全部iphoneで撮ってるらしいし、プロモーションとしては大したもんだと思います。
・楽天ペイ
楽天ペイも相変わらず例のパンダが出てきて、ノリの良い音楽で見せる手法をやっている。
こういうのはTiktokだとさらに強そうではあるよね。
でも楽天の広告は楽天ポイント時代が一番完成度が高かったよなあ、と懐古厨になっちゃうよ。
延々これを擦っててもよかったと思うんですけど。
・エステー
エステーのダンス広告。昔からエステーは変な広告ばっかりやっていましたからね。こういうダンスの広告は慣れたもんでしょう。
とはいえ現代においてダンスを広告に絡めるとそのままTiktokの広告に出来ちゃうんだからコスパが良い。
昔から無意味にダンスをする広告はあったけども、現代においてはインフルエンサーに踊らせるという形で購買意欲を躍らせることが出来るんだからダンス広告の地位は相対的に上がっていると思います。
こんな #米唐番ダンス というタグだけで話題になって皆して踊るんだから、Tiktokというのは人間の動物的な本能に訴えかけるSNSだと言えるでしょう。現代においても踊りというのは人と人を繋ぐんだなあ、オンラインでも踊るのが人の心を動かすんだなあ、と感動しました。
・OS-1
日本の夏の広告と言えばやっぱりコレ。OS-1です。リンゴ風味も告知して今年の夏を乗り切ろうって感じがある。
冷房を使わないでOS-1の大量摂取と氷枕を使って夏をしのごうとしていた老人もいるらしいが、そういう使い方は間違いなんですよね。とはいえ広告上では「医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、登録販売者の指導に従ってお飲みください」という注釈が入っており、告知の方が悪いってもんでも無い。物は使う人次第。
とはいえご老人にもOS-1の効き目が認知されているのは、やっぱり所ジョージという芸能人の知名度パワーと病院で伝えられる効能の強さの裏返しでもある。あとは正しい使い道さえ上手く告知出来れば良いんじゃないでしょうか。
・ポカリスエット
ポカリスエットの初音ミクコラボ、プロセカコラボも毎夏定番になってきましたね。
もうポカリの広告はオタクに初音ミク、一般人に高校生が踊る広告を出すという流れで定番化したように思う。これが変わった時は一つ転機になるでしょうね。
・いろはす
いろはすは『ぼっち・ざ・ろっく!』とコラボ。最近はすぐにアニメとコラボするもんだ。
アニメ映像自体は全部元作品からの引用らしく、そこに新録ボイスを入れ込んで新作っぽく見せているエコな広告です。その辺が「ごくごく自然に未来を変える水」ってワケね。
・日清食品
普段日清食品のCMは見かけても「あ~またネットからネタを拾ってきた広告をやっとるわ」くらいの評価しかしようが無いからスルー気味なんだけども、今回はちょっと確認してみましょう。
というのも強風オールバックという楽曲自体、自分は一部のオタクが喜んでる曲なのかと思ってたんですよ。日清がホロライブに案件投げたのと一緒のノリなのかな、と思っていたら、Tiktokでもたくさん強風オールバックが流れていて「アレ? 強風オールバックって思ったよりも社会的に大ブームだったん?」という自分と社会の認識のずれを強く感じたからですね。
昔まではテレビを見ていればある程度流行を掴めたのに、最近はTiktokの流行、Xの流行、Youtubeの流行、全部違うじゃないすか。その全部違う流行の中でどの流行を拾っていくのかって結構難しい問題だと思うし、どのネットのネタを広告に活用するかってマジでセンスが問われる場面だと思うんですよね。
自分は強風オールバックを些末なブームだと思っていたらYoutubeで5000万再生超えてたし、何がイケていて何が時代遅れなのか分からなくなってきた。大体若者の流行を広告に取り入れましょう、と言ってもその若者の絶対数が日本は少ないじゃん。そうなったら確実に話題を取れる中年向けの、流行でも何でもない定番ネタを広告にするのが安牌って話になってくるんだよね。
何なら芸能人やYoutuberに宣伝させて、毒にも薬にもならない内容を流すのが一番安全という話にもなります。しょうがないよこんなん。
・君たちはどう生きるか
便宜上告知として公式アカウントの投稿を持って来たけども、君たちはどう生きるかは殆ど告知をしないという離れ業をやってのけ、そして見事1ヶ月間で観客動員数412万人、興行収入62.3億円を達成した。
一応「#君たちはどう生きるか」「#米津玄師」というタグをつけるとハッシュフラッグという絵が出てくる告知施策はやっていたけども、それ以外の告知はほぼありません。広告をしない映画という事で自分も気になってしまったので映画を見て来た。
それで映画を見た感想なんだけども、これは変に告知してつまらなくするよりもハッシュフラッグだけやって「宮崎駿最後の作品」というネームバリューだけで突っ走る戦略で大正解だと思いました。変に告知をして一般人ウケを誘おうとするよりも、気になった奴だけ来い! というパワーゴリ押しで攻めた方が明らかに良い。そういう内容の映画です。
自分の周囲には君たちはどう生きるかを見た人が全然いないため、これくらいしか書けません。宮崎駿という大人物のパワーを信じたスタジオジブリがえらい。
・夢グループ
実は俺、最強でした? というマンガがなぜか夢グループとコラボ。BS広告界隈の覇者である夢グループが他社の広告まで担当し始めたんだからたまげたね。
石田社長と保科有里のコンビも健在です。この独特なテンポが若者にもウケてきているんだから、今後も夢グループ関係ない商品に夢グループの二人が登場する可能性は充分あり得ます。
ちなみに夢グループ、公式Youtubeチャンネルで多数の広告を見られるようになっている事を初めて知りました。今後はこのnoteでもビシビシ紹介するからなあ!
この広告に登場している橋幸夫って誰だろうと思って調べたら、有名な演歌歌手だという事を初めて知りました。BSの番組を見ているようなおじいちゃんおばあちゃんにはHIKAKINを超越するインフルエンサーを起用しているんだから、己が勝負する場所を分かっていらっしゃるよ。
・パーフェクトワンフォーカス スムースクレンジングバーム
Tiktokerの案件動画兼広告動画というやつも、この機会に見てみましょうか。毛穴汚れやメイク落としを一発でこなせる、という所がメインのアピールポイントとなっており、287万フォロワーを誇る美容系Tiktokerが商品を紹介することによって信憑性を増させるような形式です。
Youtubeの広告動画よりも短く、要点をまとめていて、効き目を分かりやすく紹介している情報のまとめ方が見事。Youtubeの案件だと収益を得るために10分以上の動画にしなくちゃとか、テレビの広告だともっと色々注釈を入れなきゃとかあるんだけども、そういう括り無しで商品の紹介に特化しているのでメチャクチャ分かりやすいです。
結局人間が興味のない事に耳を傾ける時間なんて30秒も続いたら長い方なので、これくらい要点をまとめていて短時間で広告をやりましょう、というのは実に合理的だと思いますよ。正直広告としての面白さという面ではTiktokが群を抜いていると思うし、同時に広告が面白過ぎて無自覚に広告に誘導されて購買要求を刺激されてしまうのは危険であるとも感じています。
広告を広告として受け取り、自分で判断が出来る人間じゃないと現代インターネットを使うのは危険だと強く思いました。だから自分は最近Tiktokが面白いSNSだなあと思って広告漬けになっているんですけども。
・ライフナウ
いびきをレーザーで治療するという広告なんだけども、このあふれ出るレトロ感が良いですね。ピンク背景で水色、斜体のフォントは良い意味でレトロであり、BGMも相まって他の広告には無い雰囲気が感じられます。
表現の工夫で良い感じにレトロ感を出しているのが好みなんですよね。ノイズを乗せて画質を荒くしておけばレトロなんだろ、みたいな投げやり感はありません。
・golf daddy
家でのゴルフの素振り練習に使える道具の広告。
別に道具自体はまあ分かると言うか、まっすぐ飛ぶスイングを行うために素振りの軌道を分かりやすくする道具だと思うんですよ。ただこの広告をTiktokでやっているのが面白い。
上司との付き合いでゴルフをさせられるであろう若者向けに練習道具を紹介しているんじゃないかな、と思っているんだけどどうでしょう。今は昔ほど打ちっぱなしゴルフ場というのも見かけなくなったし、そもそもゴルフの練習自体どうすれば良いか分からん若者も多いと思います。そういう人は事前知識が一切無いだろうから、そこを狙って広告するのは実に賢い。
これがXだのYoutubeだのだと、「こんなの意味ないがwww」みたいなツッコミが入りそうだもんね。一応コメントでネガティブな意見があったが、すぐに投稿者から補足が入っているのでアフターケアも完璧です。
・久保総研
Tiktokの何が面白いって、こういうローカルな感じの広告も出てくる所でしょう。
別にXでもあるかもしれないけど、こんな地元で流れてそうなCMは無いじゃないですか。BGMもBzのLOVE PHANTOMだからもう色々とすごい。Xじゃ絶対にやれないよ。
・W早稲田ゼミ
ほー良いじゃないか……こういうので良いんだよね……と言いたくなってしまうような自作広告。
広告を自分で作れるのであれば作ってしまおう、そして放映しようというポジティブさがとても良い。最近は動画編集が出来る人もそれなりに増えてきたので、こういう個人製作の広告はもっと見たいなと思っています。
インターネットをローカルに染め変えろ!
・2023年7月の広告ニュース
・コミュニティノート機能が登場~広告にクソリプ、引用RT以外のツッコミが入るようになった件について~
7月16日、EVONYの広告にコミュニティノートがついた事によってXの広告界隈は激震した。
偽広告にはクソリプや引用RTによるツッコミが入っていた例こそあったが、こうして広告すべてに表示されるコミュニティノートが付与されるとは夢にも思っていなかったのである。
ジョークのようなウソ広告すら全てコミュニティノートによるマジレスが入る環境になった事によって多くのユーザーは喜んだわけだが、自分なんかは(ネタだと分かって見てるんだからしょうもないマジレスすんなよ……)くらいに思って広告を見続けていた。
そしてこのコミュニティノートによる指摘は、偽ゲーム広告にはとどまらなかった。
投資系PRに対しても怪しい面があれば指摘が入り、一見まともな事を語っているように見えるXの投資広告すらしっかりと監視の目が入るようになった。
この時は「この表現はイメージです」という広告まで全て指摘が入るようになってしまった場合、広告を円滑に行うべくコミュニティノートがつけられなくなるのではないか、あるいはそもそも広告主が逃げ出してXの広告は面白くなくなるのではないかという懸念が見られた。
だがコミュニティノート機能がついてから1ヶ月程度経った現状、人々が思うほど広告はヤワではないのでコミュニティノートがついた程度で広告は滅びなかった。何なら以前よりもXの広告環境の改善が見られており、Xはかなりまともな広告が増えた気がする。
その結果としてXの広告を見ていても面白い、目新しい工夫のある広告が極端に減ったなというのが正直な感想です。
別に広告の面白さ=サービスの面白さという訳ではないけども、サービスの使用者が増えるにつれて新しいアイデアは批判されやすくなり、誰からもクレームが入らないようなありきたりでつまらない物が増えていくのは事実らしく見えます。だからと言って偽広告や著作権をガン無視した広告が良いとは言えないし、ギリギリのラインを攻めた悪い広告ばっかりになる流れも不健全だから世の中は困ったもんなんだけども。
とりあえず変な広告を見たくてSNSをやっている層はTiktokに移住するのがオススメです。Tiktok、マジで最高の広告空間ですよ。2020年~2021年くらいのTwitterって感じの広告が大量に流れているし、何ならローカルな企業の広告や一般ユーザーの作った広告など、見飽きない広告が山ほどあります。広告を追い求める者は、Tiktokに行け。
・ビッグモーターのCMに出演していた佐藤隆太に非難の声
2023年7月と言えばビッグモーターの問題が記憶に新しいが、その陰で佐藤隆太という役者に対する非難の声が上がっていた事実を記録しておきたい。
ビッグモーターの広告に出演していただけなので別に佐藤隆太は悪くないと思うのだが、「広告塔になっていた時点で犯罪の片棒を担いでいる」という意見がネットで多数出てきた事が個人的に相当驚きだった。佐藤隆太自身が故意に車に傷をつけたわけでも無いのに、CMに出演していただけでそこまで言われるリスクがあるのは重々承知しなければならない時代がやってきたとも言える。
こうなってくるとAIモデルを用いて、全く後腐れの無い人間を広告塔にしようという流れが加速する可能性があるのも致し方ない。広告塔になった企業が不祥事を起こしただけで役者にまで責任を求める世論によって、将来的に企業の広告に登場する人物が全てAIモデルになる未来は充分あり得る。現にオタ恋はAIモデルへのシフトを進めているように見えるし、さらにオタ恋が成功したらそのロールモデルをどこの会社も使うようになる可能性は高い。
ナマの人間を使うメリットはまだあるが、生きた人間を広告に起用している間に視聴者側もどこまで罪を問うかは線を引くべきだろう。
一時はYoutubeにも多数投稿されていた記憶のあるビッグモーターの広告もこれくらいしか無くなってしまった。
気になる方はこれもセットで見ておくと良いでしょう。
・『どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?』発売
Hero WarsやEVONYの広告でしばしば見かけるピン抜きゲーム、駐車場ゲーム、タワー育成ゲームなどを実際に遊べるゲームがSteam、ニンテンドースイッチにて発売。
配信者の飯のタネになってる印象があるけど、興味がある方はどうぞ。自分は広告本編で行われる工夫がおもしろいと思っているのであって、別にあのゲームをやりたい訳ではないのでダウンロードしていません。
・Twitter、Xになる
TwitterというサービスがXになった。
だから広告で何か影響があるのかって話なんだけども、卑近な所ではツイートがポストになったり、リツイートがリポストになったりと、用語が全然変わったのでプロモーションの人はちょっと困るんじゃないでしょうか。
この辺の細かい話はXの未来というページでまとめてくれているので、そっちを見てください。Xからの移住とか、Xの広告がつまらんとかって話は先述のコミュニティノートの方を見てくれ。
・280Blocker
確かGIGAZINEのPR投稿だったものです。案件なら「#PR」をつけんかい!
それはさておき、広告ブロッカーの広告を流す矛盾と言ったらなんでしょうね。これで広告とはオサラバ! という意味で欲しがる人は多いだろうけど、「広告が過剰」は「外部ソフトで消しても良い」という免罪符にはならないと思うんですよね。ちゃんとそのサービスに金を払ってから広告を消しなさいよ、何なら広告全部真面目に見たら結構面白いんだぞ、という所を、広告を見るYAKISOBAは今後も主張していく次第であります。
ちなみにこのGIGAZINEの記事で広告を消すテスト対象として選ばれている俺的ゲーム速報@JINですけども、あそこは広告を見たいなら最高のサイトですよ。現代におけるアフィサイトの中でもブラウザ広告の技術の粋を尽くした構成になっているので、最新の広告形式を見に行きたいなら僕はオススメです。JINは情報を見に行くのはオススメしないけど、広告を見るなら最高のサイト。
・ロケットニュース24
ルーキー級の一般ユーザー広告やミドル級のTiktok広告でも見た通り、一般記事の広告偽装ブームが始まりつつあります。一応ロケットニュースは「提供:ゲオ」と書いてあるので、その辺は分かりやすくて良い。
それにしても広告がここまで嫌われた理由というのも改めて考え直した方が良いと思うんですよね。広告が広告らしくしていると嫌われるからという物、人気者に発信させる、人気メディアに案件を書かせるという形でしか人類は広告を受け取る事が出来なくなってしまった。
もちろん今からお茶の間に置いてあるブラウン管テレビの前に一家全員が集合し、CMを眺めながら雑談するような社会は戻ってきません。とはいえ、その時代の広告はまだそれぞれに映像や表現の工夫を行って、少しでもイヤな思いをしないように広告を作っていたんじゃないかと思うんですよね。
でもこれもまた時代の流れなんでしょう。広告は過剰に増えすぎたし、快適な生活を損なうレベルでの表現が横行してしまったのが悪いです。そうなれば面白い表現で広告を見せる時代から快適に広告を見せる時代、広告が広告でないような表現でマーケティングする時代に移り変わるのもおかしくありません。残念だけども。
レタス保存用新聞の広告との合わせ技。
新聞広告をwebで投稿させて話題を作ると言うのは基礎コンボではあるけども、その基礎コンボにwebメディアの案件を絡めてさらに高めを狙っていったような形になる。これは意外とやってそうでやってなかった良い施策だと思います。
そもそもレタス保存用新聞ってアイデア自体、物理メディアである新聞じゃないと出来ない良い広告だったもんね。物理メディアとwebメディアを組み合わせた戦略は、今後新聞が生き残る手段の一つになるかも。そんな未来の指標を指し示してくれる広告です。
・一建設
一建設の広告だが、これ「ハジメ」「ケン」「セツ」の3ワードだけで広告をやっていた。なんだこの広告!?
監修はキャプテン翼の作者である高橋陽一、そのアシスタントをしていた戸田邦和が作画をしており、モロにキャプ翼みたいなノリで映像が続く。
総集編なので6秒程度の広告が6連発なのだが、これ6秒の広告で突然流れたら印象に残ってしょうがないでしょうね。どんな建設会社なのかはよく分からないけども、結局会社の紹介をするよりもこういう会社がありますって所を伝えた方が良いと思ったんでしょう。良い広告。
・THE 遊び王決定戦
DMMTVで見られるらしいにじさんじのバラエティ番組の広告。
やっている事がテレビのバラエティと一緒なんだよね。3DCGで受肉出来るほどの人気配信者であれば、こうして現実に飛び出したような広告も出来るんでしょう。
こういうバラエティでありそうな企画でもVtuberがやったらオタクは喜んで見るのかな。普段「テレビなんか見ねえぜ~」みたいな人も多いような気がするんですけども、このためだけにDMMTVに登録するもんなのか。見た人はご感想をお願いします。
・Reバース
美少女カードゲームだった記憶のあるReバースが突然新日本プロレスとコラボしてきた。ごちうさやブルーアーカイブ、そして放置少女ともコラボ経験のあるReバースだけども、まさか実写の人間が登場するとは思いませんでした。
そりゃブシロードはプロレス事業をやっているのは知っていたけども、それまでの萌えカードゲームから突然実写のプロレスラーが出てくるカードゲームになるとは思わないじゃないですか。放置少女とプロレスラーの夢の戦いが今始まる。
あとこの広告の後半では『新日本プロレスストロングスピリッツ』というゲームの広告が入っているのも特徴。カードゲームの広告というよりも新日プロレス関連の広告をまとめてやりたかったんだろうなと思うけども、それをReバースのアカウントからやるのがベストだったかは一考の余地があるような気がします。2種の広告を1種にまとめるって、意外とXでは前代未聞の広告ですよ。
わざわざアカウントを作るよりはまとめて広告しちゃおう、って所に見えますけどね。
・Magic:The Gathering
たまにはマジックザギャザリングの広告でも眺めてみるのも良いでしょう。
スタンダードの期間が2年から3年に延長されるという大ニュースや、大会後のじゃんけん大会で商品がもらえるなど、ウィザーズ側も積極的にスタンダードを流行させようという目論見を感じます。そうじゃないとスタンだけの広告ってやらないと思うんですよ。
とはいえスタンダードはもうデジタルで遊ぶ物で、紙で買うのはローテが無いパイオニアとかモダン以下だよね、みたいな雰囲気を払拭するのは中々難しいんじゃ……? って感じがします。というか人口が減ってしまったところを人口を増やしていくのって相当大変だと思うんですよ。
とはいえ広告を打ったり、プロモカード付きのじゃんけん大会つき交流会を企画している時点で施策は頑張っているような気がします。自分もなんか組みたい気はするんだけど、いかんせんゲーム出来るのが週末くらいしかないのがしんどいです。そもそも世の中娯楽の数に対して労働の拘束時間が長すぎる!!
・カーナベル / トレトク通販
オンラインカードショップのカーナベルも広告をしていたんだけど、よくあるテンプレ流し込み広告でした。
トレトク通販もテンプレ系広告だった。
というかカードショップの広告はテンプレ流し込み広告じゃなければならないみたいな協定でもあるのか? 以前あったオリパ広告もテンプレ流し込みだったよな。
・サクコイ
櫻坂46というアイドルグループと恋するスマホゲーム。
最近はAKB系列のアイドルグループもどれだけあるのか分かってません。乃木坂がブームになってたことまでは知ってるんだけども、櫻坂は初耳なんですよ。そう思って調べてみたら、2020年に欅坂46が櫻坂46に変わっていたんですって。初めて知りました。
名前が変わったんじゃなくて単純に新しいグループが出来たのかと思っていたから、その辺の区別が分かりづらいです。
こんな美少女だらけの学園生活、ギャルゲーじゃあるまいしあり得ないでしょ……というのは言っちゃいけません。
ストーリーはよく分からないけども雰囲気は良い。雰囲気が良ければ全て良い。そういうもんじゃないですか。
・ストリートファイター リュウ波動拳グローブ
たかしのグローブが変身アイテムになりました。ストⅤをベースに、ストⅡの音が鳴ります。どういう需要なんだか知らないけど、一応はストⅥブームに上手く乗った形になる。
リュウのコスプレをしたい人にはありがたいアイテムかもしれないけど、これを買う人ってそんなにいるのかな。まあまあいると踏んで出してるとは思うんですけども。
・DNF Duel
格闘ゲーム、DNF Duelの新キャラ紹介広告。
DNFファンは喜んでいるのかもしれないけども、そもそもDNF Duelは皆覚えてますか。いやそもそも知ってますか?
スト6に疲れたらちょっと遊んでみても良いんじゃないでしょうか。
・メタルギアソリッドマスターコレクション Vol.1
KONAMIの大名作ゲームであり、現在においてもKONAMIがコンマイ、クソ企業と呼ばれ続ける問題のタイトルのリメイク版が登場。一概にコナミがゲーム屋を辞めて過去IPを塩漬けするスポーツジムになりやがったという風説に関しては自分は否定しますが、小島秀夫関連のいざこざに関しては擁護のしようがございません。KONAMIも悪い所はあるし、良い所もある。
まあとりあえず現代においてリメイク版が出たことに関しては良かったと思います。いつまでもKONAMIキッズである自分は購入する予定だよ。
・メダロットS
メダロットSも3.5周年。中々の長寿タイトルになりつつあります。
相変わらず機体のカッコよさはちゃんとしています。コラボとかは特にしていないので注目度は微妙ですが、今後とも頑張ってほしいタイトルの一つ。
3.5周年のアップデートを紹介した広告。
やる事盛りだくさんなのは分かったが何が目玉なのかは微妙に分かりづらい気が……? やっていれば分かる、というなら別に良いと思いますけども。
・シャドウバース
シャドウバースはサンリオとコラボ。
ハローキティはもうどこにでもいるので、別にシャドウバースにいても違和感がありません。この辺はコラボの歴が違うって感じがします。
・バキ KING OF SOULS
戦力地の高いキャラの紹介広告。
おなじみのキャラが出てくるんだけど、どの辺が強いかはよく分かりません。「体力」「攻撃」「素早さ」の基本ステータスだけじゃデバフ付与型かどうかは分からないだろ!
勇次郎にしては肉体がひょろ過ぎる。あれほど鍛えられた肉体にするのは不可能にしても、いくらなんでも勇次郎要素を感じられないよ。
ネタ広告としては面白い方ではある。
バキの広告でポーズを合わせよう、というミニゲーム。
ゲーム内容を出さない企画的なノリの広告は、ゲーム本編を見せたくないなら良いんじゃないですか。わざわざこういうのを撮影するのも大変だから、乱用は出来ないと思うが。
・陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン
カゲマスは雑誌風の画像広告をリリース。
一応施策の紹介も載っているので、広告としての役割もそれなりに果たしているように見えます。
「人工VS天然」って何だよ。と思ったら人工側の人はマジで設定上乳を盛っているんだって。
そういう設定ならもう何も言うまい。別に設定上そういう設定ならそれで良いかなと思うけど、広告にして偽乳と巨乳の対立項を作り始めると途端に下品さが増してくるのは何なんでしょ。
カゲマスの広告において異様にベータが出てくるのは、もうそういう大人気キャラなんだろうなと納得がいきました。
イプシロンの広告を見ても、やっぱりそういう偽乳である事を広告にしている。
なんかもう自分もジジイなのだろう、と思うのはこういうノリが本当につらくなってきた事が挙げられます。主人公の事をご主人様だの主様だのと呼ばせたり、胸がデカいの小さいの、もう見ていてつらいよ。どうなってるんだよXの広告と現代のオタクは。
・この素晴らしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ
令和の時代に長門有希を広告するゲームって中々ないし、それが出来るのもこのファンくらいでしょう。かつてはオタクの注目を一身に集め、「長門は俺の嫁!!」とか言っていたオタクはどこに行ってしまったのか。
オタクが美少女を推しでは無く嫁にしていた時代のキャラなので、人気の強度が違います。あの無責任な「俺の嫁」宣言が懐かしいよ。
わわわ忘れ物だの、マッガーレだの、高齢オタク向けのミームを擦りまくるじゃんね。
さっきまでカゲマスを理解できないって思ってた自分が恥ずかしいよ。この辺は自分が知ってるから「ハルヒうおおおおおおおお!!」になるんであって、現代人は「は? ハルヒって何スカ?」って言われて終わりなのよ。カゲマスも受け入れるし、主人公をご主人様と呼ばせるノリも、おっぱいのデカさでキャッキャと喜ぶノリも頑張って受け入れます。すみませんでした。
朝比奈みくるってこういう演技でしたっけ……?
これだけハルヒを見ていたような面をしておきながら、実はちゃんとハルヒを履修しきれていません。ライトオタクで申し訳ありません。
という訳で改めて2007年のライブ映像を見たんだけど、大昔のオタクイベントの映像じゃないと得られない心臓の高まりってのがあるなあと改めて思いました。
思えば年代的に涼宮ハルヒを後追いでしか見られなかった人間なので、こういう世代にはなり得なかったんですよ。16年前からオタクを続けてきた人間でないと、今回の涼宮ハルヒコラボの広告に関して物申すことは出来ないよなあと反省しています。
あんまり懐古厨していてもしょうがないので過去の映像を掲載するのはこの辺にしておくけども、ぼんやりとした過去のオタクイメージを生み出した涼宮ハルヒとらき★すたってのはとんでもねえタイトルじゃないですか。
というかGod Knowsに関しては昔オタクと呼ばれていた人々以外にもそれなりに話題になっていた印象があるんだけど、あれは自分のいた環境が特殊なだけなのか、あるいは全国的にブームになっていたのかが全く分からない。
一応Pixiv大百科にはアニソンでの驚異的ヒットだったとあるから全国的ブームだったんだろうけど、その熱量をいまいち実感しきれていないんだよなあ……
ストーリーを紹介する広告。これでも100RPされてるんだから涼宮ハルヒ効果の強さを感じる。逆に言えばXをやってる世代はハルヒ直撃世代が多いという証拠でもあるのでは。
今更だけど、このタイミングでこのファンではエンドレスエイトガチャという引き放題ガチャをやっていました。スカが出るまで引き放題なので、本当にエンドレスではありません。
もうニコ動を思い出すノリじゃんね。
ニコ動というのも今時の若者は見ないんでしょ~と思ってたけど、最近カゲマスがニコ動風広告で話題を取ってましたね。オタクはいつだってニコ動!
・ドラゴンクエストタクト
※広告本編は非公開済み
ドラゴンクエストタクトはドラクエ5のイベントを開催。3周年というタイミングに適する実写広告の傑作を持って来たなあと思います。非公開になってしまったけど。
子供ならではの無邪気なジョークというか、洒落にしづらい話が延々続いて親からすると反応に困る感じを上手い事やってんなあと思います。ドラクエの実写広告らしいというか、こういうコミカルな広告を現代で見られるんだってちょっと感心しました。
今なら最大100連無料というキーワードを広告の最後に持ってきているのは、ガチャゲーでは無いぞと軽く主張しているようにも見えますね。
特に捻りの無いPV的な広告。
Tiktokの広告なのに横画面で出すのってやっぱり良くないんじゃ……
単純に新規キャンペーンを紹介する広告。
実質100連ガチャと欲しいキャラを獲得出来るチケットと、たくさんのガチャ用アイテムと……と色々配るらしい。ドラクエタクトがこんな丁寧に色々広告してるの、Tiktokくらいじゃないの。
Xの方は映像よりも文章の方が凝っているし、やっぱりXの広告での動画ってあんまり重視されていないのかもしれない。
それにTiktokはほぼ動画でしか物を言えないんだから、そりゃ必然的に動画の情報量が増えるって話です。また賢くなってしまった。
・ドラゴンクエストけしケシ!
ドラクエけしケシも広告やってたんだ。
他の媒体だと最初以外広告を見かけなかったのでかなり意外だったんだけど、Tiktokに寄せたような広告をちゃんと出していたんだなあと感動しました。
YoutubeやXではドラクエタクトの方が多かったのに……
ニーアオートマタとのコラボもやっていたんですって。
何でも鳥山明風の絵柄になるんだから、バードスタジオってのはすごいなあと思いました。それはさておき、このコラボこそもうちょっと広告してよかったのでは……?
・ドラゴンクエストチャンピオンズ
やっぱりドラクエ系のゲームは露骨にTiktokへのアピールを強めている感じがする。映像の内容もちゃんとTiktokを意識してる感じがするし、逆にXやYoutubeとかで全然ドラクエ系列のソシャゲの広告は見かけないし。
でもこれはこれで厳しいコメントが多数寄せられているので、結局広告を頑張っても内容が伴っていないと中々上手くいかない所もあるんでしょう。ドラクエチャンピオンズの明日はどっちだ。
X広告ではエルミアというキャラの方をメインに紹介している辺りを見ると、スクエニ的にオタク君に訴求するにはエルミアの方が良いという考えに至ったようです。多分正解。
・城とドラゴン
城とドラゴンは転スラとコラボ。転スラも色々コラボをやってるもんだ。
周年以降、何となく城とドラゴンの広告も増えてきた気がします。さらに広告をするかは分かりませんけども。
ちなみに8周年大感謝祭も後半、おかわりという形でまだやっていたみたいです。
・白猫プロジェクト
白猫プロジェクトは9周年。おめでとうございます。
アピールポイントを見てみると★5キャラ1体無料、ジュエルざっくざくプレゼントと称した数量不明のプレゼントキャンペーン、新キャラの紹介、毎日ガチャ1回無料。
他のゲームに比べてかなりプレゼントが少ないように見えるが、そこは各ゲームごとの戦略があるのだからとやかく言う事ではない。むしろ「ジュエルざっくざくプレゼント」と称して具体的な数量表現を避けるテクの方が自分は感服したよ。
・モンスターストライク キュービックスターズ
モンスト系列の新作ゲーム、キュービックスターズも水着キャラとCVをアピール。ゲーム内容は一切紹介せず、とりあえず引けるガチャとイベントと水着キャラを紹介する。正解です。
あまりにも正解過ぎて逆に言う事が無い。しいて言えばちょっと声を出しても良かったんじゃないかと思うが、まあいいでしょう。
ホロライブのコラボも相変わらずやっているらしい。
宝鐘マリンのAHOYボイスとかは基本的な物を全部収録済みなんだろうな、とかしょうもない事を考える人はVtuberの生配信を視聴するのに向いていません。
・モンスターストライク
モンストは鬼滅とコラボ。声は使っていません。
超シンプルにまとまった広告なのであんまり書くことは無いが、依然コラボで攻める姿勢はそのままって所は記憶しておくべきでしょう。
ただただガチャで神引きしたぜ! という映像。
これの意図は一体……? ガチャへのネガティブイメージを払拭したいとか?
・アイドルマスター シャイニーカラーズ
アイマスまで推しの子とコラボ。推しの勢いが止まりません。
なんかストーリー的に色々騒ぎになっていた記憶があるけども、広告だけ見る分には普通の広告です。広告でまで攻める必要は無いと読んだんだと思いますけどね。
・ポケモンスリープ
2023年の話題作、ポケモンスリープの広告。株式会社ポケモンは日常生活のすべてにポケモンを滑りこませてきているが、とうとう眠りまでポケモンが現れるようになってしまったらしい。
広告にしても眠るためのTIPSを紹介している辺り他の広告とはちょっと違う雰囲気を感じるが、Youtubeという夜更かしの友で眠るための情報を紹介するってのはちょっと面白い。
寝る時と起きた時に色々操作を要求してくる面が気に食わねえというご意見も見かけたが、何だかんだポケモンスリープも課金を要求する基本無料ゲームではあるので追課金させるための要素を用意する=色々操作する必要が出てくるという事だからしょうがない。
本当に睡眠計測が出来るだけでダラダラとポケモンを集めるだけのアプリにしたいなら買い切りのアプリにした方が相性がよさそうだけども、現代の金儲けの定石からするとそんなヌルい事は言ってられないんでしょう。睡眠にも課金しろ!
ゲーム内容を紹介する広告。
ちなみに自分はポケモンスリープをダウンロードしていません。睡眠時間を削って広告の感想を書いているので、睡眠を娯楽にするほど暇になれなかった……
意外にも一番ゲーム内容を細かく広告していたのがTiktok。
とはいえYoutube広告で細かく紹介してもくどいと思われて終わりだし、Xは勝手に口コミしてくれるしで、実はTiktokが一番細かく紹介すべき広告媒体なのかもしれない。
・ポケモンユナイト
ポケモンユナイトは2周年のタイミングでコウイチTVとコラボを実施。
何でコウイチTVになったのかはよく分からないけども、実際面白いYoutuberなので選んだ人のセンスが光っていると思います。
天気を聞いたらポケモンユナイトのイベントを紹介して、ポケモンユナイトを聞いたら天気を言い始める。この辺のノリはまさしくコウイチtvのいつものやつですね。
後述するゲーム紹介広告よりもゲーム紹介要素は少ないけども、単に注目を集めたいだけならこういうので良さそう。
この世の全てのゲームをやった男が防衛パニックパレードを紹介する映像。
これは比較的真面目にゲーム内容を紹介していると思います。
あたろーという人物の広告。
こっちはゲームの紹介をしっかりしている印象。
PDS株式会社というインフルエンサーを起用した広告。
こうして見てみると、むしろコウイチtvが特別茶番をやっても良いという許可を得られた可能性があります。
ゲーム紹介の内容自体は一緒だし、ゲーム紹介担当の有名人と茶番担当の有名人で役割を分けたんだろうな。
連携がハマったら気持ちいいよね、という広告。
今それを言うのか、という気はしますけども。
・PUBGモバイル
PUBGモバイルはドラゴンボール超とコラボ。
かなり無難なコラボ広告なのでそんなに言う事が無い。でも以前のPUBGモバイルの広告よりも見栄えする内容になっているので、今回のDBコラボにはかなり気合が入っているんじゃないでしょうか。
・ラグナドール
ラグナドールはゆらぎ荘の幽奈さんとコラボ。
作品の雰囲気的には確かにあってる気がするし、ちゃんとコラボも原作ファンが喜びそうな内容に見える。
ゲーム内容よりもキャラを重点的に伝える広告になっているのも正しい。実際そっちの方が大事ですしね。
こちらは画像広告。
ちゃんと温泉シーンを見せたかったんでしょう。
・ブラッククローバーモバイル
ブラッククローバーモバイルも水着広告をリリース。
女性枠だけでなく男キャラの水着もちゃんとやっているのは珍しいなと思いました。
ゲーム内映像とキャライラストを出す王道の出来です。
・マヴラヴ:ディメンジョンズ
マブラヴも水着イベントを開催。ソシャゲ特有のとりあえず水着はマブラヴでもやるんだ。
100連ガチャ無料というキャッチコピーもよくあるもんです。
100連ガチャを重点的に紹介する広告。
100連ガチャでこんな派手に広告する~? と思うかもしれないが、それは我々が多すぎるガチャ数に慣れてしまっただけです。1000連ガチャの方がおかしいんだよ!
マブラヴって言ったらこういう露出度ゼロみたいな衣装のイメージが強いんだけど、やはり現代人はこの衣装よりも水着とか普通の衣装の方が好まれるもんみたいです。
広告で延々衛士強化装備を擦るわけにはイカン、という一般人の判断があったんでしょう。多分売り上げを上げようって場合はそっちの方が正しいと思うんですけども。
マブラヴのキャラ紹介広告。
ゲーム内映像、キャラの性能、声優の声、イラスト、全部紹介している情報のまとまりが良い広告です。
良い映像。
もうちょっとキャラの紹介数を増やしたような広告がこれ。
そういえばマブラヴは全部1分をちょっと超える程度の広告の動画の尺になってるんだよね。そのおかげで延々広告がループ再生されないようになっているのは意図的な気遣いに見えます。
歴史に残る伝説のエロゲと言えば? という問いでマブラヴ系以外何のタイトルだろう……と思って調べてみたら、アージュというマブラヴを作ったサークルの別タイトルを紹介しているんですね。エロゲに疎く、申し訳ありません。
しかし90年代のゲームのタイトルを出されて「あぁ~、君がいた季節ね!」って言える人は何人いるのよ。そう答えられる方に向けた広告なんだろうけど。
・メメントモリ
メメントモリも水着広告とかやるんだ。
肝心の水着要素は全部よく分からんネコのタコみたいな生物に隠されているので、水着広告なんじゃないかなあ、という所までしかいけません。
これでも水着広告をやりますか? 広告やめますか?
隠していないバージョンもあったんだけど、そしたら余計に何で隠したバージョンと一緒に出したんだって気分になりません?
いつものかっこつけた広告もあります。
メメントモリの広告もそろそろRP数が減ってきたもんだ。
・ティンクルスターナイツ
モンスター娘TDでも見かけたラップ広告をそのまま採用してきたのがティンクルスターナイツ。出てくるキャラは違うけどラップをやっている人の声は一緒なので多分同じところが同じようにラップ広告をやったんじゃないですか。
最初は色々思う所があったけども、もう今となってはラップ広告も広告の1ジャンルとして定着したんだなあ。新しい事をやるか、有名人を呼ばないとラップでさらに目立つのは難しいんじゃないかと思います。
・エーテルゲイザー
エーテルゲイザーはXなどでも見かけた広告をそのままTiktokに展開したような形。
アクションゲームの内容をそのまま紹介するような広告はXやYoutubeだとそれほど話題にならない場合が多く感じるが、Tiktokの場合は派手なアクション広告がすごく多いし、その上で評価も高いっぽいんですよね。多分ゲーム内容を仔細に伝えるよりも、目を引くスーパープレイみたいな映像の方が話題になりやすいんだろう。
Tiktok広告に関してはニワカも良い所ではあるんだけど、Xの広告では全然話題にならないアクションゲーム広告がTiktokだと63コメント、1764いいねついている辺りからXの広告環境とは全然違う事が分かる。実はハナからエーテルゲイザーはTiktokしか見ていなくて、Xに住まうオタクにはさして干渉する気が無いのかもしれない。
一応Xの夏イベント広告も見かけたが、注目度はTiktokの方が高そう。
こういうノリ自体あんまりX向きじゃないんじゃ……
これはセリフ付きにしており、普段とは違った雰囲気を感じる。
それでもイマイチ話題になり切らない辺り、やっぱりXじゃなくてTiktokを頑張った方が良いんじゃ……って気がしてしまいます。
・アークナイツ
アークナイツのイベント紹介広告。アニメの出来はいつも通り良好。
ところでアークナイツは最近TiktokやYoutubeを回っている感じだとあまり広告を見かけないんだよね。山手線とXで広告をしてるからまあええかって感じですか?
能登麻美子ボイス久々に聞いた気がするな。
キャラ紹介広告も堂に入ったもんで、ゲーム内画像を紹介しながらカッコいい映像を出すのがお上手。やっぱりYosterの広告ではアークナイツとブルアカが安定して出来が良いなと感じます。
・アズールレーン
アズールレーンはグリッドマンユニバースとコラボ。オタク君向けゲームなのでX広告も凝っていらっしゃるよ。
逆にアズレンの広告はTiktokで見かけなかったけど、ここに関しては自分もTiktok歴が短いので確実にTiktokでは広告をしていないとは断言できません。でもメインの戦場としてはXだと思います。
・ブルーアーカイブ
X広告の注目度が軒並み落ちている現状、ブルーアーカイブほど常時人気の物は中々無いと思います。すっかりオタクのトレンドゲームとして地位を確立したブルアカなので、わざわざXとYoutube、そして電車以外に進出するような事もそんなに無いんじゃないですか。
ちなみに広告の形式に関しては以前から全く同じなので、わざわざ語るべきこともそんなにない。
コハルはイラストやら二次創作テキストをやたら見かけるよね。
「エッチなのはダメ、禁止!」がミームとして活用しやすいみたいなお話?
・幻塔:Tower of Fantasy
最初は原神のライバルとして登場したように見える幻塔だが、すっかり広告すら見なくなったなあ、と思っていました。それがTiktokじゃ生き残ってるんだもんな。皆Tiktokで元気に広告してる。Xとかいう檻の中じゃのびのび広告出来ねえぜって話?
むしろYoutubeでも広告を見かけないんだから、完全にTiktokを目指して広告してるんだなあと思いました。映像も明らかに崩壊:スターレイルっぽいので、後述のスターレイルの広告と一緒に見て比較するともっと楽しめる広告です。
・崩壊:スターレイル
崩壊スターレイルのキャラソン的な広告。
何言ってるんだか分からないよ~という方も、字幕があるので安心。EP(ミニアルバム)という割には広告だと1曲しか見当たらないのだが、ちゃんと他で買う手段があるんでしょう。見当たらなかったけど。
RPG特有のデカいボスの紹介広告。
デカいボスはナンボいても良いですからね。何ならRPG後半でたまに出てくるデカい雑魚も好き。
凝ったPVも放映しております。
Ver1.2に関しては電車内広告もあったし、かなり気合を入れて広告をしているのを感じます。
映像のカッコよさは相変わらずです。3分ある映像のうち3分の2はカッコいい映像で、残りの1分は新キャラの紹介やイベントの紹介に割いているのもいつも通り。
普通のキャラ紹介広告なんだけど演出は洒脱でオシャレ。
よくまとまった良い広告です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?