【高校入試紙面講義】2020年宮城県 大問3

本日もよろしくお願いします。
公立高校の入試まで早いところであと2週間、遅くてもあと1か月弱となりました。入試に向けた最後の仕上げをやってください。
本日は宮城県の公民を取り扱いたいと思います。宮城県はWeb公開をあまりしていないところです(過去問サーチなどでも問題が唯一ないところ)。ですが、宮城県教育委員会に問い合わせたらコピー対応をしていただける、とのことです。もし、問題が欲しい方は問い合わせてください。
河北新聞では唯一Web公開されていますので、今回の問題を見たい方は、こちらからダウンロードして手元に置いてから見てください。
なお、今回の記事については、新傾向の正誤問題が出題されています。今後の公立入試でも出題される恐れが高いため、ぜひ購読して、点差を付けていただけたら、と思います。

■問題の概略

企業の役割と労働者の権利について、を題材に出題がされています。宮城県の問題の特徴は大問ごとに1題、文章記述問題があるのですが、この問題の難易度が非常に高いうえに配点が高いのです。大問ごとの小問が6題、内、文章記述が1題です。大問は5つあり、一つ20点配点です。一問一答記述問題あり、正誤問題あり、とバランスが取れているため、確実に正解を出せないと点差を付けられてしまいます。特に記述問題では部分点が取れるかどうかでも大きく分かれると思います。
注目は問5のメンター制度です。これはあまり教科書でも載っていないため、思考力・関連知識などが問われます。

■解説

それでは解説に行きましょう。

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