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広告振り返り~2022年8月編~

・ラストフォート:サバイバル

 Age of ZやState of Survival、パズル&サバイバルなど様々なゾンビゲームが現れては広告をしていた物であるが、そんなゾンビゲームの新作広告です。
 ウォータースライダーの終点に秘密基地への金属扉があるのだが、実際あそこに秘密基地への扉があったとして水圧で開けないのでは、と思ってしまいます。取っ手も無いから摑むのも難しそうだし。
 そんな細かい事はさておいて、この映像であるような秘密基地作りが出来るなら面白そうではある。8月時点ではまだ事前登録の段階なのでどんな広告を出しても偽広告認定は出来ませんしね。シュレーディンガーの広告だ。

 巨大なゾンビボールや基地を造る所などはAge of Zを踏襲しているが、ラストフォートは基地を作って終わり、という辺りで差別化をしているようだ。
 基地作成要素を強めに見せる事によって他のゾンビゲームとは違うぞ、という所を見せているのは好印象。実際にラストフォートは最初に基地を探索し穴を掘っていき、建物を建てるようなチュートリアルから開始しているので、あながちこの広告がウソという訳でも無いようである。
 8月以降に登場した広告を見ていると、広告で完全なウソをついてでも客寄せをするというブームは一旦過ぎたと見て良いのではないだろうか。最初のゾンビボールは盛っていると思うんだけども、それ以降の基地拡充要素はかなり真面目に作られているようですしね。

 でもこのイメージ映像は本編のどこに出て来るんかサッパリ分からないポイントです。
 何なんだこの武士は……

 でもこのオープニング広告を見るとマジで武士が出て来るっぽいんだよな。
 小川剣さんの活躍にご期待ください。

 偽実況広告もあるんだけど、この男性が持っているのはスマホじゃなくてPSPじゃないか? そう思い改めて見たら、ちゃんとスマホでした。
 背面に円形があると何でもPSPに見えてしまう爺でした。

 ラストフォートは失敗広告がかなり少ないんだけど、その中でも貴重な失敗広告がこれ。
 謎の毒液に浸かって死んでしまうんだけど、こんな毒液が湧いてくるんじゃあまり地下を掘り過ぎない方がいいんじゃなかろうか……

 小山さんがラストフォートを紹介する広告。この小山さんって有名人なんですか?
 自分は申し訳ないけど小山さんの正体が分からず、一体誰にオススメされているのか分からなくなってしまいました。
 内容自体は真面目なんですけど。

 詐欺CMを集めてしまい、申し訳ありません。
 これ実際に出来るなら良いんだけど、配信前にこの広告を流していたんだからちょっとセコいよな。配信前ならなんだって言えちゃうよ。

・パズル&サバイバル

 パズサバはウォーキングデッドとコラボ。同じくゾンビモノとしてコラボの目の付け所としては良いんじゃないですか。ウォーキングデッドは別にソシャゲをリリースしていた気がするけど、それはそれ、これはこれなんでしょう。
 さすがにコラボ広告でまでパズル失敗要素を使っては来なかったので安心しました。

 パズサバも懸賞広告に手を出してきた。ステサバも懸賞広告をやっていた印象があるけども、困ったらとりあえずswitchやiPhoneが当たりますは広告の常套手段ですね。
 ちょっとコミカルな映像付きで、普段のパズルで失敗している間抜けはどこにもいない。あんなパズルでいつも失敗しているのがおかしいと言われたらそこまでだが……

 やんちゃなゾンビがスイカを持って逃げたので、着物風の衣装を着た女性がそれを追いかけ回してぶっ叩く広告。
 スイカ割りでグロ描写を暗喩するのはありがちな気もするが、全年齢向きに、かつコミカルにTwitterで許されそうなグロ描写ってこんなもんじゃないですか。

 珍しくパズサバがパズルに正解していると思ったら、じゃんけんに勝つ為にパズルに成功していました。普段ならここでパズルに失敗してゾンビにたこ焼き取られてるよ。
 それ以上に、たこ焼きと言って串刺しにした3本の団子みたいなたこ焼きをお出しされる方がお国柄の違いを感じますよ。たこ焼きと言えば舟皿に乗った物をイメージしそうな物だが、海外だとたこ焼きは串刺しにしてお出しされる物なのかもしれない。

・三国・新たなる英雄

 先月登場していた三国・新たなる英雄は記者会見風広告からスタート。諸葛亮相手じゃあ曹操でダメなのもしょうがないし、何なら曹操が悪いと言うよりこの油断しているプレイヤーが悪い。記者会見もやむなしです。
 それで結局最後に言うのが「地形を上手く使おう」だからアピール点が三国志真戦と一緒だよ。ちょうど2021年の7月に三国志真戦が似たような広告をやっていたので、その辺からパクっている可能性は充分あります。

 この映像のノリというか、地形を生かした育成がどうこうという話も全部三国志真戦で見た気がする。
 つまりより良いゲーム広告をパクる……いや作る上で、真戦を使った方が良いという結論に至ったんでしょう。それはそうな気がするんだけども、ここまで露骨に地形を推されると疑わしくなっちまうよ。

 三国・新たなる英雄の独自ポイントとしては、この辺のグラフィック自慢を広告にしている所でしょう。
 ゲーム画面を見ている感じはそんなにグラフィックが素晴らしい感じは無かったけども、少なくともこの広告の映像上は凝ったグラフィックじゃないですか。
 「SSS材料で本物の皮膚を表現」と言われてもそのSSS材料が何者か分からないとか、「PBR材質 物理放射を模倣し金属の質感を完璧に再現」と言われて調べてみてもそういう3DCGの知識だとかの話になってイマイチ分かりづらいのもポイント。

 この映像ではデザイナーのEddieが登場してグラフィックの良さを紹介している。
 でもやっぱりこうして制作者の顔が出てくるとちょっと本当にすごいのかもしれないと思ってしまう辺り、人間はチョロいなと思ってしまいますね。

 みそしるちゃんねる、しろくろちゃんねるとのコラボ広告です。
 コラボしておいてこんな普通の広告みたいなことを喋らせるのは一周して新しいよね。実況させて「わーおもしろーい」くらいの内容がポピュラーだと思っていたんですけど。

 ざんげちゃんのコラボ広告もリリースしているんだけど、いくだのいきそうだのというセリフで訴求するのは他の広告よりも攻めてる気がする。微妙に台本読んでる感じが逆に良かった。
 三国・新たなる英雄はコラボ先の女性に色々やらせ過ぎ感がある。

 偽ゲーム広告もバッチリ完備。
 雰囲気だけは三国無双っぽいんだよなあ。

 三国無双風のアクションゲーム広告なんだけど、なんだかスピード感が無いのが気になりますね。
 特に最後の真横から槍を指して引き抜くところがイマイチ。相手が抵抗していないのが悪いのだろうか。

 グラフィックを自慢していたのに突然グラフィックが荒い感じの広告も出てくるし、見れば見る程ツッコミどころが出てくる。
 何でこの映像だけちょっとポリゴンが荒いんだろうか……

 何ならゲームのジャンルもグダグダになってきている。アクションゲームになったりシミュレーションゲームになったりするのは広告の特権だよ。

 総評すると全体的にジャンルがぐちゃぐちゃ過ぎて逆におもしろいなと思いました。ここまでジャンルがぐちゃぐちゃに広告がリリースされるのは中々無いでしょう。
 9月は全然見かけなくなりましたが、8月の広告としてはかなり面白かったです。是非。

・三国志真戦

 1年間擦り続けている地形推しだ。安心感がありますよ。
 力任せに全軍突撃する張飛を関羽が諫めるという内容自体は割と原作っぽさを感じるけども、関羽も関羽でそんなに策略を披露したシーンがありましたっけ。
 蜀陣営はどうも諸葛亮と龐統のイメージが強いんだよなあ。全部三国無双のイメージなんだけど。

 リアルな地形が再現されているの? という疑問に対して地形の使い方を主張し始めるのはちょっとズレている気がするが、30秒という短い時間で映像を収めるにはやむなしか。
 長江は分かりやすいが、潼関は不勉強なのでよく分かっていませんでした。ちゃんと昔関所として出て来た地形です。

 漫画広告にもチャレンジしている。しっかり縦画面で遊べる事をアピールしているまとまった広告です。
 オタクが早口で喋っているのを見て「俺もやってみようかな!」と思うのは中々才能があると思います。

 「2022年に革新的な大作が登場!」とはあるが、三国志真戦自体は2021年にリリースされているんだよなあ。
 リリースからちょうど1年と3ヶ月程度経過したタイミングなのでかなりのウソなんだけども、新作ですと言ってお出しされた方が始めやすいのはある。少し調べるとバレるんだけど。

 課金より頭脳だ! というテーマの広告。そういう雰囲気はよく三国志真戦がやっているスタイルなんだけども、それで導入がインスタントラーメンなのは逆張り感がある。
 普通インスタントラーメンを食っている男性が登場すると「課金し過ぎてもうインスタントラーメンしか食えないよ~」からの「課金なんか要らないよ!」のパターンが多いのだが、そこで「課金より頭脳だ!」という流れになるのは広告を見ている人にとってはやや直感的では無いように思える。
 まあこの流れで驚くのは広告をしょっちゅう見ている人くらいだろう。普通の視聴者からしたら普通にインスタントラーメンが好きなおじさんが普通にゲームを紹介する広告になるでしょうね。

 「10万ください!」「お金じゃなくて兵士です!」というくだりはすっかり三国志真戦のお家芸になりましたね。たまに面白い印象的な表現なので結構好きです。
 内容はいつもの地形推し。

 微課金を推す広告。タバコ一箱分だよ、という文句を見るに大体600円くらいに見えるし、まあ課金慣れしていない人の微課金ラインってこんなもんですかね。
 先月より続く微課金推しの広告を今後とも続けて行って欲しいですね。

・戦国覇業

 戦国覇業でも地形推しをやるのか……歴史シミュレーションゲームはとりあえず地形を推しておけば良いという発想があるのだろうか。
 動画の最初で出てくる二人が蹴飛ばし合う構図がリコリコやんけ! とオタクが騒いでいたが、そもそもあの構図はスタンドバイミーだしこの広告の序盤自体は7月の戦国覇業の広告の時点で使われていたんだからリコリコを見てから乗っかったという話では無いでしょう。話題になりそうだから擦ったのが正解。
 BGMにはXファイルを採用している辺りでも笑えるし、こんな釣りで見事にRTを稼ぎ散らかしているんだからオタクはちょろいもんである。

・Idle Lumber Empire

 序盤は序盤でクソ現場感があるし、最後の最後で労働災害が起こる辺りに話題性を取れるポテンシャルは感じるんだけど、なかなか話題にならないのがランバーエンパイア。
 どことなくカジュアルゲーム感があるのが良くないのかなあ。どうせ嘘広告だろうという感想がこの映像の微妙な面白さを殺してしまっている感が強い。

 パターンも色々あるのだが、この映像に関しては突然止まっているベルトコンベアから木材が発火し始める辺りが面白い。事故になるのは分かるけど、どこから火が出たんだ……
 火が出る前に一回カメラの外に事故現場を出しておく事で違和感なくトラブルを起こす手法は中々しっかりしている。

・EVONY

 問題は過去に登場した物と同一だけども、ピンを抜いてIQが動くアレはHero Warsでも見かけるアレですね。
 割と問題のアイデア自体はネタ切れ寄りなのだろうけども、そこにIQをつけたり、実況をつけたりして延々と同じ内容を擦り続けられるのもすごいよ。

 かと思ったら新ギミックとして「ドラゴン」と「ドラゴンの卵」が登場するんだからピン抜きパズルの限界はどこにあるのか分からない。
 ドラゴンの卵を入手したら魔剣伝説の如く大逆転が待っているのかもしれないが、結局パズルに失敗してしまうので大逆転は出来ない。エボニーはいつまで経っても隠し10連ガッチャのような逆転要素が出てこないのは男前過ぎるよ。
 とはいえゲーム中にガチャ要素が無いのであれば変に隠し10連ガチャをしても虚偽広告になるし、逆にそういうどこにでもありそうなガチャ要素を告知し始めてもそれはそれでヒンシュクを買う物。今後も安直に逆転せず、パズルを失敗し続けて欲しいです。

 溶岩を地面に落としてから牛魔王と水を解放するのが正解。
 以前何かのEVONYで溶岩石はそのまま地面に落下するような映像があった気がするが、今回は崩れてしまっている。この辺の裁定があいまいなんだよね。

 牛魔王を溶岩に落としてから水で固めて財宝を出せばOK。
 この映像では主人公が牛魔王に斬られていないのが特徴的。その後の映像でも斬られていないので、グロ描写を抑えたバージョンを作成してみたような格好になるだろうか。
 今時は表現も色々うるさいし、いざという時の為に準備しておいても損は無いんじゃないですか。

 スチームパンク風のステージスキンが初登場。
 問題は以前出た物と一緒です。

・水都百景録

 みやびで落ち着いた雰囲気の広告だった水都百景録だが、突然3マッチパズルの広告を始めた。
 これも実際に遊べるミニゲーム広告には見えるが、タイミングとしてリリースしてから随分早くミニゲーム広告に頼るんだなあという印象。
 偽ゲーム広告にしても本物広告にしても、パンチが優しいのは広告の味でしょう。

・不思議な地下城

 8月に登場した奇妙な広告としてはこれ、不思議な地下城。とりあえずこのキャッチコピーを見てくださいよ。「えっ、このゲームシーンにモンスター、どこから来たわけ?見たことないんだけど!」知らんがな。
 実際のゲーム画面を見てみると確かにこの広告みたいに9999ダメージを突然叩きだしはしないが、ゲーム画面自体はかなり近いように見える。アイテムを拾って自身を強化していくのは正解なんだけど、こういう演出は「見た事ないんだけど」です。
 要はこの広告は偽広告というよりは過剰演出広告に近そうです。魔剣伝説とかでよく見たアレですね。

 それにしても、広告に使用するイメージ映像というのはどこまでセーフなんでしょうね。魔剣伝説レベルで盛り始めるとさすがにダメな気がするが、不思議な地下城はふわっと広告元の雰囲気を感じられる辺りまだマシなんだよな。
 地下城はかなり安全策を取ったイメージ映像に見えるが、安全策を取った結果注目度としては低くなってしまった印象。字幕があるから声があるのかと思いきや、ボイスどころか音楽すら入っていないのも残念ポイント。

 しかしこの広告に出てくる「火影魔弓神装セット」は露骨に暴炎神龍セットをパクったんじゃねえか? 「最初は職業を選ぶ」という摑みも、そういう偽MMORPG広告で腐るほど見たくだりです。
 相変わらず音は無い。これがもし例の魔剣伝説の声優に頼んでいたらもう少し注目度があってもおかしくなかったと思うんですけど。そういう形で話題を取るのは望んでいないにしても、BGMはあってもよかったんじゃないかなあ。

 BGMつきの広告もあるので、そう考えるとやっぱり何かの手違いで音楽が抜けてしまったんでしょうね。
 散々BGMを求めておきながら、別にBGMや声がついても大して面白いなと思えなかったりもするんですけど……

 完全に偽映像であろう広告。
 こういう広告にしては相手側も数が増えるパネルを踏んだら効果が発生するのはちょっと画期的。

・最強でんでん

 最強でんでんは相変わらず進化をアピールする広告をリリース。さすがに8月ともなるとコラボ広告は無くなったようで、大分シンプルな内容になりつつある。
 さすがにスタートダッシュほどのド派手さはもう無いようです。いつまでも電車内広告、駅内広告までズラズラやってたらヤバイですけどね。

 夏祭りイベントの広告。
 かなり真面目にゲーム内イベントを紹介している広告に見える。あまりにもまとも過ぎてコメントする要素がないよ。

 納涼大会をテーマにした茶番広告もあるが、こうして見るとそれっぽいイベントに沿った映像も作れるもんなんだなあと思います。

 真面目にバカゲー要素を告知する広告。
 999回タップするとどうこうって話はバキュラを256回撃つと壊せるみたいな雰囲気があってすき。

 この映像に関してはもはやでんでん要素すら希薄になりつつある。
 でも冷静に考えて偽の内容を含まずにゲームを広告しようとしたら、PR出来る点ってタカが知れてるよ。むしろ同じゲームの広告を1年も2年も隔月で続けている方が異常で、適切な時期に適切な広告をリリースしている一般的な広告スタイルが実は一番理に適っていたのではないか。
 Twitter広告が健全化していくにあたって、結局一般的な定石に戻らざるを得なくなってきているのを感じます。

 ま、最強でんでんは対武器ボス戦のBGMを使用してるんですけどね。

・Flyff Universe

 広告としては初登場のFlyff Universeは、結構ちゃんとしたゲームである点をアピール。スマホとPCでのクロスプレイも可能らしいです。
 広告自体は真面目なんだけども、17:00の「自宅のPCでガッツリ冒険」という所でもスマホへのはめ込み合成だったり、担当声優の声の棒読みぶりだったりと気になる点はかなり多い。内容が真面目なだけに面白いというよりは気になるという感想が強くなってしまいますね。
 まあ真面目なゲームのようだけど、実際MMORPGって何をアピールすると良いんだろう。このCMだけ見る分にはゲームの独自性というか、何が良いのかというのを中々理解しづらかったです……

 「あのフリフシリーズが復活」とまで告知しているが、生憎自分は知りませんでした。その為調べてみると、2004年から正式サービスが開始したというMMORPG界隈でのレトロゲームなんですって。また一つ賢くなったな。
 レトロオンラインゲームのリメイク広告は2022年5月に広告していたクレイジー酋長を思い出すが、それよりも思い出話成分が少ないせいか感情移入しづらいなあと思う。別に思い出話をすれば良いというもんでも無いけども、やっぱり単に「あの懐かしのタイトルが復活!」とだけ書かれても知らない人からしたら中々食指が伸びづらい。
 そういう意味では多少くどいと感じようが、原作の懐かしタイトル要素をしっかり告知するのは大事じゃないか。現に2022年2月に広告していたメダロットSはゲームボーイカラーのパッケージとドットまで引っ張り出して来てましたからね。単に「懐かしい」で済ませず、何が懐かしいのかをしっかりアピールするのは重要だ、という学びを得ました。

 何にせよ、復活したらしいのでFlyffファンの方はプレイしても良いんじゃないですか。
 子供の頃にFlyffシリーズをやっていた方ってどれくらいいるんだろうな。2004年のネットとなると何やってたっけなあ。パッと出てくる昔のパソコンゲームって激突要塞やら都道府県大戦みたいなフラッシュのゲームなんだけど、あれって2004年にありましたっけ。
 昔のパソコンゲーム事情はよく分かりません。助けて識者。

 グラフィックが進化したというのも告知されているが、元が分からないと中々どの辺が進化したのかが分からない。
 とはいえ一応youtubeでフリフオンラインを調べてみると、ちゃんとこの作品を遊んでいる方もそれなりにいるみたいです。真面目な広告が多いおかげで変な広告を発見しに行く連中に荒らされる事も無く、本当に昔遊んでいた人にこの広告が届いているのかもしれません。
 広告とは何なのか。話題になれば何でも良いのか? そういう問いを我々に投げかけているようにも見えますね。

・アイドリープライド

 一時期オタクの間で話題になった放置ゲーム、アイドリープライドが初音ミクコラボをきっかけに久々の広告。オタクは放置ゲームをきちんと放置し続けていますか?
 映像としては美麗映像を推すタイプの広告。コラボ広告なので、コラボ先を立てるような内容になっているのはさすがですね。
 初音ミクとコラボすればしれっとプロセカから人を引っ張ってこれるかも、という思惑もある気がする。まあ、その辺はわざわざ書くことではないんじゃないですか。

 ところですごくどうでもいい疑問なんだけど、初音ミクって汗をかくの?
 「汗まで再現されたライブに初音ミク登場!」というコピーはまあ分かるんだけど、もし初音ミクが汗をかかない設定だった場合おかしな話になるなあとちょっと思いました。そもそもボーカロイドは汗をかくのか? という疑問を真剣に考えたことが無かった。
 まあ初音ミクが汗をかいてキレるオタクってのも実在するか分からないので、本当にどうでもいい話なんだけど……

・ドラゴンボールZ ドッカンバトル

 ソシャゲ界のビッグネーム、ドッカンバトルの広告を取り上げるのは意外にも初めてなんじゃないですか。
 ラップ系広告に挑戦してきたんだけど、さすがにバンナムが出しているだけあってトラックも歌も本気じゃないですか。特に後ろの音が本気過ぎるというか、ちょっとガチすぎ感があって引くレベルの良さがあります。
 それにしても何でフリーザ一族の中でクウラとフリーザはあれだけ扱いが良いのに、その親父であるコルド大王はどこでも微妙な扱いなんだろうか。まあ出だしでトランクスにやられてる時点で本編ボスと映画ボスの扱いについていけないのはしょうがない気もするんだけど……

・EA Japan

 APEXは何故か越谷市とコラボしてApex田んぼアートなる物を作ったらしい。あまりにもAPEX本編と関係の無いように見えるコラボ、ゲーム本編には出てこないのどかな田園風景、そして映像の途中で突然出てくるブラハ。全体的に健全な面白さが詰まっています。
 こういう社会貢献というか、相互コラボで町おこしとゲームコラボ、広告を兼ねていくようなプロモーションはマーケティング界隈が好きそうなネタだなあと思いました。

・ZONE

 オタクの好きなエナドリの広告にオタクの好きなライバー要素を入れたらウケない訳が無いってもんです。
 そんなに変わった事はしてないんですけど、必要な物を必要なだけ入れている広告という面でかなり評価が高い。

・れじぇくろ!

 れじぇくろはのりプロとコラボ。Vtuber界隈に明るくない自分でもふわっと知っているレベルの方々なので、相応に訴求力はあるコラボに見える。
 絵柄もイメージを壊さないような内容になっていて良いんじゃないですか。

 岡野タケシ弁護士のパロディをした広告。
 短時間で分かりやすい岡野タケシパロディ広告はもっと増えて良い気がするけど、弁護士が元ネタであるせいで偽広告業者が触りづらいのかもしれない。そりゃそうだ。

 縦画面広告にせず、あえて両脇にデカくコラボキャラを表示するのは主張が強くていいですね。
 しかしVtuberがコラボで出ることはあってもVtuberだけが登場するソシャゲは出てこないもんなんですかね。そんなにキャラを用意出来ないからしんどいとか、推しが低レアにされたらキレるオタクがいるからやめとこうみたいな判断なのでしょうか。

・Phantasystar online 2

 PSO2はホロライブとコラボ。その上推しになり切って冒険に出かけようというのだが、別に推しはなりきりたい物ではないのでは……
 ホロライブ特有の凝ったアニメーションも完備。とりあえず映像だけでも見て行ってください。

・GameRoom

 ゲームマッチングサイトといえば昨年3月頃にリリースされていたももplayというサービスを思い出すが、今調べたところTwitterアカウントが無くなっていた。まあ昨年の広告を見ていても訴求の方針がブレブレだったので、そういう所が良くなかったような気がします。
 それはさておき、gameroomは二次元女性から三次元女性まで美女の顔を並べて30分でいくらという相場表を載せた広告を始めた。もう見るからにクラブなんだけど、それにしては30分換算のお値段が700円程度とお安いので逆に怪しさを感じるね。
 とはいえ30分で5000円、10000円! みたいな価格設定でもそれはそれで広告だと高すぎ感は否めないので、適切な価格設定って難しいんだなあと思ってしまう。
 ちなみに普通にApexのプレデターにコーチングを頼めるような部屋もあった。とはいえそんな上位プレイヤーが多く在籍しているという事も無いので、広告には使わなかったのだろう。
 基本的には女の子と一緒に遊ぼうというコンセプト。人気ユーザーランキングの上位が全部美少女イラスト、美人の顔写真という辺りからも自分の腕前を磨くための修行場的な意味合いはかなり薄く、シンプルに遊び相手を探せる場所だという事を訴求したいらしい。そりゃそうだ。

・Pairs

 Pairsは2月にリリースした肉体強子の広告の続編をリリースした。
 実は今回の主役である右腕竹錬子は2月の時点で登場していたのだが、2月の広告では右腕竹錬子が肉体強子にPairsを勧めていた。つまりこの広告は時系列で見ると2月の広告の過去編にあたる漫画のようです。
 だからひょっとすると次はこの広告に登場した素桑津富子や、右腕太丸が登場する映像も始まるかもしれません。乞うご期待。

・タップル

 タップルに登録すると「モテタイマー」なるアイテムがもらえるという広告。
 これは使用するとプロフィールがオススメに優先表示されるというアイテムらしい。要するにモテタイマーを使用していっぱい出会って、成功体験を積んでタップルのヘビーユーザーになってくれという映像みたいです。
 しかし魔剣伝説をやってきた我々は知っている。皆に同じ200連ガチャを配っているという事は、皆200連ガチャを引いているから結局差は発生しないという事実を。それを広告から学んでいないと、モテタイマーだけでモテることは出来ないという事実に気付けないままモテタイマーを使ってしまい、自らの顔やらステータスの低さが原因であるにも関わらず出会えないじゃないかとキレ散らかす羽目になるでしょう。
 とはいえ、そんな魔剣伝説から学ぶオタクよりはタップルでモテタイマーを使用する人間の方が余程まともだと思いますけどね。

 タップルの広告はいちいち癖が強い。
 こういうクセの強い絵面で人を呼ぶのがTwitter広告の正解であると向こうも分かって来たようです。

・WePlay

 ワードウルフをやる広告。
 毛穴と鼻の穴の人の話をしている所で「私のはあまり大きくない」という情報だけで吊られているんだけど、それだけで「コイツ3番に引っ張られてる!」となるのは早計なのではないか。
 まあ広告の尺の都合上仕方が無い所なんだけど。

・REALITY

 アバターを使って配信出来るアプリ、REALITYは突然ゲーム系広告に切り替えて来た。配信しながら出来るゲームの告知のようです。
 これは一体何なのかと思って少し調べてみると、何でもミラティブの方で話題の「ライブゲーム」というジャンルの亜流のようです。
 自分もこのジャンルには不勉強なので実際はライブゲームで無かったらスミマセン、という状態なんだけども、配信者と受信者が一緒に遊べるゲームというのはどこまで需要があるんですかね。どうも発想がジジイなので、ゲーム配信は全国大会クラスの人間がその他のプレイヤーをボコボコにするような配信ばっかり見ています。

・スカパー

 スカパーとかネットで見ると思いませんでした。テレビを見る人が減っているなんて話題がある現代、その中でさらに追加のチャンネルを契約しましょうという人はもっと少ないのでは。
 しかし黙って没落するのを待たず、ちゃんと広告を打っているのはエライ。情報のまとまり方もしっかりしているので、久々に地上波の広告を見た気分になりましたね。

・色彩検定

 デザイナーの方が頑張る広告。何度も急に変更を要求されたり、訳の分からないフィードバックを返されて連絡役がキレられたり、見ていてしんどくなる映像だぁ……
 しかし、そこから初心を思い出して成功していく内容になっていくのは中々王道の出来になっているんじゃないですか。
 でも街中を歩く人が「色使いが良かったからさぁ!」と言って制作物を褒めるのは中々無い気がするなあと思いました。その筋の人がリサーチしてるのかもしれないけど。

・cognavi

 機動戦士ガンダムとコラボし、有名女優として長澤まさみを起用してリリースした大型広告。
 原作でおなじみのシャアやアムロも登場する辺りでかなり豪華な内容なんだけども、これをずっと見ているとどこか違和感を覚えてしまった。

 その原因を何度か繰り返して見ていると、ガンダムやシャアザク、ホワイトベースなど原作でおなじみのメカニックが出てきている割に長澤まさみ本人や周囲の人間の衣装、彼女の乗っている機械がオリジナルである点が微妙なちぐはぐさを生む原因に見える。
 もし契約上の理由でガンダム本編の衣装やメカニックをあまり使えなかったのであればしょうがないんだけども、何だか統一感の無い絵面に感じてしまったのが素直な感想です。

・NEOM

 謎の未来都市の広告。よく分からないが、とにかく未来的な都市構想を紹介している。
 このやたら壮大な構想だけを紹介して実際に何が起こるかは全然分からない感じは結構好き。コンセプトムービーだと思うんですけど。

 でもこんな都市の映像広告を出すくらいだし、実はもうすぐ出来るのか……? と思って調べたら完成予定が2030年じゃないの。
 2030年はきっとYoutubeは動画の前に広告を30本放映するだろうし、あらゆる記事の文頭には【PR】の二文字が踊り、様々な家具から自社製品、他社製品の売り文句が念仏のように流れて来て、ファミマに行けば脳に直接合宿免許WAOの広告が響き、マグロの握りの表面には醤油でHero Warsの失敗広告が描かれている理想郷に違いありません。
 それまでこんな広告まとめをやってるかは知りませんけど。

・キングダムガード

 やや今更感はあるが、リリース直後特有の声優インタビュー広告をキングダムガードも放映。なんとチュートリアルは小倉唯が担当という事で、その筋のオタクは嬉しいポイントなのでは。
 それにしても小倉唯が「同じ兵士同士に上級に合成できます」なんて言っているのを見られるのはこの広告とチュートリアルくらいのものではないですか。キングダムガードの広告を見て、アニメしか追っていない小倉唯オタクに差をつけよう。

・ザ・アンツ

 アリですら夏祭りに行っている広告。私は夏祭りに行かずエバーテイルの広告を見ているうちに夏が終わってしまいました。夏らしい事をしたかったですね。海で遊んだり、夏祭りに行ったり、キャンプをしたり……
 それはさておき、アリたちが夏祭りで屋台の寿司を買って巣に持ち帰ったらレストランのバイキングみたいな巣を作ってしまった広告です。こんな巣を作ったら外敵に襲われそうなもんだけども、これはこれで他の生物と共生関係を結べるのかなあ。
 縮尺で考えるとどんだけミニチュアな世界なのか、あるいはアリが人間くらいのサイズのかという話になるのだが、そんな細かい事を考えるような人はアンツに向いていません。

 カリフォルニアロールを巣に運び込み、それを食べた女王アリが大量に産卵する広告。やっている事は先月のトウモロコシを運ぶ広告と一緒。
 この広告の縮尺を見ると、カリフォルニアロールに対して看板のサイズがメチャクチャだという印象を受けます。そこさえ無ければ比較的納得のいくステージ構成。
 それにしても、この広告で登場するカリフォルニアロールって本格的に海外でしか見かけないタイプのカリフォルニアロールだな。日本から輸入するタイミングで文化をアレンジするのは分かるんだけど、何故海外のSUSHIは海苔の要素を外したがるんだろうか。文化的に気持ち悪い、入手しづらいとかそういう理由なのかもしれないけど、米を外周に巻いたカリフォルニアロールは手でつかみづらくてしょうがない。海外のSUSHIはフォークで食う物だから、別にこれでも困らないと言えばそうですけどね。
 しかし冷静にこのカリフォルニアロールを見ていたらサーモンの要素が強すぎないか? サーモンとピーマンを米で包んだ物って、もうどんな料理だかよく分からないじゃないの。

 女王アリから生まれた強いアリで無双するが、別の強い昆虫に倒されて女王アリまで倒されてしまう映像。とりあえず、アンツ特有の女王アリをクイーンチャッピーに置き換えるスタイルはリアル路線なのかフィクション路線なのか分かりづらいんだよなあ。カーソルが地味にミッキーっぽいのも気になる点。
 アリの見た目はデフォルメされているのに、アリの死骸に関しては妙にリアルなのが気持ち悪く感じる。最後に出て来た緑色で胴長のアリも絶妙にキモイ。てかこれアリなのか?

 アリがひたすらぶつかってく広告。
 よく見ると最終進化系のアリがマジで気持ち悪い見た目をしているので、是非動画を止めて見てもらえればと思います。

・ダダサバイバー

 Vampire Survivorsっぽいゲームが、スーパーウィザードに続いて登場。ポンボール、アーチャー伝説などを送り出したHABBY社のゲームなので広告の数に対して大人気を博しているようだが、広告の傾向としては案外地味寄り。
 逆に言えば地味という事は、それだけ誇大広告なく誠実にやっているとも取れますけどね。

 実況風広告もあるけど、あまりにも普通の実況広告。全般的におふざけが無い。ウソつくよりは良いのかもしれませんけど。
 色々広告をリリースしているんだけど、露骨に分かるような音楽の著作権違反も無いし本当にマジメなんだよなあ……

・エヴリーヒーロー

 ソウルライクのゲームを作りたいという欲求から作られたらしいゲームの広告。
 ゲーム内の映像オンリーにしているのも必要最低限の広告という感じがしていいですね。これくらい気軽に広告を打てる社会になったんだなあ……

 しかしこの広告は中々エキセントリックなセンスが輝く内容で好きだね。
 最後の英語の文章の羅列がオシャレ。

・荒野行動

 自分で作った家のマップで対戦出来るという新機能、「マイトピア合戦」というモードの広告。ちゃんとプレイしている動画もあるので、実際にマップを作って戦う対戦モードみたいです。広告だけ見るとフォートナイトの二番煎じにも見えるが、そうではない。
 動画を見ている感じ普通に面白そうなんだよな。実装当初からこれを真面目に広告していたら単なるコラボばっかりのPUBGのパクリゲームの汚名はそそげたのでは? 調べると2020年12月の段階では既にあったみたいだし。
 広告には荒野行動らしいオチもしっかりと用意しているが、声優までは雇っていなかったようである。

 似ているパターンとしては広告でよく見るあの人の自宅紹介広告もある。
 実際にこれが作れるとしたら相当凝っているんだけど、プレイ映像を見ている感じかなり近い物は作れそうなんだよなあ。誇大広告だと知っている方がいたらご一報ください。

 荒野五五GOの本編久々に見たわ。この広告noteをやる前からファンなんだけど、最近は更新が無かったからいったいどうしたもんかと思っていた所です。
 荒野五五GO特有の緩いノリを是非お楽しみください。

 久々に荒野五五GOメンバーがたくさん出て来て感動しています。ゆうともジャイアンも元気にやっているんだなあ……
 なんか先生だけ露骨に合成感があるのは気のせいですかね。背景と身体の境界線がボンヤリしてらっしゃるよ。

 蘇生よりも先に箱漁りをやるジャイアンの話。
 実際こういうTPSで蘇生よりも箱漁りを優先する絵面って結構グロいよね。あんまり考えない話だけど。

 荷物を陽動にして車を奪って逃げる……って実際の戦場ではありそうだけど、なかなかゲームでは起こらないシチュエーションだよね。普通のゲームではさっさと射殺しちゃうからしょうがないんだけども。
 森の中で10発だけ銃弾を持って、10日間くらい連続で戦うゲームだったら起こりうるかもしれない。そんなゲームはかったるくてやってられない気がするんですけど。

 真面目にやるとしょうもない負け筋を引き、適当にやっているとなんか雑に勝てたりするのって対戦ゲームじゃありがちっすよね。
 こういう協力するタイプのゲームでガチガチにやるとすんごいしんどい印象がある。これくらいの雰囲気で遊べる場合は良いんですけど……

 荒野GOGOGOシリーズは30秒できっちりオチをつけてくるのが良いですね。
 広告なんだけど見ていて満足感高いのはちょっとだけストーリーがしっかりしているのが原因であると思います。
 今後ともよろしくお願いします。

 夏の海に来て、ビキニギャルを眺めて、そして荒野行動をするイケメンの広告。こんなに女子に囲まれてもなお荒野行動をする辺り、マジでモテまくってるから荒野行動の方が面白いわってリアルなイケメン感がある。
 こんな人が荒野行動やってるもんなんだろうか……

 ゆうと以外が登場する荒野行動の実写広告も増えている。
 しかしわざわざ「映像内で使用した武器などは本物ではありません」と書かないと広告が通らなくなっているんだなあと思いました。昔は割とエアガン持ってる広告が見受けられたもんだけど。

 ウマ男の茶番シリーズも久々に復活。やっぱり荒野行動と言えばこのウマとゆうとの二大巨頭なんだよなあ。
 地味に荒野行動が3D広告のイメージキャラと、実写広告のイメージキャラを両方作っているのは学ぶべき点じゃないですか。ゆうとの広告が撮れない間はウマ男で補えるし、荒野GOGOGOが撮れるなら3D広告の優先度を下げられる。
 その上最近はコラボ広告を打つという選択肢も増え、三本の矢で見事にバランスの取れた広告戦線を継続している。かつてPUBGのパクリと言われた時代から時流れてAPEX、フォートナイト、ヴァロラントと新規タイトルが出た後も未だに存在感があるのには理由があるんだなあ。

 あとウマ男シリーズは15秒で起承転結(あるいは序破急)を作れているのが何気にすごいんだよな。
 いわゆる「クソ広告」とぶっ叩かれる広告群の中でもクオリティは高い方じゃないだろうか。

 虞美人と項羽のキャラスキン告知。
 見栄えは良いんだけど、虞美人のパラシュートスキンは遠目に見て目立ち過ぎるくらいなのでは。
 こういうゲームで変なスキンを使う時点で目立ちたいのが目当てだろうし、需要にあっているのかもしれないけど。

 ファンタジーみたいな雰囲気もやる。
 荒野行動くらいコラボしまくっているともう何をやっても違和感が無さそう。これも長期的に続けて来た恩恵なのかもしれない。

・パニシング:グレイレイヴン

 (増幅型と先鋒型って何だろう……?)と思って調べたところ、「増幅」が今回登場した幻奏のセレーナで、「先鋒」が過去に登場していた嵐音のセレーナみたいです。また賢くなりましたね。
 それを踏まえて改めて広告を確認すると、どうも既存バージョンのキャラと、今回登場した新規バージョンのキャラを比較したような内容みたいです。別にどちらが優れていると言わず、とりあえず両方の映像を紹介しているのは良いね。
 強いて言えばわざわざ調べなくてもどういう意味か分かるような表記をしてくれた方が良いのでは? と思うが、既存プレイヤーに分かる程度の内容になっているなら良いんじゃないですか。新規を呼び込むというよりは既存プレイヤーへの訴求をメインにしていそう。

 でっかくセレーナを登場させているのはこの広告。
 笛を武器にして戦うキャラというと三国無双の甄姫を思い出すけども、それより立体的な動作をしている気がする。代わりに笛を吹くような動きは少ないのかな。
 普通にオタクの好きそうな王道美少女キャラだと思ったけどどうなんだろう。王道過ぎてイヤかな?

 しっかしパニグレの動きはちょいちょいカッコいい所があって良いよね。これが実際にやってみると中々キャラが集めづらいとか、他に兼任しているソシャゲとの噛み合いで遊びづらくなってしまったとかで引退してしまったんですけども。
 でもこれだけのアクションを毎月毎月出してるって、よく考えたらすごい事ですよ。正統派広告で継続出来ている良い例。何故パニグレがこういうスタイルを続けているかと言えば、結局長期的に見て詐欺的要素がある広告をやるのはマイナスが大きいと分かっているからじゃなかろうか。
 まあ過去には詐欺臭さのある広告もやっていましたが……

・モリノファンタジー

 新作MMO、モリノファンタジーが登場。何ともどこかで見た事あるような偽ゲーム広告だが、本作をリリースしたSPOTLIGHT NETというのはあの魔剣伝説をリリースした4399が社名を変えた姿だと言えばピンとくる方も多いでしょう。
 本番は9月以降の広告なので、しばらくお待ちください。

 4399の広告はリリース前が一番輝いてるんだよなあ。この映像だけ見ると未曽有の大冒険感があるのはいつもと一緒です。

・シャイニングニキ

 シャイニングニキは実写広告ですら爽やかなのすごいね。やっぱり現実生活をベースにした内容なので、ゲーム広告なのに彼氏が出て来るし、普通にカップルで花火を楽しむ辺り他の広告と一線を隠している。
 この調子で頑張って欲しい広告です。

 なんかコラボしてるけど誰……? と思ったら、いれいすというアイドルグループらしいです。ジャニーズとVtuberと歌い手の良い所取りみたいなアイドル商法なんですかね。
 まあ何にせよ女性人気が高いアイドルグループみたいなので、確かにシャイニングニキをプレイしてもらいたい層には噛み合うコラボだと思います。男が知らないアイドルくらいの方が本当に女性人気があるものなのかもしれない。

・ザ・グランドマフィア

 グランドマフィア、とうとうベビーシッター広告という新ジャンルを開拓してしまう……
 レベル0のチンピラがマフィアボス、マフィア美女に任された赤ん坊を育てるという、絶対に本編には無さそうな描写をしてくる辺りがもう振り切れていて良いですよね。
 その後に連れて来るベビーシッターも、裕福/短気/クール属性の人を選んでしまったせいで上手くいかなかったようである。ふくよか/優しい/裕福属性みたいなベビーシッターが正解っぽいけど、それはおねがい社長の金持ちババでした。やっぱりババなんだよなあ。

 散々な目にあい続けたチンピラが警察にマフィア幹部、そして女ボスを突き出して隠し8連ガチャを引いて大逆転という広告。やっぱり悪事に手を染めないで、警察にチクるのが一番ですよ!
 マフィアボスのくだりとマフィア女王のくだり、そして最後のマフィア幹部の流れは全部違う広告に見えるが、こうして並べてみるとチンピラがひたすらひどい目に遭う映像に早変わり。やっぱり共通の主人公を立てておくってのは映像の使い回しが効いていいですね。

 打ちっぱなしゴルフで美女にゴルフを教えていたらマフィアボスにぶっ飛ばされてしまったので、いつも通り8連ガチャを引く広告。打ちっぱなしなんてのもめっきり見かけなくなりましたね……
 ガチャ演出が拡張パックを引いて出てくるような内容になっているのも特徴的。普段はブリーフケースに入っている隠し8連ガッチャだったのに、何故今回に限って拡張パック形式になったのかはよく分かりません。

 ブランコで遊んでいたらボスに彼女を取られてしまう映像。ブランコの縮尺が変なのもそうなんだけど、ボスに届いてしまうほど長いブランコの鎖も中々狂気的。
 その上1分30秒も既存の映像の繋ぎ合わせが続くので、このチンピラの人生は想像以上にジェットコースターになっている。

 マフィアボスに惚れたウェイトレスが努力してセレブになるが、そのころには別の女にマフィアボスを取られてしまっていた映像。
 音楽も相まってかなりビターな内容。こんな真剣に「始末する」「誘惑する」の選択肢が出て来たことがあっただろうか?

 グランドマフィアのガチャ広告。今時のガチャ広告と違い、シブいおっさんが最高レアの顔してでてくるのは中々いいですね。
 特にアレハンドロ・アレバデスがよかった。

 自分をぞんざいに扱ったマフィアボスを助けるか? という二択を強いられる。
 こんな男の場合ついていっても何も見返りをくれなさそう。

 お盆にちなんだイベントも告示。
 イベントPVらしいが、アクション要素の凝り方はかなりしっかりしている。普段のバカみたいなノリはどこに……

・おねがい社長

 おねがい社長はなんと2周年。金持ちババと関西ボンゴレを描き続けた記念BGMは、これまた広告界の女王、えなこが所属するPPE41というアイドルグループでした。
 なんだかおねがい社長全体のエンディングのように見えてしまうような曲調だけど、今後ともたくさんの広告をリリースする事を祈っております。

 えなこが友人の誘いをおねがい社長で忙しいからと断る広告。せっかくのコラボ広告がこれなのか……
 友人の誘いを断る言い訳におねがい社長を使ったらマジで仲が悪くなりそう。

 他の社長の女に声をかけたらトイレに顔を突っ込まれたので、起業して復讐するいつものやつです。
 スイカ売りのくだりももう一年は擦られた定番のオチ。メモリアルだね。

・エバーテイル

 ジェイソンみたいな奴に追われ、ゾンビのはびこる街を盗んだ車で走り出し、水道管にぶつかって「分かっているんだろう? お前は死んだ」と宣告され、主人公一行が死に、アルファオメガを見つけ、祭壇に向かう。ここまでの内容を25秒で収めているのはすごいよ。
 エバーテイルお得意のメドレー形式の映像広告も、ここまで内容を詰め込み始めたら芸術だよ。マフィアシティですら2本の広告を1本にまとめるくらいなのに、エバーテイルはもう6本くらい25秒で収めてるのはすごい。

 博士が何故か洞窟で待っているパターン。エバーテイルにおける「鳥居」は主人公を殺す謎の手がしばしば登場する点からも分かるように、かなり不吉な意味合いを兼ねている。だから、この鳥居の先にある研究室にいる博士って相当危険な人物ですよ。「あいつを信用するな」になってしまうのも仕方が無い。
 ただ普通の研究室で待っていても世界のバグの影響を強く受けてしまうので、こうして隠れた場所に研究室を別に作っているパターンはあり得るんだよな。

・今月のMVP

 ありませんでした。強いて言うなら荒野行動の荒野五五GOの復活、シャイニングニキのコラボ選定辺りは良いなと思ったけど、せいぜいそれくらいでしょう。
 毎月毎月MVPを選んでいたんだけども、何だか2022年8月はパンチの効いた広告が無いなと感じてしまった。というのも、ちょいちょい書いていたように8月のTwitter広告は全体的に健全寄りの広告が多かった印象があるんですよね。それまでのスーパーウィザードがひど過ぎ、最強でんでんは大規模すぎだと言われたらそこまでなんだけど。
 不健全で違法な広告は無いに越したことは無いんだけども、自分のようなニワカ広告ウォッチャーはそういう不健全広告が無いとその対比として光る優れた健全広告を見逃しがちなのかもしれない。それにしても、健全寄りから不健全ものまで8月は不作月だった気がします。普段は40000字くらいはあるこのまとめが19500字程度にまとまってしまったし。
 とはいえ9月はモリノファンタジーや魔塔転生など見どころある面々が登場するので、8月は特別弱かっただけな気がします。決して完全な広告浄化とまではいかなし、Youtubeも広告を5連続、10連続で流すようになるというニュースもあった通り広告はまだまだ元気。頑張っていきましょう。

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