【高校入試紙面講義】2020年山形県 大問3

日曜日は歴史を行います。今回は前近代の学習を行います。早速やっていきましょう。

■問題(資料などは省略)

カードA ( X )の改革
⇒写真に松平定信
カードB 平治の乱
⇒平清盛が源義朝を破った平治の乱を描いた絵巻物
カードC 建武の新政
⇒写真に後醍醐天皇
カードD 貞永式目
⇒北条泰時に定められた貞永式目の一部が史料としてある
1 Aについて、松平定信が始めた改革の名称には、元号が使われています。( X )に当てはまる元号を書きなさい。
2 B中の下線部(平清盛)に関連して、平清盛が行った貿易について述べた内容として適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 正式な貿易船に、明から与えられた勘合を持たせ、貿易を始めた。
イ 日本の商船に、渡航を許す朱印状を発行して、貿易をさかんにした。
ウ ポルトガルやスペインの商人と、長崎や平戸で、南蛮貿易を始めた。
エ 瀬戸内海の航路を整え、港を整備し、日宋貿易をさかんにした。
3 C中の下線部(後醍醐天皇)について、足利尊氏が京都に新たな天皇を立て、後醍醐天皇が吉野に逃れたことで二つの朝廷に分かれて争った約60年間を何時代というか、書きなさい。
4 Dについて、資料1は貞永式目の一部を要約したものです。次は、信二さんが、貞永式目についてまとめたものです。( Y )に当てはまる言葉を、資料Ⅰをふまえて書きなさい。
 51か条からなる貞永式目は、武士の慣習をまとめたものである。朝廷の律令とは別に、( Y )ための武士独自の法として定められた。
資料Ⅰ
一、地頭は、庄園の年貢を差し押さえてはならない
一、二十年以上継続してその土地を支配していれば、その者に所有を認める。
5 表中の下線部➀(大宝律令)、下線部③(明治)に関連して、資料Ⅱは、古代の律令国家に倣って整えられた明治政府のしくみを模式的に表したものです。資料Ⅱ中の( a )に当てはまる言葉として適切なものを、次のア~エから一つ選び、記号で答えなさい。
ア 太政官 イ 政所 ウ 摂政 エ 老中
資料Ⅱ⇒左院・正院・右院を取り締まる役職が( a )になる
6 表中の下線部②(文永の役が起こる)について、この時の元の皇帝の名前を書きなさい。
7 年代が合うようにA~Dのカードを表にあてはめたとき、表中のア~オのいずれかにあてはまります。A~Dのカードが当てはまるものを、ア~オからそれぞれ一つずつ選び、記号で答えなさい。
表(空欄の前後のみに絞っています)
大宝律令が定められる→( ア )→承久の乱が起こる→( イ )→永仁の徳政令が起こる→( ウ )→応仁の乱が起こる→( エ )→天正遣欧使節が派遣される→( オ )→元号が明治に改まる

■解説

では、さっそく解説をしていきましょう。

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