【高校入試紙面講義】2020年愛媛県 大問1

今年もあと1週間となりました。今年最後の歴史の紙面講義は2020年の愛媛県を行います。紙面講義は来週1週間はお休みし(その間に無料記事は何本かアップする予定です)、問題解析と問題作成など行いたいと思います。
問題はリセマム・東進などのサイトで掲載されていますので、そちらで問題をダウンロードください。

■問題の概略

よく勘違いされがちですが、大問1だと地理のイメージがありますが、時には先に歴史を行うところもありますので、大問1=地理、という固定概念は捨ててください。
さて、問題ですが、日本のできごとを時代順に説明しています。これはある意味人物史の問題と判断してもいいです。前近代で出る人物史は「個人の業績で出題する」形式です。そのため、出てくる人物に特別な関係性はありません。今回は時代順に並んでいますが、この形式はよく並び替え問題の出題があるので、時代順に活躍した人物を並べられるようにトレーニングもしておきましょう。注意点は問7です。この問題、何も考えずに解くと思わぬひっかけに遭います。
今回は人物の業績と出題の関連性を中心に解説したいと思います。

■解説

それでは、解説を行いましょう。

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